バイクも日焼けする!? 放置すると色々ヤバいぞ!

その昔筆者は、当時出たばかりのFZR250(鉄フレームの初代、2KR)を新車で買って乗っていました。

色は今あらためてググってみたところ、シャイニーブラック?

ただの真っ黒ではなく、明るいところで見ると蒼みがかったメタリックな粒子が浮かんで見えるという極濃紺ともいえる深みのある黒。そこにデカールでのゴールドのストライプが施されているという、ロータス78のJPSカラーを想起させるような。

雑誌の新車情報で見かけて鼻息荒くなり、その勢いのまま店頭にまで見に行って、我にかえったら契約していたというよくあるパターン

 

口の悪い先輩連中からは、「音だけマッハ」「ヤマンボ」「ヤマビック」とか言われながらも大層気に入っており、今ではとても考えられない年間2万キロ近く走ったりしておりました。

レプリカ系の車種にでも、キャリアなしでちっこいタンデムシートにテントやらシュラフやらくくりつけてロンツー・・・・・・は当時フツーのことでした。

 

そういうFZRとの蜜月を過ごす過程で、マフラーも当時珍しかったブラックアルマイトのもの(BEET BackfireⅡ)に換え、ツーリングに、峠通いに、日々の足にと乗っていたわけですが。

 

・・・・・・あれ?

なんかテールカウルの右側だけなんか色違ってない?

部分的にナスビ色みたいな? ブラックアルマイトのサイレンサーが赤紫に変色してるのは熱によるものだとしても???

そうです。このバイク気に入って大事にしていたとはいうものの、屋根こそありながら吹きさらしで西日がガンガンに当たる駐輪場に、いつも同じ向きに停めていたせいで、部分的に日焼けしてしまったのです

とある中学の延々と何も日光を遮るもののない川沿いを歩く通学路で、行きは朝日を、帰りは夕陽を左半身ばかりに浴びて歩く生徒たちが「〇△中焼け」と呼ばれていたように。

 

バイクの日焼け

購入当初こそこまめにカバーをかけていたのですが、風でカバーがバタつくと角が擦れて色が剥げたり、砂埃がついたままカバーかけてスワール傷まみれになったり、それを防ぐためには帰ってくるたび洗車する必要もあって、じきカバーかけるのはやめてしまったせいですね。

 

現在では塗装の質も性能もさらに上がっているとは思われますが、それでも直射日光に当たり続ける環境というのはバイクにとってよろしくないことです。

基本的に彩度の高い鮮やかな色ほど褪せやすく、かといって彩度の低い色でも黄ばんだり赤茶けてきたりします

 

塗装以外にも…… フロントスクリーン、メーターパネルといった透明プラ部品、ウィンカーやテールランプといった半透明プラ部品、シートのビニールレザー、オフ車に多いプラ地のままのカウルやフェンダー等、直射日光の熱と紫外線で変色や褪色してしまうパーツを挙げていくときりがありません。

 

材質はポリカーボネートだったり強化ABSだったりアクリルだったりPEやPPだったりするのですが、変色や褪色だけでなく、劣化して脆くなり、割れたり破れたり崩れたりということもあります。

いったん劣化してしまったものは、取付にあたって軽く締め込みしただけで粉々に割れてしまったり、シートであれば裂けてしまうことも多いです。

紫外線に当たり続けたふる~いバイクのカウルが、粉を吹いたようになって触ると崩れていくこともあります。

 

タイヤも紫外線に当たり続けると劣化してヒビ割れ易くなるのは前回の記事で触れたとおりです。

【初心者向け】バイクのタイヤ交換時期の目安

いったん陽に焼けてしまったものは、軽度であれば磨いて一皮剥くことにより回復できる場合もありますが、多くは回復不能で部分的か丸ごと交換か再塗装することとなります。

 

日焼けの防止

では、それらをどうやって防ぐか。

直射日光を完全にシャットアウトできる、屋内保管できる場所を持っている人であればそれだけで完結ですね。

最近はちょうどバイクが収まるミニガレージ的なものもあったりもします。

 

コミネ KOMINE バイク 簡易ガレージ モーターサイクル ドーム Motorcycle Dome オリーブ L 09-103 09-103 AK-103

が、これらのいずれも場所の確保に加えて、それなりのイニシャルコスト、またはランニングコスト(定期的な天幕の張り替え等)が必要です。

 

場所と予算のどちらも持たず、屋外での露天、または屋根くらいはあっても吹き曝しの場所に置かざるを得ないといった人は、耐紫外線を謳ったワックスやコーティングといったものもありますが、やはり基本的にはカバーに頼るしかありません

 

上手なカバーの選び方と使い方

レイト商会 匠 アドバンス バイクカバー Lサイズ TA93A-L

これから車両を選ぶのにカバーをかけての保管が前提の場合、カバーが風でバタついたときの小傷が目立つので、拘りがなければ濃色は避けたほうが無難です。

そういった傷の防止に内張りのあるカバーもありますが、その材質によっては表皮がまだピンピンしているのに内張が劣化してボロボロに崩れてバイクにまとわりつくといった、嫌がらせのような製品もあります。

 

傷防止の内張は、それそのものが砂埃を絡めとって溜め込んでしまうと傷防止には逆効果なことも多いです。

カバーによる小傷の防止に、毛布やバスタオル等使っている人もいますが、それそのものが湿ってしまった場合は小傷以上に湿気の滞留によるダメージが心配になります。

できれば車種専用に裁断縫製されたものがバタつき防止には一番望ましいですが、そのぶん高価にはなります。

 

筆者のオススメは高級品を長期間使うよりも

 

【Amazon.co.jp限定】 OSS ( 大阪繊維資材 ) 高機能 スマートバイクカバー 3L-4Lサイズ AMZBC01-3

・汎用の安いものでもできるだけ車両サイズに合わせたものを選ぶ(傷防止の裏地はなし)

 

LOCTITE(ロックタイト) 超強力防水スプレー 布・革 420ml DBS-420

・それを定期的に撥水スプレーをしながら、破れたり水が滲み始める前に早め早めに使い捨て

 

Sanleaves 洗車 ブラシ モップ ふんわりダスター 伸縮自在 最長76cm

・出かけて帰着した際は、カバーをかける前に毛ばたきをかけて砂埃を払っておく

・雨天乗車した場合は可能な限り速やかに水で付着した砂埃を流しておく

・防水、防傷のインナーカバーとして、ネオプレーンシートをかけた上からバイクカバーをかける

・強風が予想される時は、あらかじめ外から縛ってダブつきをなくしておく

です。

 

TOOLS リアシートカバー ブラック

ネオプレーンシートは発泡ゴムのシートで、ウェットスーツの素材といえばわかりやすいでしょうか。

それなりの重さと形状への追随性がありますので、これをかけておけばカウルの角が擦れてしまったり、浮いた砂埃を動きまわらせるということがなく、バイクの主要部分にカバーに滲みてしまった水が落ちることもありません。

 

製品として裁断縫製されているものをバイクカバーに流用してしまうのは割高なので、オークション等で「ネオプレーンゴムシート」で検索すると切りっぱなしの生地そのものを見つけることができますので、バイク上部に被せられる大きさ(例:120cm×200cm 2000円)を入手するとよいでしょう。

そのまま使うのもよし、器用な人は自分のバイクに合わせて被せやすい形にモディファイするのもまたよしです。

参考ーflickr