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正しい発音は「キャブレター」じゃない!? 9割のライダーが勘違いしてるバイク用語

正しい発音は「キャブレター」じゃない!? 9割のライダーが勘違いしてるバイク用語

今までずーっと言い間違えていたり、勘違いしていたことを何かのきっかけで知ったりすると、とてつもなく恥ずかしかったりしますよね。中には「俺はこう教わったからいいんだ!俺があってる!」とムキになる方もいますが、あまり見ていてカッコよくはありませんよね。

身近な例だと「ベッド」と「ベット」、「バッグ」と「バック」をごっちゃにしてしまったり、バイク用語だと「ショックアブソーバー」と「サスペンション」、「マフラー」と「エキパイ&サイレンサー」などなど…… 混同や誤認されがち、読み間違えがちな言葉って色々ありますよね。皆さんにも実はひとつやふたつ、言い間違えたり勘違いしている言葉や用語があったりするんじゃないでしょうか?

今日は「言い間違えたり、意味を勘違いされがちな言葉」をご紹介してまいります!あなたは「キャブレター」なんて言ってませんよね?

 

キャブレター?それともキャブレーター?実はどっちも違う!

通称「キャブ」の名で親しまれているキャブレター(ここではあえて一般的に多く使われている「キャブレター」と表記しています)ですが、たまーに「どこを伸ばすか」という細かい論争があったりします。

キャブレター?キャブレータ?キャブレーター?キャーブレーター?(ターミネーター風に)、なんだかゲシュタルト崩壊してきましたね……。

 

正しい発音は「キャブレター」じゃない!? 9割のライダーが勘違いしてるバイク用語

しかし正式な単語としては「カーブレーター」というのが正しい発音なのです。詳しい発音は上の動画を参考にしてください。なぜか訛りがひどい「キャブレター」という言葉が浸透してしまいましたが、実はこれは一種の和製英語とも言え、世界のどこに行っても「キャブレター」といって通用することはありません。

キャブ」なんて言ったらもっと伝わらないですよね。アメリカ人に「キャブ」と言ったら、タクシーと勘違いされるか、トラックなどの運転席を連想されるでしょう。日本ではこれが常識のようになってしまったので、先述したような「和製英語」もしくは「日本語」として、大衆的な正しさで判断するならば多数派である「キャブレター」が正しいのでしょうけど。

 

エキゾースト?それともエグゾースト?ってかマフラー?サイレンサー?

正しい発音は「キャブレター」じゃない!? 9割のライダーが勘違いしてるバイク用語

エキパイ」なんて言葉があるぐらいですから、「エキゾースト」という言い方が非常にポピュラーですよね。でも英語のちゃんとした表記を見てみると「Exhaust(エグゾースト)」なんです。日本人的には「エキゾースト」の方が発音しやすいのかもしれませんが、それって「ベッド」を「ベット」、「バッグ」を「バック」って言ってしまうのと同じですよね。

そしてさらに混同しがちな「エグゾースト」「サイレンサー」「マフラー」ですが、これらの区別ってちゃんとついていますか?

「エグゾースト」とはその名が意味する”排気”からわかるように、エンジンからの排気ガスを通すパイプです。つまりエキゾーストパイプ、略してエキパイですね。サイレンサーはその先についている消音を担当しているパーツ、そして「マフラー」はこのふたつをまとめた呼び方なんです。

 

「ステンレス製だから!」というけど、ステンレスって何か理解してる?

正しい発音は「キャブレター」じゃない!? 9割のライダーが勘違いしてるバイク用語

よく「ステンレス製なので硬い」などと言いますが、ステンレスとは具体的に何なのか何を指しているのかご存じでしょうか?

ステンレスとは正式には「ステンレス鋼」という10.5%以上のクロム合金のことで、銅や鉄や亜鉛といった金属とは少し違うものです。さらに言うのであれば、「ステンレス」という言葉はあくまで「さびにくい」という意味で、それが鋼の前につくことで「さびにくい鋼=ステンレス鋼」という名称になったにすぎないのです。

「ステンレスは鉄とはちょっと違うけど金属」と思っている方がたまにいますが、いうなればそれは「ツナマヨはマグロとはちょっと違うけど魚」と言っているのと同じです。「ステンレス製なので燃えにくい」は直訳すると「さびにくいから燃えにくい」という謎理論になってしまうわけです。

ステンレス鋼が何たるかを知っていて何がどうなるわけではありませんが、誤った知識のままでのステンレス連呼は「この人は知識が乏しいんだな」と心の中で思われてしまうかもしれません。

 

いかがだったでしょうか。皆さんは正しい発音で、正しく言葉を区別・理解できていましたか?もし勘違いや言い間違えをしていたら、明日から正しい言い回しに直していくのも悪くないのではないでしょうか。

 

Writer: GEORGI

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