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ジャパンモビリティショーでは、一貫してモビリティに特化した展示を行っていたのがホンダです。
未来のモビリティを感じさせつつも、モーターサイクル好きには少々寂しい内容でした。しかし、ホンダは祖業であるモーターサイクルと日本のライダーを忘れていません。EICMA2023(ミラノショー2023)で、日本の普通二輪運転免許ライダーを喜ばせる魅力的なニューモデルを発表しました!
日本では「NX400」が発売予定!
まず最初にご紹介するのは、ホンダが「NX500」として公開した新しいクロスオーバーモデルです。世代によってはデュアルパーパスと呼びたくなりますが、これが時代に即したジャンル名となります。
長距離アドベンチャーからグラベルトレイル、市街地やワインディングまで、さまざまなシーンで楽しめるように設計されています。
このモデルは既存の「CB500X」をベースに開発され、新しいスタイリングと各部の仕様と性能がアップグレードされています。
例えば、1.5kg軽量化された5スポークアルミキャストホイールの採用により、車両重量は196kgになりました。また、フロントフォークは41mm径のショーワ製SFF-BP倒立タイプを装備しており、スプリングレートとダンピングの見直しにより、ハンドリングダイナミクスとフィーリングが向上しています。
「NX500」に搭載されるのは排気量471ccの水冷並列2気筒DOHCエンジンで、最高出力は35kW / 8,600rpmです。日本版の「NX400」の扱いやすさが継承されるでしょう。
また、新しいフューエル・インジェクションの設定により、鋭い加速を実現しています。
カラーラインアップにはホワイト、ブラック、そしてホンダらしいレッドの3色が揃っています。
発売時期と価格は未定ですが、ホンダは「NX400」の国内発売を予告しています。これは非常に楽しみなモデルとなりそうですね。
「NX500」のスペック
エンジン型式 | 水冷 4ストローク 並列2気筒DOHC |
排気量 | 471cc |
最高出力 | 35kW / 8,600rpm |
最大トルク | 43Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 196kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,165 × 830 × 1,415 |
最低地上高 | 180mm |
シート高 | 830mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17.5L |
タイヤサイズ | F:110/80R19M/C59H、R:160/60R17M/C69H |
カラー | ホワイト、ブラック、レッド |
価格 | 未定 |
日本では新型「CBR400R」として登場予定!
次に紹介するのは、新型「CBR500R」です。こちらは日本では「CBR400R」として登場する予定です。
新しいフューエルインジェクションのセッティングにより、低回転域の加速が向上しています。
空気力学に基づいたフェアリングウィングレットをはじめ、新設計されたヘッドライトや「CBR1000RR-R Fireblade」を彷彿とさせるデザインがあしらわれた豪華仕様です。
5インチのフルカラーTFTスクリーンはHonda RoadSyncのインターフェースとしても機能します。
カラーラインアップはレッドとブラックの2色展開で、発売開始時期・価格は未定です。
低速域でのパフォーマンスアップに加え、魅力的なエクステリアを備えた新しい「CBR400R」は、普通二輪運転免許ライダーにとって喜ばしいモデルとなります。
「CBR500R」のスペック
エンジン型式 | 水冷並列2気筒DOHC |
排気量 | 471cc |
最高出力 | 35kW / 8,600rpm |
最大トルク | 43Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 191kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,080 × 760 × 1,145 |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 785mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17.1L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C (58W)、R:160/60ZR17M/C (69W) |
カラー | レッド、ブラック |
価格 | 未定 |
これらの新モデルは、ホンダがモビリティの未来に向けて進化する姿勢を示しています。特に、日本市場向けに展開される「NX500」と「CBR400R」は、ライダーの期待に応えつつ、モーターサイクルの新しいスタンダードを提案することが期待されます。
これからの展開にますます注目が集まりますが、ホンダの伝統と技術が結集された新モデルたちが、モーターサイクルファンにとって魅力的な選択肢となることでしょう。発売が楽しみですね!