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世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

おそらく世界初となるヤマハ「NIKEN(ナイケン)」のカスタム車両が12月、ポーランドのカスタムバイクビルダー「Game Over Cycles」より発表されました。

 

世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

まるでエイリアンのような相貌にあらゆるライダーの度肝を抜いたヤマハ「NIKEN(ナイケン)」のカスタムにクローズアップしてみましょう。

 

Game Over Cyclesの初挑戦

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まるで映画「エイリアン」シリーズに登場しそうなエクストラ・テレストリアルデザインを得意とするGame Over Cycles(GOC)は、ポーランドに本拠地を置く凄腕ビルダー集団です。世界で最初のタトゥー入りカスタムバイク「Recidivist」などのユニークな作品の生みの親としても有名です。

GOCはすでに15個の国際的なものを含む22個の賞を獲得しており、そのうち8つのトロフィーがヨーロッパ最大のバイクフェスティバルである「European Bike Week(EBW)」で受賞したものです。

 

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タンクサイドにゴーストスカルが施されたユーロスタイルなソフテイル。タンクやエキパイの取り回しから、並々ならぬこだわりを感じる一台だ。

 

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エイリアンのようなプレデターのような、なんとも形容し難い独創的なデザイン。フロントフォークがヘッドライトナセル(と呼んでいいのか…)が一体型となっており、強烈なフロントビューを演出している。プライマリー カバーなど随所にエイジング加工も施されており、全体的な雰囲気に一体感がある。

 

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過去の作品からもわかる通り、他ビルダーとは一線を画した世界観と、それを実現させる巧みな板金技術が特徴のビルダーです。普段はハーレーをベースに使用することが多く、日本車を使用したことは過去にはありませんでした。

 

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そんな彼らがヤマハ発動機ポーランドと協力して、「元からユニークな車両であるナイケンを、ユニークなビルダーがカスタムする」というとんでもないコラボレーションを企画。完成したナイケンは、2019年12月6〜8日にドイツはバートザルツフレンで開かれた世界的なカスタムバイクショーで初披露されました。1,000台ものライバルを押しのけ、見事「クレイジーバイク賞」をもぎ取りました。

 

ベースとなったナイケンについての基本的な情報は、こちらで詳しくご紹介しているのでご参考ください。

2018年に発売予定!ヤマハ「NIKEN」をデザインコンセプトモデル「01GEN」から復習だ!

ホスト界の帝王ローランドがついに大型二輪免許取得!しかもナイケンに乗る!?

ヤマハ「Niken」は海外からどんな反応なのかをまとめてみた!

 

 

驚異の作業工数

世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

ステルス機のような、直線と曲面を織り交ぜた独特なデザインはまさに地球外生命体(Extra-Terrestrial Being)ですね。今回のカスタムに用いられたアルミ製の外装パーツは、もちろんすべてワンオフで製作されています。作業時間はなんと合計1,400時間にも上り、あらゆるカスタムの中でもトップクラスの工数と言えます。

それでは、そのカスタムの詳細にも触れていきましょう。

 

世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

GOCの責任者であるスタニスワフ・ミシュコフスキ氏は、同社の最新プロジェクトの起源について次のようにコメントしています。

多くの人にとってナイケンは革命的であり、物議を醸したバイクでした。そして、私たちのカスタムスタイルに対する人々の反応はまさにそれと同じで、だからこそ私たちはこのナイケンという車両に興味を持ったのです。技術面にいおいてこのマシンは何も手を加える必要がありません。日本の技術は世界最高レベルであり、それが故にナイケンは優れた運転能力を発揮していますが、初めて実車を見たときから、外装をカスタムすることだけで新たなキャラクターを与えることができるのではないかと考えていました。これを達成するために、私たちは全体のフォルム(ビジュアル)を再設計しました。

 

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樹脂製の外装パーツはことごとくアルミ製のオリジナルパーツに置き換えられています。そのおかげで、空力特性を失うことなく、車両の形状がよりシャープになり、さらに攻撃的となりました。

ミシュコフスキーは笑いながら次のように語ります。

カスタムの作業の中でも最も特別な挑戦だったのが、ナイケンの機能メカニズムとその外観の組み合わせでした。基のデザインとは異なる美学を構築しながら、デザイナーはバイクが左右に曲がったり傾いたりするときの可動式パーツが干渉しないよう、すべての外装パーツを綿密に設計・調整する必要がありました。内見のフロントサスペンションはあらゆる方向に動くため、新しいビジュアル要素と本来の駆動系パーツとの適切なバランスは、ナイケンをカスタムする上で最も困難な部分でした。

 

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「失敗を恐れず、もう一段高い目標に取り組む」というヤマハの行動指針のひとつが、しっかりと車体に刻み込んまれています。このカスタムのまま日本で走ると、やや怖がられそうですね…。

 

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フロントに「ナイケン」ならぬ「二剣」と書いてありますね。え?ナイケンじゃないの?本名ニーケンなの?

そんな事はいいとして、ヤマハ発動機ポーランドの事業本部長マグダレナ・ピスコルツは、このプロジェクトについて次のようにコメントしています。

「最新のプロジェクトで彼(GOC)がこのモデルを選んでくれたのはとても喜ばしいことです。ヤマハにとって非常に革新的でユニークな試みで、その筋のプロフェッショナルと共に働くことは非常に光栄です。」

 

カスタム内容一覧

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あまりにもカスタムパーツが多いため箇条書きでのご紹介となりますが、いくつか部位に分けてみていきましょう。

 

ハンドル周り

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  • 各種レバー
  • ミラー
  • スピードメーターカバー

 

フロント&足回り

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  • アクスルカバー
  • フロントフェンダー
  • リアフェンダー
  • エキゾースト(アクラポビッチ)
  • サブフレーム
  • シートベース
  • エンジンカバー
  • ヘッドライト&カバー
  • サスペンションカバー

 

その他

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  • ガソリンタンク
  • エアフィルター
  • ラジエーター
  • バッテリーボックス

 

まとめ

世界初のNIKENカスタムがやべえ!YAMAHAポーランドが車体提供をした異例のプロジェクト

いかがだったでしょうか。まるで初めてナイケンが世にお披露目された時と同じような衝撃すら覚えるほどの、奇抜で独創的なマシンでしたね。「エイリアン×チャボ×ユーロカスタム」そこにちょっとだけスチームパンクのエッセンスを加えたテイストが好きな方はぜひ彼らの作品集を覗いてみてください。

以上、世界初となるであろう、ヤマハ「NIKEN(ナイケン)」のフルカスタムについてお知らせいたしました。

Game Over Cycles

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Writer: ZANGE

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