バイクは危ない?他の乗り物と徹底比較してみた!

みなさんはバイクの免許を取るとき、誰かに相談しましたか?

たいてい「バイクの免許を取りたい!」と親や家族に言うと、「バイクは危ないからダメ」と反対された経験があるのではないでしょうか。免許を取りたいと考えている方へ、何故周囲の人がバイクが危ない!と言っているのか。この現状について、調べてみましたのでご紹介したいと思います。

 

10年前と比較した警視庁交通局のデータ

平成30年度2月15日に発表された警視庁交通局のデータによると、交通事故の発生状況での死者数の推移は、平成29年度で人口10万人当たり2.91人。これは10年前の平成19年度4.54人と比較すると、約36%減少していることになります。しかし年齢別にみると高齢者(65歳以上)による事故の割合は、過去最高の54.8%と高水準。

さらに詳しく状態別での死者数(人口10万人当たり平成19年→平成29年)を見てみましょう。

 

1位 歩行中(33.9%→36.5%)

2位 自動車乗車中(35.1%→33.1%)

3位 二輪車乗車中(17.9%→17.1%)

4位 自転車乗車中(13.0%→13.0%)

5位 その他(0.2%→0.4%)

 

このデータを乗り物別でみると、バイクよりクルマでの死者数が多いことがわかります。

それでも何故「バイクは危ない」と言われるのでしょうか、さらに詳しくみていきましょう。

 

次に、免許の取得数から考えてみます。自動車(第一種、第二種を含む)の運転免許を持っている人数を調べてみると約8,220万人、大型二輪や普通二輪、原付の免許を取得している人は、約29万人です。圧倒的に二輪免許を保持している人の方が少ないという結果となり、全体の占める割合は約1.5%となっています。

そして実際の死亡事故数を調べてみると…、

2018年2月27日に更新された警視庁のデータでは、平成29年度における東京都内での死者数164人のうちバイクの死者数は41人。東京都内における死亡事故の25.0%を占め、全国のバイクの死亡事故(約17.1%)と比較すると多いという結果が得られています。

 

次に、クルマによる死亡事故のデータをみてみましょう。東京都内では164人のうち17人(10.4%)、全国では3,694人のうち1,221人(33.1%)となり、全国での構成率でみるとバイクよりクルマによる死亡事故が多いという結果となっています。

以上の結果により免許を保持している総数から考えると、クルマより圧倒的に少ないにも関わらず事故率は高いということがわかります。

 

バイクはクルマと違い身体を保護されている部分が少なく、事故によって衝撃に耐えられなければ転倒するしかありません。そうなると胸部プロテクターやヘルメットのあご紐をしっかり締めていても、重大な事故となる可能性が高いのが現状です。

さらに衝突によって、スピードが出ていれば何メートルも飛ばされてしまうのです。高速道路などで反対車線に飛ばされてしまうと、大きな事故となってしまいますね…

これがバイクがクルマと違い「安全ではない」、と言われる要因のひとつではないでしょうか。

都内においては、通勤時の午前4時から午前8時、午後6時から午後10時のあいだに死亡事故が多くなっています。慣れた道でも安全を確認しながら、バイクライフを楽しむことが大切ですね。

 

バイクが加害者になるケースと被害者になるケース

できれば事故は起こしたくないと誰もが思っているのですが、いつ事故を起こしてしまうか予測がつかないのが事故の怖さ。そしてバイクでの事故の相手となるのは、クルマだけではありません。例えば道路を横断している自転車や通行している人であった場合、 バイクが加害者となる可能性もありますね。

かなりのスピードが出ているとそれだけ事故による衝撃が大きく、場合によっては死亡事故を引き起こします。こんな悲しい事故を起こさないためにも、自分が加害者となる場合があることを知っておきましょう。

またバイクはクルマと比較すると一定の加速力があり、死角に入ってしまうと認識してもらえないこともあります。バイクの特性を知って、道路を走行することも重要ですね。

 

死亡事故の要因

気をつけていても、起ってしまう事故…。少しでも遭遇しないように、起りやすい事故の要因を知っておくことも大切です。

バイクでの事故は、どんな時に起こっているのでしょうか。

観光や娯楽、ドライブ中に死亡事故を起こす割合が、他の車両と比べて約2倍高いという結果に。そして、東京や大阪など大都市に居住している運転者は、自分の居住県以外の県から出て死亡事故を起こすことが多いことがわかっています。

さらに詳細を分析した結果、単独での事故と車両同士での事故が半数ずつとなり、工作物への衝突や転倒、正面衝突による事故が多くなっています。知らない場所での走行は道にまようこともあり、不慣れな道路状況に対応しにくいというのが現状なのでしょう。

確かにツーリングに出かけると、思っていたよりカーブが長く鋭角であると曲がり切れないこともあります。幸いにも対向車がいなかったので接触することはなかったのですが、一歩間違うと事故につながる出来事だったと思います。

 

知らない場所をツーリングすることが多いライダーのみなさん!楽しくツーリングを終えるためにも、スピードの出しすぎには十分注意しましょう。できれば、その土地に熟知したライダーと一緒にツーリングに行くことをおすすめします。こんなときこそ、ライダー仲間は大切ですね。

これからも、ずっと楽しいバイクライフを!お互いに維持していきましょう。

 

資料は、平成30年1月31日までに入手したデータによって作成しています。
引用-警視庁交通局