バンクしたい…MotoGPが解説する上手なバンクのコツ

先日MotoGPの決勝戦が終わり、熱き戦いが終わりましたね。来シーズンからは、かつてはライバルとして戦った選手が同じチームメイトとして参戦するチームもあり、心機一転!来シーズンの戦いに向けて、さらに選手たちを応援していきたいと思ったのです。あんな風にかっこよく走ってみたいのですが…

そんなに簡単には走れないのが現実。でもライディングスキルを磨いていく楽しさや、どうすれば速く走れるのか考えることもライダーとしては楽しい!のです。(法定速度を守って上で、走行しましょう。)みなさんは、どんなライディングでバイクを楽しんでいるのでしょうか。

今回はライディングテクニック、略して「ライテク」を少し研究してみましたのでご紹介したいと思います。

 

MotoGPのバイクは何故あんなにも速いのか

グランプリを獲得するほどのバイクは、グリップ力のあるタイヤと高剛性のシャシー、深いバンク角でも安定したハンドリングが可能なデザイン、設計が追求されています。マシンを創り上げるチームとマシンを乗りこなせるライダーがいるからこそ速く走れるのです。

 

バイクがコーナーを曲がるときには、外側に向かう力(遠心力)タイヤの摩擦力、さらに垂直抗力(ライダーとバイクの質量と同じ)が全ての方向に対して釣り合っていることが必要です。カーブの半径が小さく速度が速いほど、タイヤの摩擦力が必要となるので良いタイヤで走行することが重要となります。カウンターステアとは、リアのタイヤがグリップを失い横方向にスライドしないようにエネルギーを収束させる操作。

 

まず進行方向と逆の方向にハンドルを切り、コーナーに進入します。

 

次に遠心力に対抗するためハンドルを左に回転させ、バイクを右に傾けます。そして、さらにハンドルを回転させながらバイクを傾けてコーナーリング。

 

例えば時速70キロでコーナーリングする場合、少なくとも膝擦りができる角度(約27度)が物理的に必要となります。もし曲がりきれない場合にブレーキを握ると、タイヤがグリップを取り戻すため、ライダーは飛ばされることに……。

そのため速くコーナリングをするためには、いかに最短の速度で減速し、できるだけ早く加速して元の速度に戻れるかにかかっているのです。このライダーのスキルは、MotoGPを応援したくなる見どころのひとつでもあります。

そしてマシンだけが速くても、ライダーのスキルが十分であっても、いちばん最後の表彰台には昇ることができない…… 過酷な世界。ですので画面を通してみるMotoGPとなりますが、最後にチームで喜び合う姿には感動してしまうのです。

 

バイクは楽しいのですが、ときに危険をともなう乗り物。ずっと楽しくバイクに乗れるように、「ライテク」を少しずつマスターして一緒にバイクライフを楽しみましょう。

 

「セルフステア」を知っておこう

バイクはある程度バンクさせないと曲がらないため、速度とバンク角、ステアリング舵角を考えることが必要。車体を傾けることで、自然とハンドルが切れて曲がる仕組みが「セルフステア」です。

バイクでの直進やコーナリングができる、基本の原理となっています。しかし車体を深く傾けたからといって、ステアリングの舵角がついていなければ曲がりません。

コーナリングでは腕や肩などをリラックスさせて、上半身を力を抜くことが大切です。肩や腕、手に力が入ってしまうと、ハンドルを握っている手に力が入り、セルフステアを妨げる原因になります。

さらに緊張すると肩の位置があがるので、できるだけ力を抜いて肩を意識的に下げてみましょう。

 

ライディングとタイヤとの関係

バイクは速度や傾きによって力を分散させるので、減速が十分でないとタイヤが滑りラインが外側へ膨らみます。場合によっては転倒するリスクもあるので、無理に加速せず速度やバンク角を整えてからバランスを保ちましょう。

新品のタイヤは、製造によって油分が表面に残っているのでスリップダウンすることも。

加速や減速を行い、タイヤとサスペンションを伸縮させタイヤ内の空気を温めましょう。タイヤが冷えている状態では、いくら溝のあるタイヤでもタイヤの分子が活性化されず、路面を捉えることができないのです。

 

寒くなると信号待ちの間でも、タイヤが冷えてしまいます。タイヤの内部が温まるまでは、走り始めはゆっくり加速し穏やかにブレーキをして少しずつタイヤを温めましょう。

雨の日も寒い日も、バイクライフを楽しむために。バイクの特性を知って少しずつライディングスキルをアップさせれば、さらにカッコいいライダーになれるのではないでしょうか。

 

くれぐれも安全運転で、これからも一緒にバイク生活を楽しみましょう!