「でも、安全性と機能性も欲しいんだ…」クラシカルなバイクとウェアにもマッチするモダンヘルメット

ライダーも込みで「絵」となるのがバイク。

安全性一辺倒も考え方のひとつではありますが、できることならトータルでのマッチングも考えたいものですね。

 

そこで困るのが、レトロ・クラシックな雰囲気に振った方面でのいでたちを考えた場合。

おおよそ60年前ともなる時代の当時まんまをモチーフとしてしまうと、どうしても安全性の面ではイマイチになってしまいがちです。もっとも、当時の人はその恰好でGPレースまでしていたわけですが……

しかも、やりすぎると今度は何かのコスプレみたいになってしまったりもします。

 

安全性、快適性、機能性といった面で、現代のプロダクトの恩恵を最大限にうけながらも、それなりに雰囲気を醸す方法はないでしょうか?

 

ウェア

少し前までは、クラシックな雰囲気のウェアというと、ベルスタッフやバブアーといった老舗ブランドの高価なものにしかありませんでした。

 

が、最近では80年代バイクブームの影響を引きずった?過剰なロゴやスローガンや奇抜な色づかいを廃して、シンプルでトラディショナルなデザインでありながらも、ある程度のプロテクション性能にくわえ、ベンチレーションやインナー着脱による調温機能まで持たせた比較的安価なものが増えたのは非常に喜ばしいことです。

 

ナイロン等の新素材でも、それらのクラシックな雰囲気を狙った製品では、生地の風合いまで配慮したものも多くなったし、革製品にしてもこれまで馴染の薄かったパキスタン製のもの等が比較的安価で出回っていたり、デニムのような風合いの革パンや、使用部位によっては天然皮革よりも様々な点で有利となる、人造皮革(ロリカレザー等≠合成皮革)等を使ったブーツ等も出回っています。

 

ウェアでいえば個々のセンス次第でどうとでもなるようになりました。

シューズやグローブも、ゴリゴリのレーシングタイプ以外の選択肢がどっと増えましたね。

筆者の好みでいえばマックスフリッツやギアードパワーエイジ/ヘンリービギンズ/モトアーミーあたりに目がいってしまいがちです。

 

ヘルメット

扉絵に使った画像では結構新しいタイプのフルフェイスですが、バイクのピカピカ度合いやシンプルなウェアとヘルメットのカラーとも相まって、違和感まで感じることはないかもしれませんが・・・・・・

 

英車系旧車イベントに出かける知り合いの話ですが、会場で展示してる際は別に持参した60年代当時もののクロムウェルを添えているんだとか。

さすがにそれをかぶって運転するのは腰がひけるので、乗車用にはモダナイズされた現代版のクロムウェルを使っているそうです。

クロムウェルはいい選択だと思います・・・・・・が、かつて扱っていたインポーターはクロムウェルの取扱いはやめてしまったようで、現在は在庫かぎりで販売されているようです。

 

デザインテイストが近いものには、モモデザインのファイター

がありますね。

全く同じかどうかは定かでありませんが、クロムウェルと製造元は同じイタリアメーカーと聞いています。

同様にゴーグル風のショートバイザーとレザーを配したクラシカルなスタイルの再解釈でありながら、モモデザインのものは流石のイタリアンデザイン? もっと幅広いテイストにもマッチしそうな幅の広さ、懐の深さを感じさせます。

 

私も同じようなデザインコンセプトの製品で、下記リンク前モデルのNEXXのX60vintageを持ってはいるのですが・・・・・・

肝心の見た目と、現代プロダクトらしく内装を外して洗えるところは気に入っていながらも。

・シェルサイズがXXLワンサイズで、かぶるとむっちゃ頭が大きく見える。

・直接個人輸入したためPSC/SGを取得していない(ECE/DOTのみ 日本国内では装飾品扱い)。

・ゴーグル風にデザインされたショートバイザーは、防風にはあまり役立たない(風で目が染みる)。

・仲間内での通称が「波平ヘル」に固定されつつある。

のは致し方ない所なのでしょうか。

 

 

ベンチレーション

ここまで紹介したものに、ベンチレーションはついていません。

オープンフェイスなだけに、フルフェイスほど必要性はないかもしれませんが・・・・・・

雰囲気を壊さないようなものがあればやっぱり欲しいですね。

 

ちょっと探してみる限りだと

うーん、やはりしっかりベンチ効きそうなものは、ちょっとモダンすぎる感じですね。

 

さらに探してみると。

これぐらいならなんとか?

 

と思っていたら、やってくれましたアライさん。

東京モーターサイクルショー2019に出品されていた「クラシック・エアー」

アライヘルメット2019年カタログ

見た目はどこから見ても普通のクラシカルでシンプルなスモールジェットでありながら、こっそりとベンチレーション装備

この位置と大きさ、かつ負圧だけでそんなに効果あるのかなぁ・・・・・・とは思いながらも、あのアライさんが製品として発売を決めたということは、見掛け倒しということはないでしょう

現在のところ発売時期・価格とも未定のようですが、近いうちに発売されるようですよ?

 

ジェットには70年代的なニオイを感じるので、60年代風を狙いたい私としては、今持ってるNEXXにDIYでダクトをつけてみようかと思っているところです。(おすすめしません)

 

参考-アライヘルメット、画像-flickr