最強のモダン改造を受けた旧車のCB900Fがもはや芸術品な件

ベラルーシにあるカスタムショップのRecast Moto、車両の輸出にも対応している同ショップが製作したクラッキックなカスタムバイクはそのバックグラウンドもデザインも魅力たっぷりの1台です。バックグラウンドとデザイン、2つの点に注目し、このクラッシックカスタムバイクを見ていきましょう。

 

ベース車はセルスターター周りの壊れたホンダ CB900F

Recast Motoが生み出したこのカスタムバイクのベース車両は1979年式のホンダ CB900F Boldorです。Recast Motoのオーナーが友人のところへバイクを見に行く際の道中で偶然見つけたのがキッカケで、アニメで使われそうなほどにドラマ的な出会いなのです。湾岸ミッドナイトの朝倉アキオもビックリするレベル。

かくして手に入れたCB900Fですが、停止状態ではエンジン始動も確認できず、押がけでエンジンをかけるのが何とかという状態でした(原因はスターター関係の部品の故障)。いわば半分不動車のようで、個人売買でバイクを購入している方なども経験あることではないでしょうか。

 

紳士・淑女にふさわしいシンプルで品のあるデザイン

これがRecast Moto classic CB900 F Boldorの外観です。ブラックとシルバーの2色がメインカラーとなっています。カスタムバイクでありながら実にシンプルなデザインです。存在感を際立たせるというよりは、上品でお洒落に乗って楽しむためのバイクという雰囲気が醸し出されています。紳士・淑女にピッタリなバイクと言えるでしょう。

 

別の言い方をすると、カスタムバイクらしくないカスタムバイクです。タンク、ホイール周り、ハンドル周り、エンジン周辺など、特別に派手なデザインというわけでもなく、市販車デザインと説明されても納得するようなシンプルで収まりの良い感じになっています。

 

正面下から見たときの様子です。メッキが施されたフロントフォーク、丸型ヘッドライト、そしてハンドルバーが合わさって凛々しさが感じられます。正面から見るとブラックよりもシルバーがより強調されている印象です。

 

タンクはこのバイクにおいてヴィジュアル・性能的にも重要な役割を果たす部分です。シンプルでありながらもエレガントなデザインになっています。

さらに、タンクの傾度を調整したことでタンクの位置を4cmほど下げることにも成功しています。スタイリッシュな外観へ、そしてタンクとエンジンの間にあった必要以上にあるクリアランスをなくすことができたのです。

自動車でもバイクでも同じで、エンジン周りのクリアランスの有無はそのデザイン性に大きく影響を与えます。この数センチの違いが、付加価値を生み出すと言って良いでしょう。

 

排気系パーツはマフラーを除いて状態が良かったようで、日本が誇るマフラーメーカーであるヨシムラのエキゾーストパイプと合わせてマットブラック・フィニッシュのなされたサイレンサー(購入時に装着されていたものを修理して使用)の組み合わせです。エキゾーストパイプとサイレンサーの接合部をスペースの関係で曲部をなくしています。

排気系パーツはバイク全体と比べるとよりアグレッシブなデザインです、こういうコントラストも良いですね。

 

カスタムバイクに観る物語

カスタムバイクを作るにあたって、なぜそのバイクでカスタムをすることに決めたのかという物語性を知ることは、所有者には所有することの満足感を、そして作り手には組み上げたときの達成感を与えてくれます。デザインやパフォーマンスを乗って・見て楽しむと同時に、そのカスタムバイクが完成するまでのプロセス・バックグラウンドなどにも注目してみてはいかがでしょうか。

Recaso Moto

Minsk, Belarus

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ジョン スミス

ジョン スミス

XLR 250 BAJAで腕磨いてます。デミオでラリーに参戦中、目指せフル参戦。好きなバイクメーカーはイタリアのMV AGUSTA。