えっ、きみビラーゴなん?ヤマハVIRAGOのトラッカーカスタム

スペインのカスタムバイクショップ AD HOC CAFERACERSがヤマハ・ビラーゴ 1100をベースに製作したカスタムバイクは、ベース車両が本来持っていたスタイルとは真逆にあるものとなっています。見た目だけでなくバイクとしての走行性能はそのスタイルに合ったものへとモディファイされている点が期待されています。詳しく見ていきましょう。

 

スクランブラータイプのように見えるトラッカータイプのバイク

AD HOC #21 ヤマハ・ビラーゴ 1100の写真はこちらになります。シート下のフレーム形状を見ればビラーゴであるとわかる一方で、ブラックメインのカラーリングや無骨で重厚感あるデザインスクランブラータイプのカスタムバイクと一瞬感じさせる雰囲気となっているのが印象的です。スクランブラーと言いたくなるところですが、AD HOCのカテゴリーではトラッカーに分類されています。

ベース車両のヤマハ・ビラーゴ 1100は元々クルーザータイプのバイクですから、純正デザインからのモディファイがかなり大きく為されていることは明らかでしょう。

 

正面から見て気がつく点はヘッドライトが丸型ではなく角型になっていることです。純正ヘッドライトは小さめの丸型ヘッドライトで、どちらかというと存在感が控えめでしたから、角型でレトロな感じを表しながら印象に残りやすいサイズ感でフロントフェイスのデザイン性がバッチリ決まっています。

 

このカスタムバイクではハンドルがアップハンドルタイプからフラット系のハンドルへ変更されています。この種のバーハンドルはオフロードタイプのバイクなどでも採用されており、操縦性の高さが期待できる仕様です。ハンドルガードやバーパッドは装着されず、ストリート色の強さが伺えます。

 

ショップロゴの入った燃料タンク

側面にAD HOCと記されている燃料タンクは、どっしりと構えてる安定感あるデザインです。前後に引かれたセンター部分のホワイトラインと全体のブラックカラーとのコントラストで、全体の統一感を高めています。

 

燃料タンクとハンドルバーの間にスピードメーターが装着されています。シングルメーターですっきりとした印象です。メーターの縁部分がメッキ仕様となっています。

 

サイドパネル非装着でスタイリッシュ性が向上

モディファイにあたってサイドパネルが取り外され、シート下部のフレームが剥き出しとなっています。VIRAGO 1100のこのフレーム部分は、サイドパネルと純正シートで埋められているようなデザインをしていますので、その部分がすっきりとしたことで印象がガラッと変わっているのです。

 

シートも純正シートからフラット系のシートへと変更、ゆったりと走るアメリカンな雰囲気から一点、やんちゃでストリート色あふれるバイクとなっています。オフロードバイク好きな筆者としては、このスタイルは結構好みです。

 

メーカーはわかりませんが、前後サスペンションは純正品から変更されています。フロントフォークは倒立式へ変更、さらに写真で見る限りではキャスター角が純正より小さくなっているようにも感じられます。クルーザータイプのバイクをトラッカータイプへモディファイしたということを考えると、正立式のフロントフォークから倒立式へ変更することも、キャスター角を小さくすることも、納得のいく合理的なカスタム(と言うよりはチューニング)と言って良いでしょう。

 

まとめ

クルーズタイプのバイクとして製作されたヤマハ・ビラーゴ 1100をトラッカータイプへモディファイするなど、スタイルが大きく異なるバイクへと変貌していることがわかります。モディファイに合わせて走行性能が向上していることも明らかです。AD HOC ヤマハ・ビラーゴ 1100のような「業界違いの転職」的カスタムを実践することもバイクの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

AD HOC CAFERACERS

08912, Barcelona, Cataluña, (Spain)

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