先日、東京都大田区にある羽田イノベーションシティにて、最新電動小型モビリティの展示・体験イベント「Sunday-E-Park」が、9月17日(土)〜19(月)の3日間にわたって開催されました。
台風の接近に伴い雨予報だったため一時は開催中止が危ぶまれましたが、なんとか天気は持ち堪え、3日間のイベントは無事に終了しました。
今回が初開催となったSunday-E-Parkですが、予約制の電動モビリティ体験試乗はすぐに予約枠が全て埋まってしまったり、雨予報に心が折れてしまったりと、会場に足を運べなかった方も多かったことでしょう。そこで今回は、そんな気になっていた方々のためにSunday-E-Parkのレポートをお届けします！
親子で電動モビリティが楽しめるイベント「Sunday-E-Park」が東京・羽田で開催！【9/17(土)〜9/19(月・祝)】
イマ話題の電動モビリティが羽田に大集結！
Sunday-E-Parkの会場は、展示やプチ試乗を行う屋内エリアと、電動バイクの体験試乗を行う屋外エリアの2ヶ所に分かれて行われました。
屋内エリアでは、日本が誇る二輪メーカーであるヤマハ発動機をはじめ、オリジナルの電動バイク開発や輸入バイクの販売総代理店をつとめるモータリスト合同会社、脚立やはしごなどのパイオニアとして約70年の歴史を持ちながら電動モビリティにも精力的な長谷川工業、ワクワクするギミックが魅力の変形バイク「たためるバイク」を手掛けるICOMAの最新車両など、イマ話題の電動モビリティが一堂に会しました。
一括りに”電動モビリティ”と言っても、電動バイク以外にも電動アシスト付き自転車や電動キックボード、電動の前二輪トライクや電動シニアカーなど、非常にバラエティに富んだラインアップで、来場者はこれから普及するであろう未来の乗り物に興味津々のようでした。
屋内エリアの外にある通路を利用したプチ試乗コーナーでは、YADEA(ヤディア)、FANTIC(ファンティック)、MOTORISTS(モータリスト)の電動キックボードを中心に、電動アシスト付自転車など、さまざまな電動モビリティが体験できました。
会場に展示された電動モビリティは実際に触れることもでき、ほとんどの車両を試乗することができるという点がこのイベントの良いところでしょう。電動モビリティを実際に体験した方の中には「欲しい」「買って」といった声も聞かれました。
親子で楽しめる屋外エリアの体験試乗
屋外エリアでは、電動バイクを無料で体験(予約制)することができる”特設コース”が設置され、子どものはしゃぎ声に加え保護者の歓声も上がっていました。
電動バイクはもちろん、バイクの操作方法を全く知らない子どもでも安全に楽しめるよう、スタッフがマンツーマンで分かりやすく操作方法をレクチャーしていました。
コースの壁は空気で膨らませるタイプで衝突や転倒に配慮されており、初めて電動バイクに触れる子どもでも安心して運転できているようでした。
初めて触れる電動の乗り物に最初は戸惑いながらも、乗れるようになると自然に笑みがこぼれる子どもたち。周りのスタッフや保護者から「上手だね！」「かっこいよ！」「ひとりで乗っているよ！」などと声をかけられ、まんざらでもない表情を浮かべる子どもたちを笑顔をみて、このイベントが次回も開催されるであろうことを確信しました。
走行動画を無料でプレゼント！
また、試乗コースにはカメラが設置され、電動バイクに乗っている様子が随時自動撮影されていました。
ここで撮影された動画は現場で瞬時に編集＆レンダリングされ、体験後の休憩スペースに設置されたモニターに表示されたQRコードを読み込むことで、我が子の走行動画を無料でダウンロードすることができるという、なんとも粋なお土産サービスもありました。
黒山 健一選手による電動トライアルバイクのパフォーマンスイベントは大盛り上がり！
17日(土)と18日(日)に行われたヤマハ発動機の電動トライアルバイク「TY-E」を使ったパフォーマンスイベントは、Sunday-E-Parkの会場を大いに盛り上げていました。
TY-Eを操るのは、長きにわたりトップライダーとしてトライアル競技の頂点に君臨する黒山 健一選手。観る者すべての度肝を抜く超絶テクニックもさることながら、ジョークを交えたMCはギャラリーのハートを一瞬で鷲掴みにしました。
大盛況のうちに幕を閉じたSunday-E-Park
3日間、大いに盛り上がりをみせたSunday-E-Park。未来の乗り物を実際に目で見て触れることができた参加者は、日常では味わえない特別な体験に大満足だったのではないでしょうか。また、生まれて初めてバイクに乗った子どもたちは、ここで経験した”操る喜び”が原体験となり、未来のライダーになっていくのではないでしょうか。
電動モビリティと触れ合うイベント「Sunday-E-Park」は、一見、奇をてらっているようで、しっかりと電動モビリティのプレゼンスを向上させており、ユーザーの心理的ハードルを下げ導入を促すことに貢献する優れたイベントであると言っても過言ではないでしょう。
現段階で次回の開催は未定とのことでしたが、この大盛況を受けて次回開催しないわけにはいかないでしょう！ねぇ、プロトタイプ渡辺社長！
