先日、ハスクバーナ初のアドベンチャーモデルである「Norden 901(ノーデン)901」が、2022年度のグッドデザイン賞を受賞しました！

そこで今回は「ノーデン901」についてご紹介しつつ、グッドデザイン賞受賞の理由もあわせてご紹介いたします。

「ノーデン901」は扱いやすい冒険マシン！

コチラが今回グッドデザイン賞を受賞された、ハスクバーナ「ノーデン901」。ご覧の通り、今のも冒険に出かけたくなるような凛々しいアドベンチャーモデルです。

ご存知の方にとっては復習となりますが、アドベンチャーツアラーとは、例えばホンダ「CRF1000L アフリカツイン」やBMW「R1250GS アドベンチャーツアラー」のような、高速道路から未舗装路、ワインディングから砂漠地帯まで、様々な環境下での走行に耐えうる走破性を有するアドベンチャー＝冒険に資するべく開発されたモーターサイクルのこと。

「ノーデン901」は、そんなアドベンチャーツアラーにカテゴライズされたハスクバーナ初のモデルです。

「ノーデン 901」の特長は以下の通り。

• 高いデュアルパーパス性能とクリーンでモダンなデザインを両立
• スウェーデンを起源とするブランドならではの印象的なカラーとグラフィックを採用
• 左右に振り分けられた形状を持つ燃料タンクにより、スリムなエルゴノミクスと低重心化を実現

つまり「ミニマルなスタイリングと大胆なデザイン＋人間工学に基づいて設計されたマシンの扱いやすさ」を備えたアドベンチャーツアラーと言えるでしょう。

「ノーデン901」扱いやすさの秘密は低重心と軽量設計！

ノーデン901に搭載されるエンジンは、総排気量889ccの並列２気筒エンジン。最高出力77kW / 8,000rpm、最大トルク100N・m / 6,500rpmと、高出力・高トルクというわけではありませんが、非常に素直で扱いやすく必要十二分な特性となっています。なお、サービスインターバルは15,000kmと設定されており、長旅のお供にも最適です。

フロントフォークは220mmのWP製倒立タイプが装備されており、コンプレッションとリバウンドダンピングの調整が可能となっています。

リヤサスペンションも同じく215mmのWP製が採用されており、スプリングプリロードとリバウンドダンピングの調整が可能となっています。

技術的な注目ポイントとして特筆すべきは、左右に振り分けられたガソリンタンク。給油口は一般的な場所にありますが燃料タンク自体は左右の低い位置に振り分けられており、これによって低重心化が図られているのです。

また、フレームはハスクバーナ自慢のクロモリ製トレリスフレームです。高性能なモーターサイクルの多くが採用しているように「ノーデン 901」でもエンジンを構造部材として採用することで軽量・コンパクトな車体設計を実現しています。

「ノーデン901」は2022年グッドデザイン賞を受賞！

そんな技術的にもデザイン的にも優れたハスクバーナ「ノーデン901」は、2022年グッドデザイン賞も受賞しています。

グッドデザイン賞とは、1957年に通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」を継承する公益財団法人日本デザイン振興会によって開催される日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みです。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されています。

審査員による「ノーデン 901」の評価は以下の通り。

アドベンチャーバイクはオフロードや舗装路を安心して安全に長距離走行する機能と性能が視覚的に求められる。ノーデン901はアドベンチャーバイクの様式を守りながら北欧ブランドが得意とするモダンなデザインランゲージを用いることで、従来の荒々しい表現とは異なる手法で高い機能を実現している。そのクリーンな佇まいは新鮮だ。ハスクバーナ初のアドベンチャーモデルとして、モノトーンにイエローアクセントのCMFが若々しい印象を与え、ブランドの統一感を表現している。

グッドデザイン賞受賞によって総合的に優れたデザインとしても“お墨付き”のアドベンチャーツアラー「ノーデン901」。アドベンチャーツアラーへの乗り換えを検討中の方には、是非とも候補に入れていただきたい一台です！