半ヘルは250ccのバイクには不可?見落としがちな落とし穴とは

ヘルメットはバイク乗りにとって必要不可欠なものですが、ヘルメットの中には「SG125cc以下」と書かれたヘルメットがあり125cc以下のバイクにしか使えないと思う方も多いのではないでしょうか。

 

今回の記事では見落としがちなバイクで着用できるヘルメットについて解説して、あなたの誤解を解消していきます。

 

半ヘルは125cc以下しか着用はダメなの?

ヘルメット

ヘルメットはバイクショップでも買えますが、ネットショップで購入する方が多いですよね。

ネットショップで半ヘルを購入する際に、ヘルメットのサイズなどのほかに規格などの詳細情報が書かれているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。

ヘルメットの詳細情報をよくよく見ると、「125cc以下用」と書かれていることがあります。

125cc以下用とだけ見ると125cc以上のバイクでは着用できないことになりますが、本当に規定排気量以上のバイク、たとえば250ccのバイクに着用してはいけないのでしょうか。

 

結論:125cc以上でもOK

OK

結論からお伝えすると、半ヘルの詳細情報に125cc以下用と書かれていても250ccのバイクに乗る際に着用しても問題はありません。

バイクで道路を走行する場合は道路交通法第七十一条の四に基づいてヘルメットを着用し、また着用するヘルメットは道路交通法施行規則第九条の五によってヘルメットの条件が細かく指定されています。

 

道路交通法施行規則の条件を満たしたヘルメットにはメーカーや事業者が安全基準のテストを合格したことを証明するPSCマークやSGマークが付与されるので、この両者のいずれかのマークがついていれば排気量に関わらずバイクのヘルメットとして着用しても問題はありません。

 

しかし、半ヘルの商品情報の中には「SG(125cc以下用)」と書かれているものがあり着用できないような表現を見かけますが、SGとはいったいなんなのでしょうか。

 

SGとは?

SGマーク

SG(マーク)とは、ヘルメットなどの製品が安全であることをメーカーや民間事業者が証明する制度のことで、一般財団法人製品安全協会が主体となってSG規格が運用されています。

 

そのため安全基準に満たしているヘルメットに対してSGマークが付与されるのですが、この際に民間事業者が認証した半ヘルに対して「125cc以下用ですよ」と表記しているだけであって、関係法令に抵触するわけではありません。

 

したがって、SGが125cc以下用と書いていても250ccのバイクに着用しても問題はないのです。

 

ただし半ヘルOKでも安全性は別物

注意

SGマークがついたヘルメットであれば、250ccであろうと400ccであろうと半ヘルを着用しても問題はありません。

しかし、安全基準を満たしているからといってあくまで最低条件の安全基準を満たしているだけなので、実際に乗車中に発生する怪我から身を守る力は半ヘルにはほぼありません。

 

なぜ半ヘルが怪我から身を守りにくいのか、理由は半ヘルの形状が原因なのです。

 

頭しか保護されない

頭を触る男性

半ヘルとは、頭部を包み込むようにして保護してくれるヘルメットです。

しかし、半ヘルが守れるのは頭部だけで、顔や顎は守ってくれるものがなく露出して走行することになります。

つまり、万が一バイクで走行している最中に転倒したら頭部は守れますが、顔や顎は地面に直接叩きつけられ、もろに摩擦を受けることになるので、大怪我を引き起こしやすいのです。

 

安全のためにヘルメットを被っても、防御力のない半ヘルだと、ヘルメットは被っていて被ってないのと等しいといえます。

 

運転中に顔を守れない

男性

半ヘルは万が一の怪我だけでなく、走行中にも悪影響を及ぼしやすいです。

半ヘルを着用していて度々気になるのは、やはり顔に虫やゴミが直接当たったり、目の中に異物が入り込み視界を奪われることでしょう。

たとえば最高速度が30kmの原付であればまだ低速ですから、目に異物が走行中に入ってもなんとか持ち直せますが、これが250ccや400cc以上となると高速で走行しますし、視界を奪われれば事故のリスクが急上昇します。

 

いくらSGマークがついていても実際は250cc以上のバイクには向いていないヘルメットですので、大怪我をしたくなければ半ヘルはやめておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

125cc以下用と書かれていても法令に触れないので、着用すること自体は問題はありません。

しかし半ヘルは安全面では大変危険を伴いやすいヘルメットなので、あなたの身を守るためにも半ヘルではなく、ジェットタイプやフルフェイスタイプのヘルメットを選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。

 

参考-写真AC, Unsplash