ドイツ勢の日本車カスタムが完成度たけぇ!名作5選

ドイツのフスムにガレージを構えるHolger Breuerという名カスタム師がいます。彼の頭文字をとったHB-Customは2009年から始まり、主にBMWと日本車をカフェレーサーに変身させ続けています。

 

今日はそんな、10年間(ほぼ)カフェレーサーのみを作り上げてきた漢が作り出す、美しくも獰猛な日本車カスタムバイクをご紹介していきたいと思います。

 

Nr.8 Kawasaki KZ750B Caferacer

美しい曲線美を描くタンクとシートカウル、コンパクトにまとめられた心臓部、アーバンかつクラシックな見た目の足回り。惚れ惚れするような完成度を誇るこちらの作品は1983年のカワサキKZ750Bを使用しています。

 

2012年のカワサキドイツ主催カスタムコンペで優勝をもぎ取る名カスタムで、その栄光に恥じぬ素晴らしい出来です。

 

ミクニTM34キャブを取り付け、オリジナルの排気ヘッダとマフラーもつけられています。サブフレームを短縮することでお手製のシートカウルを装着できるようにしています。

足回りはWilbers Suspension製のサスとIkon製ショックを取り込み、フロントブレーキシステムはZ650から移植、マスターシリンダーはHonda CBR600RRから移植してきています。

 

シートやハンドルには統一されたブラウンのレザーを使用。メーターはMotogadget製の小型のものをつけています。

 

手巻きレザーのハンドル良いですよねえ……  艶めく黒と白のラインに茶色いレザーが美しく映えてます。

 

コンチネンタルタイヤを履いたジェントルマンなカフェレーサーはまさにこだわりのなせる業。巧みなパイプさばきでトライアンフのフェザーベッドフレームのようなラインを創り出しているのも芸術点が高いです。

 

Nr.32 Kawasaki Z650B Caferacer

美しいディープグリーンとマットブラックの寒色ペアがバイク全体のイメージを上品に引き締めています。安易にカワサキグリーンに飛びつかず、まるでスーツのように上品なグリーンをチョイスしたところにHBカスタムのセンスを感じます。

 

かるくセパハンになっているバーハンドルの先にはMotogadget製のバーエンドウィンカー。メーターも同じくMotogadget製のものを使用しています。

膝がぴったり当てはまりそうなタンクはオリジナルメイド品でしょうか。

 

手回りはMagura製HC3ブレーキやDomino製ハンドルグリップなどの高級品で固められていますね。黒ベースにプリントされた文字がワンポイント的に映えています。

 

日本では(原付より上のバイクは)禁止されている片側のみのミラーを採用。こうして真後ろから見ると、できるだけ左右対称でスリムにデザインされているのがわかります。

 

エンジンの前に並ぶパイプが美しく輝いていますね。シート下の潔いスペースと、細いスポークによるタイヤ内の空白が、日本のワビサビに通じる趣を感じさせます。

 

Nr.27 Honda CB1100 Boldor Caferacer

フェラーリのようなライトブルーに身を包んだCB1100は、先ほど紹介してきたカワサキカフェレーサーとは打って変わって、モダンレーサーなスタイルになっています。使用しているのは1981年型のものですが、古臭いイメージは全くありません。

 

いびつながらも有機的に伸びたエキパイ、シャープにカスタムされたサブフレーム、前傾姿勢の攻撃的なシート、前衛的なロケットカウル。どこを見ても「攻める」という強い意志を感じさせます。

 

横幅はタイトにまとめられ、鋭角のセパハンとも相まって「直線番長」なイメージが強いですね。ライトブルーとゴールドのコントラストはエジプトのファラオを彷彿とさせます。

 

見るからに太く、凹凸のないリアタイヤはまるでMoto GPマシンのようです。並みのカフェレーサーではない、というのがひしひしと伝わってくる力強いカスタムですね。

 

Nr.23 Kawasaki KZ750B Scrambler

再びカワサキに戻って、1979年型のKZ750Bをベースにしたスクランブラーです。やはりトライアンフのフェザーベッドフレームのようなエキパイが目を引きますね。現代風なフロントフェンダーと、オーソドックスなシートが落ち着いた雰囲気を見せています。

 

余りにも違和感がなさ過ぎて、よく言えば優等生、悪く言えば無個性なスクランブラーです。全体的に砲型のデザインを多く取り入れている点、アクティブなイメージのブロックタイヤ、テープの巻かれたイングリッシュなパイプ。すべてがまるでお手本のようなカスタムです。

 

少し大きめなティアドロップ型のバーエンドウィンカーはスクランブラースタイルとマッチしています。公道に出るときは丸いミラーが似合いそうですね!

 

Nr.4 Honda CB900 Boldor SC01

最後にご紹介するのは1980年型のCB900をベースにしたカフェーレーサー。みっちり詰まった心臓部と四本のエキパイがかろうじて原型を想起させます。

ホンダを使いながらのグリーンというカラーチョイス、倒立フォークへの換装、メッツラーの高級志向なタイヤなどが変態感をバッチリ演出しています。

 

パイプの配置は純正よりもよりコンパクトになっているところに職人魂を感じますね。古き良きカフェスタイルのシートと、膝の納まりがよさそうなタンクがとても美しいです!

 

ある程度角度のついたセパハンとビキニカウルが男心をくすぐります。メーターは相変わらずMotogadget製のミニタコメーター。

 

あえてマットなシルバーにし、くすんだキャンディーグリーンと相性を近づけているところに、色のこだわりを感じます。「どこが?」と言われそうですがどことなく仮面ライダーが乗ってそうなイメージがあります。

 

いかがだったでしょうか。なかなかここまでカワサキバイクを手掛けるカスタムショップも少ないので、今回は重点的にご紹介してみました。次回はHBカスタムのBMWカスタムにズームインしてみましょう!それではまた!

 

参考-HB Custom