スズキの熱意がこめられた、270°位相クランクを採用した新開発の並列2気筒エンジンを搭載した軽量ネイキッドモデルが「GSX-8S」です。発売が開始されると、特にコストパフォーマンスに厳しいヨーロッパで好評を博しており、中でもフランスが「GSX-8S」に力を入れています。
スズキ・フランスが世界選手権レーサーのカラー&グラフィックモデルを纏った特別仕様車「GSX-8S SERT」を発売しました。それに負けじと、今度はスズキ・イタリアが、「GSX-8S ケビン・シュワンツ・エディション」を発売したのでご紹介しましょう！
スズキ「GSX-8S」は軽量コンパクト&カッコいいネイキッドスポーツ！
知っている方にとっては今さらかもしれませんが、スズキ「GSX-8S」を復習しておきましょう。
「GSX-8S」が世界初公開されたのはEICMA(ミラノショー)2022でのことでした。
搭載されたエンジンに注目が集まりました。それはスズキが量産二輪車で初めてクランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用して、振動を抑えながら軽量化・コンパクト化を実現した並列2気筒エンジンです。
総排気量は776ccで、最高出力は61kW / 8,500rpmと特筆するほどのハイパワーではありませんが、この軽量コンパクトなエンジンを活かした車体もまた軽量かつコンパクトに仕上がっています。
そして、車両重量はわずか202kgに抑えられています。日本では、2023年3月24日から販売されており、既に見かけた方も少なくないでしょう。
カラーラインナップは「パールコズミックブルー」、「パールテックホワイト」、「グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2(KGL)」の3種類です。車両本体価格は106万7,000円(税込)で、安定のスズキ価格です。
扱いやすく、カッコいい、そしてパフォーマンスも良好なネイキッドモデルとして、今後の盛り上がりが期待されます。
「GSX-8S」の詳細については、過去の記事をご覧ください。
スズキ・イタリアが発売した「GSX-8S ケビン・シュワンツ・エディション」はあっという間に完売！
こちらが今回ご紹介する「GSX-8S ケビン・シュワンツ・エディション」で、スズキ・イタリアが公式サイトで発売した限定モデルです。
ケビン・シュワンツが1993年に成し遂げたロードレース世界選手権優勝30周年を記念して、この「GSX-8S ケビン・シュワンツ・エディション」は1993年に「RGV500」カラーを取り入れた特別限定カラーリングが施されています。
それ以外はノーマルですが、ケビン・シュワンツのサインが施され、証明書が付属します。そして、世界でわずか5台のみが生産され、価格は11,490ユーロ(日本円：約180万円)です。
本モデルの発売にあたり、スズキ・イタリアは専用サイトを用意していますが…
数日後には完売していました！
イタリアでもケビン・シュワンツの人気の高さが伺えます。この車両を見事手に入れた、イタリアの幸せな鈴菌さんにはいつまでも大切にしてほしいものですね。
