日本もさることながら、世界中でますます盛り上がりを見せているEVモビリティですが、ニューヨークを拠点に活動している「TARFORM」から、洗練されたデザインのエレガントな電動バイクが登場しましたので、ご紹介します。

近未来感漂う高級電動バイク「VERA」

人間工学や素材、空気力学にこだわるTARFORMが制作した「VERA(ベラ)」は、街乗りはもちろんのことスクランブラースタイルに設計された見た目通り、トレイル走行も可能な電動バイクです。

搭載された強力な空冷電気モーターにより、約137km/hの最高速度と約160kmもの航続距離を実現。なにより、0〜60km/hまでわずが3.5秒で到達することが可能と言うのだから驚きですね。

充電時間も早く、0〜100%になるまで110v(海外の家庭用コンセント)で4時間、220vの場合は2時間でバッテリーが満充電になります。

また、自社開発のダイレクトドライブシステムを採用しているため、ギアボックスやシフターは存在しません。

外装パーツはリサイクルが可能なオリジナルのバイオベース素材をもとに開発され、製造する過程で有毒物質を排除し、廃棄物を最小限に抑えられています。

軽量目的のアルミフレームには、3Dプリントによるエンブレムがさりげなく落とし込まれ、高級感を演出しています。

Bluetooth及び4G接続を備えた、高画質かつ視認性に優れた3.4インチサイズのRetinaディスプレイを搭載。こちらはTARFORMのアプリケーションと連動することができます。

電源のオンオフはスマートキーによる操作のため、キーシリンダーも排除され、ハンドル周りはすっきりとまとめられています。

外装パーツと同様に、環境を配慮した素材を用いたフラットシート。ガソリンタンクにあたる部分からリアフェンダーにかけて、流線型のフォルムが実に美しいですね。

また、シート下にはプログレッシブ製のサスペンションが設けられており、ライダーにスムーズな乗り心地を提供してくれます。

前後には17インチサイズのアルミホイールを装着し、信頼のおけるBrembo製のブレーキキャリパーを採用。さらに、回生ブレーキを備えているため、運動エネルギーを再利用して走行距離を伸ばすことができます。

「VERA」は2025年より発送開始

「VERA(ベラ)」はすでに予約が開始されており、2025年から発送される予定です。

価格は16,000ドル〜(日本円：約236万円〜)と少々高額なモデルですが、日本でこの電動バイクが走っている姿を見てみたいものですね。

また、TARFORMにはベラを上回る高額な電動バイクもラインアップに並んでいるので、気になった方は公式サイトをチェックしてみてください。

「VERA」のスペック