粗大ゴミでは出せない!? クルマ・バイク用バッテリーの処分方法

定期的に必要となるメンテナンスのひとつであるバッテリー交換は、特殊な工具も必要ないですし、自分で作業してしまうという方も多いハズ。そこで問題になってくるのが、外した古いバッテリーをどう処分するか。もちろんゴミ捨て場にそのままもっていくのもそこらに放置したり、投棄してしまうのも絶対にNGです。じゃあどうしたらいいかというと、新バッテリーをどのように購入したかによって、コストの面でベストな方法は変わってきます。

 

店頭購入なら無料引き取り

基本的に店頭で新バッテリーを購入した場合、通常はその店で古いバッテリーの引取りもしてくれます。ただし交換作業を自宅で行った場合は要注意。後日あらためて持ち込む際、その店で購入したことを証明できる書類が必要となることもあるので、きちんとレシートや領収書等を保管しておきましょう。

 

通販購入の場合、処分方法はさまざま

最近はネットショッピングも便利になりましたし、とにかく安くおさえるなら通販という方も多くなってきました。こちらの場合は大きく分けて4つ方法があります。

 

無料になることもある廃品回収業者

まずは、定期的に街をクルマで巡回している廃品回収業者を利用してみるとよいです。彼らからすれば再生バッテリーの元になりますし、金属資源として見ても価値のある商品ですから、だいたい無料で引き取ってくれます

でも場合によっては出張費を請求されたり、足元を見られて「産業廃棄物扱いだから」と高額な引き取り料を吹っ掛けられることもあるので、事前確認や相見積もりをとっておくと安心です。

 

バイク屋や整備工場も相談に乗ってくれる

懇意にしているバイク屋や整備工場があれば、そちらを頼るのも手です。無料で引き取ってくれることもありますが、先方の好意によるところなので、こればかりは日頃どれだけ良好な関係が築けているか次第ですね。あまり付き合いがなくても、有料ならどこでも対応してくれます。

 

ガソリンスタンドも持ち込みOK

さすがに無料のところは少ないですし、店舗にもよりますが、実はガソリンスタンドもバッテリーの処分を請け負ってくれています。持ち込む前に事前に確認しておくとよいでしょう。セルフサービスのスタンドでは最低限の人員配置しかしていないので、フルサービスの整備場併設のところをなるべく選んだ方が、引取ってくれる可能性は高いです

 

意外と知らない通販引き取り

購入も通販でできるなら、処分も通販でできないかなんて誰が考えたのか。なんとそうしたサービスを展開している処分業者はちゃんと存在しているんです。バッテリーの大小による送料で費用は変わってきますが、おおよそ500~1000円で処分できます。「バッテリー 引取り 通販」等のキーワードで検索すれば多数ヒットしますから、条件に合ったところを検討してみましょう。

通販で新バッテリーを購入した場合に、引取りサービスをつけてくれるショップもありますが、最低でも発送の手間はかかってしまうのは致し方ないところです。

 

古バッテリーの放置はさまざまなリスクを招く

ところでこれだけきっちり処分しなければいけないなんて、なんだか面倒ですよね。でも、それにはきちんと理由があります。放置しておくといろいろなリスクを招いてしまうんです。

 

あわや火災のおそれも

バイクやクルマで使用できるほど電力を発生していなくとも、バッテリー内の化学反応は止まっていません。つまり電力とそれに伴う水素の発生も継続されしまっている状態なのです。

そうなると金属製の何かが倒れかかって端子と接触すると大変なことになる場合も。ショートして火花がちり、漏れ出した水素ガスへ引火して火災になるなんて最悪の事態だって考えられます。

 

健康被害や土壌汚染になることも

さらにいえば、中身が漏れ出した場合もかなり問題です。現在主流となっているバッテリーの中味は希硫酸と鉛。健康被害や土壌の汚染につながる有害物質ばかりです。容器は比較的頑丈な作りになっているものの、経年劣化は避けられないですからね。

 

こうしたリスクを考えると扱いが慎重になるのもわかります。もしバッテリー交換後に、古いほうを一定期間保管するときは、電極をビニールテープで巻いて絶縁し、できる限り通気性のいい場所に置くようにしましょう。発送したり、持ち込む際も絶縁処理だけは忘れずに。

 

バッテリー購入時は処理の仕方も考えておく

こうして処分費用や持ち込み、それに発送の手間までトータルで考えると、通販のほうが必ずしも安あがりとはいえないですね。バッテリーを交換する際は、目先の安さにとらわれず、後々のことまでしっかり考えておきましょう。

Kenn

Kenn

モノと生き物の境目が曖昧なちょっとイタい人。 バイク・クルマに限らず、作り手の情熱・魂の込もったモノに惹かれます。 DOS時代から名乗っているハンドルなので、某声優のほうが後発デスヨ