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2019年5月にお披露目されたAtelier Sur Les Chapeaux De RouesのヤマハのXSR700をベースにしたカスタムバイク、バイクに関する情報は少ないですが、写真をたっぷりと入手しました。
実はこれ、ヨーロッパ・ヤマハのカスタム企画「YAMAHA Yard Built」のために製作されたバイクとなっているのです。ここではそのカスタムバイクを写真でチェックし、どういうバイクになっているのかを写真からチェックしていきましょう。
デザインをチェック
全体を見るとブラックカラーがメインです。バイクのイメージに大きく影響する燃料タンクはホワイトを基調として部分的にレッド・ブラック・グレーの四角形が描かれています。純正形状部分も残っていますが、ヤマハ・ヤード・ビルトで決められた条件内で、ほとんどカスタムの手が加えられた車両となっている点がポイントです。
少なくとも、エンジンカバーは純正のままとなっています。
エキゾーストパイプの位置が純正バイクでは考えられない高い位置に固定されていて(純正ではエンジンカバー下部を通る形となっていましたえ)、軽装で乗ったら間違いなく火傷します。しかしそれによって独自の形状をしている純正エンジンカバーを強調する形になっていて、カッコいいです。
フロントフェンダーは短い規格のものが取り付けられています。
メカ的なポイントはどうなっている?
タイヤから見てみましょう。タイヤにはオフロード向けのものが組み付けられています。SLCDR SCRAMBLER YARD BUILTとあるようにこのバイクはスクランブラータイプですから、オフロード走行が念頭に置かれていることは、当然と言えば当然です。
ハンドル周りをチェックすると、ハンドルバーには赤背景に白文字でYAMAHAと入ったバーパッドが巻かれています。ハンドルグリップはバーパッドやタンクのデザインに合わせるようにオレンジカラーのものが選ばれていて、統一感の高さが伺えます。写真を見る限り、ハンドルの高さが純正より高い位置にあるという印象です。
ブレーキレバーとシフトレバーはともにブラックカラーのショートレバータイプが取り付けられています。オフロードを走行するバイクで手を入れられているものであれば、王道・定番でなおかつ実用的なカスタムです。ブラックにしたことで車両全体から、より締まった雰囲気が醸し出されています。
気が付いた方もいらっしゃるかと思いますが、実はサイドミラーが左側にしかなくてアシンメトリーになっています、理由は不明です。フランスは右側走行のため、左側の様子だけ見えるようにしているのではないか、と考えられます。
タンクを正面から見てみると、なんとデジタルメーターがタンクキャップであろう部分に埋め込まれています。本来、純正メーターはハンドルバー中央上部付近です。SLCDR SCRAMBLER YAMAHA YARD BUILTタンクはは、横から見ても真上から見ても味のあるタンクになっています。
そしてよく見てみると、カスタムバイクショップの頭文字を取ったSLCDRのエンブレムがメーター下部に付いていて、Atelier Sur Les Chapeaux De Rouesのカスタムバイクとしてのオリジナリティが高くなっているのです。
スタイリッシュにオフロードを走れるバイク
SLCDR SCRAMBLER YAMAHA YARD BUILTは、カッコよくスタイリッシュにオフロードを走ることができるカスタムバイクです。オフロードだけでなく街中でも映えるデザインとなっています。車両全体のカラーリングなどであれば模倣することもできるので、参考にしたいところです。