海外バイク旅の最強穴場。ラオスの「パークセー・ループ」をまったりツーリング!

日本から直行便なし。海も高級リゾート地もなし。そんな場所がASEAN地域にあるのをご存知でしょうか?

東南アジアにあるベトナムとタイに挟まれた内陸国「ラオス」です。広さは日本の本州程度で700万人ほどの国民が住む小さな国ですが、実は旅慣れたバイカーがツーリングするのに超オススメ。

観光の拠点としては首都ビエンチャンがよく選ばれますが、筆者のオススメはラオス第二の都市「パークセー」です。旅好きならマニアックな方向で攻めて、海外の穴場スポットをどんどん見つけちゃいましょう。

 

日本人に優しい観光の穴場「パークセー」

パークセーはラオスの南部にある街です。首都のビエンチャンに次いで第二の都市と言われています。2つの大きな川の合流地点にあり、さらにタイとの国境までの距離は50km程度と交通の要所として栄えてきました。

これだけではどんな都市かまだまだ想像がつかないことでしょう。しかし、パークセーは下記5つの理由で海外好きバイカーにとってアツい地域なのです。

 

日本人観光客が少ない

まず、パークセーは日本からの直行便がないので日本人観光客をまず見ないくらいです。ふとした瞬間に慣れ親しんだ言葉が聞こえてきて、日常に引き戻される……なんてこともありません。非日常を味わうために外国に来ているので、旅の最中はずっと異国情緒を感じていたいですよね。

 

親日な方が多い

かといって、パークセーの人たちが観光客、特に日本人に慣れていないのかというとそうでもありません。というのもパークセーには「パークセー・ジャパン日経中小企業専用経済特区」という地域があり、様々な日本企業が進出してきています。日本企業が携わった建築物も多くあって街の発展に貢献しているおかげか、パークセーには親日的な人が多いんです。やっぱり最初から悪い先入観をもって接してこられると、悲しいですからね。

 

自然や観光地が多い

観光客は少なくても、観光地が少ないわけではありません。ヒンドゥー教寺院の遺跡群である世界遺産「ワットプー」や、規模が大きく現地の生活が垣間見える「ダーオフアン市場」など見所はたくさんあります。

 

レンタルバイク屋が多い

ただ、これらは公共交通機関でも行けちゃう場所なので、バイカーならバイクを借りてパークセー東部「ボーラウェン高原」を目指しましょう。ボーラウェン高原はコーヒーのプランテーションや立派な滝が点在しているエリア。バイクでぐるっと一周するルートは「パークセー・ループ」といわれるくらい人気があります。

そんな場所なので、バイクの確保も非常にイージー。そこら中にレンタルバイク屋があるので、予約なしの飛び込みで行っても大丈夫です。

交通量が少ないので走りやすい

さらに人口密度が低いことにも注目です。その分クルマも少ないため、渋滞とも無縁です。パークセーの人口密度は約25 人/ km2。日本でいうと北海道の紋別市が同じくらいです。日本に792ある市の中で紋別市の人口密度は788番目と、下から数えて5番目。のどかな田舎道が想像できちゃう数字ですね。

 

日本からパークセーへは近隣国を経由

もっとも冒頭で述べたように、日本からパークセーへの直行便は運行していません。まずはベトナム、タイなど近隣国に飛びましょう。

近隣国からは交通手段が選び放題なので簡単にアクセスできます。飛行機でもいいですし、陸続きなので国際バスでもオーケーです。お好きな方を選んでください。筆者のオススメはやはり陸路。地続きのまま国境を越えるという体験は島国に住んでいる我々日本人にとって貴重な体験ですからね。

 

ツーリングならボーラウェン高原をぐるっと回るべし

オススメのツーリングルートは、前述したパークセー東にあるボーラウェン高原をぐるっと回る「パークセー・ルート」です。ところどころにある集落や絶景を楽しみながら走れます。1周430km程度と長めなので数日かけて回りましょう。1泊2日くらいでサクッと楽しみたい方は1周200km程度の小ループもあるので、地図を見ながらルートを決めていくといいでしょう。

どんな景色が見られるのかチラッとお見せしますね。

 

パークセーの街並み。ゆったりとした時間が流れる、アジアらしい素敵な風景です。

 

パークセー・ループの道中。信号も何もない一本道は快適に走れます。人より牛の方が多いかもしれない。

 

途中のプランテーションで見せてもらったコーヒーの実。赤く熟した味は意外にも甘くて美味しいんです。

 

1週間の旅程で必要な予算は約15万円

魅力満点なパークセーですが、やはり気になるのは費用感。実際に筆者が行った「羽田→ホーチミン(ベトナム)→飛行機でパークセー→国際バスでダナン(ベトナム)→飛行機でホーチミン→羽田」というルートで計算してみました。1週間で周り、多少の贅沢を楽しみつつ、バイクを3日間借りる旅を想定するとざっくり15万円程度です。

 

  • 飛行機合計:9万円
  • バスなど交通費:5,000円
  • レンタルバイク:4,000円
  • ガソリン:1,500円
  • 宿代6泊:2万円
  • 食事代:1万円
  • その他、観光にかかるお金:2万円

 

交通費がかさみ、アジア圏にしては少々高くつくのがつらいところ。でもそれだけハードルが高く、日本からの旅行客が少ないということでもあります。まさに穴場ですね。

 

旅慣れたバイカーなら、パークセーでマニアックな旅をしよう!

日本とラオスでは国が発展する方向性が違います。日本は狭い土地を活用して工業・経済の国として豊かになってきましたが、ラオスは豊かな自然を生かして農業や観光業で発展している国です。ゆったりとした独特な雰囲気がたまりません。

まったりとしたバイク旅を楽しみたいのなら、パークセーをご一考ください!

じゃこ

じゃこ

元バイクメーカー勤務で現職エンジニアのバックパッカーです。国内外の旅行先でツーリングするのが好き。最低限の仕事をしながら旅していた世捨て人。