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BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

カフェレーサー。このなんともオシャレなバイクの起源は1960年代のイギリス・ロンドンです。そこでは、カフェで音楽をかけ1曲が終わるまでに決められたコースを走って戻ってくるというレース遊びが流行りました。より速さを追求していった結果、あのシンプルな車体と前傾姿勢で、空気抵抗をできるだけ少なくしたスタイルが誕生しました。

 

60年近く経った現代でも、様々なカスタムショップがバイクをカフェレーサースタイルへ作り変えています。ポーランドの「Cardsharper Customs」もそのひとつ。BMWの旧車「K100」が寒いポーランドにぴったりな白黒のカモ柄で、オシャレでイカしたバイクへと変貌しています。

 

ベースはBMWの挑戦的な旧車「K100」

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

BMW「K100 LT」(1986~1991)

ベース車となっているBMW「K100」は1983年から1996年に製造販売されたバイクです。それまで主力だった水平対向2気筒のRシリーズからうってかわって、水冷縦置き4気筒エンジンを採用しています。BMWにとってはそれまでの殻を破る挑戦的な一台だったことは確かです。Cardsharper Customsはその中でも1986年にマイナーチェンジし、日本仕様も販売されたツーリングモデル「K100 LT」をベースにしました。

 

そんな歴史をなぞるかのように、Cardsharper Customsもまたこの一台を作り上げる間に一大転換期を迎えていました。実は、2017年には業績の悪化から事業の閉鎖を検討。オーナーであるJacek Mulakさんは生活のための仕事に就くことを考えていました。

それでもバイクへの思いが強かったのでしょう。クラウドファンディングを立ち上げて、なんとか資金を調達。ショップの存続と最高峰のカスタムバイクの制作に成功したのです。

 

K100ポーランド仕様、3つの注目ポイント

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

Cardsharper Customsのカスタムへのこだわりは、アクセサリーで着飾るのではなくバイク全体の印象を一貫させるというところにあります。確かに30年も前のバイクがベースだとは思えない、本当に美しいバイクですね。そして、下記3つの注目ポイントがカスタムの質をより高めています。

 

寒い地域にぴったりな白黒のカモ柄

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

視界に入ってすぐに目を引かれる、大胆な白黒のカモがあしらわれたデザイン。雪積もった森の中でカモフラージュ効果を発揮するこの柄は、寒い日はマイナス15度にもなる寒いポーランドのイメージによくマッチしています。

白黒はバイクの各パーツとも相性が良く、タイヤの黒、マフラーの銀色などと統一感が感じられてスタイリッシュです。

 

見た目と実用性を兼ね備えた電気系統

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

見た目だけのカスタムではありません。ライトアップされるスピードメータとタコメータ、キーレスイグニッションなど電気系統にもこだわりを持っています。エンジンをかけて初めて分かるきめ細やかな演出にまで手を抜かないという、ビルダーの意気込みが感じられるかのようです

 

BMW感を残す正統派なカスタム

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

K100の大きな特徴は、前述したようにやはり縦置き4気筒エンジン。横からガツンと飛び出たシリンダーは、大胆に刻まれたロゴと相まってBMWらしさが感じ取れますね。

そこを活かそうと考えたのか、サイドカウルを無くしたりショートテールにしたりと、全体的にシンプルなスタイリングを追求。エンジンを強調したデザインになっています。大幅にビルダーの創意工夫を反映しつつも、メーカーへの敬意も忘れないという粋な工夫です

 

寒い日にぴったりなスタイリッシュマシン

BMWの旧車「K100」がカモ柄のイカしたカフェレーサーに大変身!

こうして見直してみると、緑が生い茂る夏より、寒くなって木々が枯れだしてから乗りたいデザインですね。自分の手で電気系統をいじるのは難易度高めですが、ペイントはちょっとマネできそう。ショップに頼んだり、自家塗装したりもいいですが、ラッピングシートならカモ柄を含めていろんなものがカンタンに購入できるので、もっと手軽にデザインを変えられます。

Cardsharper Customsのような最高のクールさは出せないかもしれませんが、そのエッセンスはマネできちゃうかもしれませんよ。

Writer: じゃこ

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