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イギリスのモーターサイクルメーカーといえば、今やトライアンフしか思い浮かばない……という方が大多数ではないかと思います。しかし、思い出してください。1898年に設立され、単気筒サイドバルブエンジンを生み出し、ヨーロッパのレースを制覇していた、ロッカーズ憧れのあの伝説のメーカーを!
イギリスの名門「ノートン」
数年前まではノートンが頑張っていましたよね?こんなにもイカしたカフェレーサー「コマンド」であったり。
スクランブラーの「アトラス」シリーズを市販していました。
そして、過去記事でご紹介しましたように、ノートンはあえなく倒産してしまったのでした。
https://forride.jp/motorcycle/norton-bankruptcy
ところが、そんなノートンが復活し、ニューモデルを開発していることが分かりました!
ノートンはインドTVSの傘下で再建中!
倒産に至る経緯は上記の過去記事に詳しく記載していますが、そのノートンはなんといってもイギリスの名門ですから、お金に余裕のある企業からすれば魅力的に映るに違いなく、インド企業TVSの傘下に入り、再建中なのであります。
で、「TVSって誰?」と思うかも知れませんので、過去記事も掲載しておきます。
https://forride.jp/news/bmw-g310r-tvs-apache310rr
TVSとは、BMWモトラッド「G310」シリーズをOEMで生産している、シッカリとした技術と生産能力を備えたインドのモーターサイクルメーカーです。また、資金力のある超優良企業でもありますので、筆者としては今回のノートン再建は上手く進むのではないかと睨んでいます。
そんなノートンが、はやくも開発中となるスーパーバイクの画像を発表しました!
これが開発中のノートン「V4SV」だ!
それがコチラの「V4SV」です。倒産前に開発されていた「V4RR」に良く似ていますが、現在のウェブサイトには「再開発している」との記載があります。
今のところ出ているスペックは……
- 総排気量1,200ccのV4(72度)エンジン
- 最高出力185bhp
- 最大トルク125NM
- 手作業によるティグ溶接アルミチューブフレーム(鏡面仕上げ)
といった程度です。ちなみに、軽量なカーボン外装とも記載されています。
さらに、フロントサスペンションはオーリンズ製のフルアジャスタブル倒立タイプを採用。リヤサスペンションにはノートンが特注したオーリンズ製TTXGPのアジャスタブルが組み合わされています。
相当なお値段になることは間違いないでしょうが、可処分所得の多いノートンフリークにとっては吉報なのではないでしょうか。追加情報が入りましたら追ってお知らせします!