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クラス唯一の水冷並列4気筒エンジンを搭載する、カワサキの大人気スーパースポーツモデル「Ninja ZX-25R」。2022年モデルの最高出力は33kW@15,500rpm、ラムエア加圧時には34kW@15,500rpmとクラス最強でしたが、その2023年モデルではさらなるパワーアップを果たしましたのでご紹介いたします!
カワサキ「Ninja ZX-25R」シリーズはクラス唯一の水冷4気筒エンジンを搭載!
「Ninja ZX-25R」シリーズ最大の特徴はクラス唯一となる水冷4気筒DOHCエンジンを搭載した排気量249cc(ボア×ストローク=50.0×31.8mm)の“4発”スーパースポーツモデルです。先に述べたように最高出力は33kW@15,500rpm、ラムエア加圧時には34kW/15,500rpmを発揮し、言うまでもありませんがクラス最高出力を誇ります。
それを支えるのはスチール製トレリスフレーム。ここはコンベンショナルな構成ですが、クラス初装備となるSFF-BPフロントサスペンション、ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを採用しているほか、KTRC(カワサキトラクションコントロール)など多数の先進ライダーサポートシステムを搭載しています。
ということで「Ninja ZX-25R」はクラス最高峰のスーパースポーツモデルとして君臨しています。
パワーアップした2023年モデルの「Ninja ZX-25R」シリーズ
そんなカワサキの誇る250cc“4発”スーパースポーツモデルの「Ninja ZX-25R」が2023年モデルでさらにパワーアップを果たしました!
圧縮比を2022年モデルの「11.5:1」から「12.5:1」へと高圧縮比化することで、最高出力は35kW@15,500rpmへ、ラムエア加圧時には36kW@15,500rpmと、共に前モデルと比べて2kWものパワーアップを実現しているのです。これにともない最大トルクも21N・m@13,000rpmから22N・m@12,500rpmへと向上しています。これが2023年モデルで一番大きな変更点です。
アグレッシブなNinjaスタイリングや、KTRC(カワサキトラクションコントロール)やオートブリッパー付きKQS(カワサキクイックシフター)をはじめとする先進ライダーサポートシステムは変わらず搭載しています。
一方で今回のモデルチェンジで新たに、プリロード調整が可能なSFF-BPが採用されました。
SFF-BPというのは日立アステモのSHOWAブランドが保有するフロントフォークの商標で「Separate-Function Front Fork with lite design Big Piston」の頭文字を取ったもの。機能を振り分けたビッグピストンを採用したフロントフォークということですね。
また4.3インチフルデジタルTFT液晶スクリーンが採用され、視認性・操作性が向上しています。
さらに、前後ウインカーにはLEDが採用されています!
2023年モデルの「Ninja ZX-25R」シリーズは3色展開
カラー&グラフィックは変更されています。冒頭から掲載しているのは正式名称「Ninja ZX-25R SE KRT Edition」。ライムグリーン×エボニーですが、2022年モデルはアンダーカウルがホワイトでしたが、そこもグリーン・エボニーペイントとなりました。
スタンダードモデルの「Ninja ZX-25R SE」は上掲の2色展開で、車両本体価格(税込み)で96万2,500円。発売開始は2023年4月15日(土)予定となっています。
エンジン性能アップのみならず各種機能も進化した「Ninja ZX-25R」シリーズ、これは超絶お買い得モデルなのではないでしょうか?
「Ninja ZX-25R」シリーズのスペック
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
---|---|
排気量 | 249cc |
最高出力 | 35kW/ 15,500rpm(ラムエア加圧時は36kW/ 15,500rpm) |
最大トルク | 22Nm/12,500rpm |
車両重量 | 184kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,980×750×1,110 |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 785mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
タイヤサイズ | F:110/70R17M/C 54H、R:150/60R17M/C 66H |
カラー | ライムグリーン×エボニー、キャンディパーシモンレッド×エボニー、メタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー |
価格(税込) | 96万2,500円 |