30年前の名車が復活!? いまも走り続ける人気のモデル!

30年も前のバイクを走らせるという動画と、当時の開発の苦労などを見ていたところ、さらに感動したのでご紹介したいと思います。

開発者の方の「シンプルに楽しく、そして安く。」「あのバイクは欲しいけど、手が届かないというのはダメなんです。」という言葉に真実が見えたような気がしました。

 

2ストロークの集大成モデルにある!開発者たちの熱き想いとは?

写真:RZ250

1970年代、当時の日本製のモーターサイクルの多くがアメリカ市場へ向けて開発されていたため、アメリカの環境保護庁が発表した規制によって2ストロークから4ストロークモデルの開発を強化することになりました。そしてヤマハ発動機の技術の集大成として誕生したのが、最後の2ストロークスポーツと言われる「RZ250 / 350」です。

いまとなっては考えられないですが、2ストロークの振動は走行後に食事をしたくても箸がもてない程、手がしびれたという話もあったそうです。そのため、高価な材料を使わず鉄という素材を使いこなして良い結果を生み出すかが開発におけるポイントとなりました。

主に開発に携わったのは、オフロードモデルの車体設計を担当していた橋本秀夫さん(車体設計チーフ)、RD400の排ガス対策を担当していた石本幹雄さん(エンジン実験チーフ)、RD400の排ガス対策に関わり2ストロークの良さを残したいという熱い想いのあった岡本忠さん(エンジン設計チーフ)です。

2ストロークのファンでもある開発のメンバーの方々には、「シンプルに楽しい、そして安く」というコンセプトがあり、軽量化と振動対策、コストの面から改良を重ねられました。開発者の橋本さんは、自分でこのバイクを買うと決めていたとか。「あのバイクは欲しいけど手が届かない」というのはダメなんですと話されています。(ホームページより)

 

いかに振動を抑え軽量設計し、コストパフォーマンスを出せるのか?!

写真:XS650

2ストロークの振動対策として、オーソゴナルエンジンマウントが採用されています。オーソゴナルマウントは、車体の振動を抑える効果が高くXS650用に研究されていた技術。この技術をRD400のエンジンを車両でテストしたところ、7,000回転付近の振動なくなったことからRZ250 / RZ350に搭載されたのです。しかし、振動のエネルギーを全部エンジンが引き受けることになるため、エンジンの設計には大変な苦労もあったとか。

水冷2気筒のエンジンは、市販のレーサーTZ250 / 350譲りのもの。馬力は、RZ250が35psでRZ350が45psとなり、当時のスペックとしては驚異的な数字となっています。エンジンのみの重量はRD400と比較すると12%、フレームで20%の軽量化を実現。その他にも、樹脂製のフェンダーやサイドカバーが採用されています。さらに、市販のロードスポーツモデルでは初となるモノクロス式リアサスペンションや65 / 55Wハロゲンヘッドライト、軽量キャストホイールとチューブレスタイヤなどをとりつけ、各種ミドルクラスにないパーツが搭載されました。

 

新たなバイクブーム到来!

写真:RD250LC

そして1979年9月にパリショーでRD250LC / 350LCという名称で登場すると、第23回東京モーターショーに二輪専門誌やファンが押しかけるほどの人気モデルとなりました。

この時発表されたRS250のスペックは、33ps / 8,500r / min、乾燥重量134kgで、パリショーのRD250 LCと比較するとややパワーダウン仕様に。外観は、パールホワイトで火炎をイメージしたキャストホイール、多段チャンバータイプのテールアップマフラー、黒い大きなラジエーターなどを採用し圧倒的な存在感でファンを魅了したのです。そして、当初計画していた台数をはるかに超える売れ行きとなりました。

1981年には、RZ350が登場しRZシリーズの人気は確固たる地位を確保。排ガス規制や騒音規制などによって影響を受けようとしていた2ストロークスポーツは、再び復活を遂げたのです。その後、250㏄や400ccのロードレーサーレプリカモデルが大型化するなか、バイクブーム到来となっていきました。

 

当時の「RZ250R」ここにあり!

1983年に発表されたRZ250の後継モデルです。新たに設計された並列の2気筒エンジンで、可変排気バルブ、電子新角式のCDI点火が採用されています。

 

「RZ250R」のレストアに感動!

当時の熱い想いを継ぎ、いまも走り続けるバイク。バイクの部品をすべてバラして組み立てる工程に感動です。ぜひ30年前のバイクが走る姿をご覧いただきたいと思います。

 

「RZ250R」のスペック

全長×全幅×全高:2,095mm×710mm×1,170mm

車両重量:145kg

エンジン形式:水冷並列2気筒

最高出力:31.6kw(43ps)/ 9,500r / min)

最大トルク:33.3N・m(3.4kgf・m)/ 8,500r / min)

販売価格(当時):399,000円

 

参考-ヤマハ、Youtube:RZ250R レストア 1XG 30年前のバイクを復活させる!
smile

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楽しいとおもえる時間や空間が好き。趣味はバイクで自由気ままに走ること。車・映画・音楽・ファッション。色んな視点から走る楽しさを伝えていきたい。