「日本で販売されているバイクってどこか似ていて飽きたなぁ」と思っているそこのあなたにお知らせです。
日本国内でバイクを製造している大手メーカーは、日本国内だけでなく、実は海外向けに展開しているバイクがいくつかあるのをご存知でしょうか。
今回の記事では、日本国内では販売されていない海外のバイクを3つご紹介いたします。
ヤマハ XSR155
ネイキッドバイクのロングセラー「SR400」を輩出したヤマハが、タイでXSR155という小型よりのバイクを展開しています。
見た目はネイキッドタイプのバイクで、昔ながらのクラシカルなデザインがお好きな方にはたまらないデザインでしょう。
排気量は名前のとおり、155ccと日本国内で販売されているバイクにはないタイプです。
数値から「もしかして原付二種?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、原付二種は125ccまでのバイクですので、XSR155はれっきとした普通二輪車(いわゆる中型)の扱いになります。
ただし排気量は155ccなので中型バイクといっても小型に近いため、乗り心地や感覚としては原付二種に近いといってもいいでしょう。
XSR155の特徴
エンジンは水冷単気筒4バルブとクラシカルなバイクによくあるタイプで、ブンブン走り回るというよりかは街中を快適に移動したい人に向いているバイクです。
メーターは日本国内で販売されているバイクとは違い、小型バイクなのにデジタルで表示されており、燃料メーターやタコメーター、またギアポジションも表示されているため、ライダーにとって必要な情報がしっかりと表示されています。
価格は現地の通貨から換算しておよそ310,000円であり、小型バイクと考えるとやや高いかなぁと感じるくらいでしょうか。
車体もそこまで大きくないので、日本国内でも販売されるようになるといいですね。
ホンダ CBR300
バイクで「CB」という単語を見かけると、一番に連想するのがホンダの人気バイク「CBシリーズ」ではないでしょうか。
日本国内ではCBシリーズは、CB125やCB250R、CB400と数多くのバイクを展開していますが、タイではCBR300というバイクが展開されています。
カタログ値ではCBR300の排気量は286ccなので、どちらかというと中型バイクに近いバイクでしょう。
CBR300の特徴
CBR300のエンジンには水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒が搭載されており、単気筒であることから燃費がよく、手間になりがちな給油もそこまで回数が必要でないのがポイントです。
日本国内で販売されている人気バイクのCB400と比べると回転数は上がりにくく、高速道路を走ろうと思えばやや苦しい点もありますが、街乗りやトコトコ走りたいライダー向けといえます。
なお、もともと車体にカウルがついているので、スピードが出にくいのはさておき、風の抵抗も分散させやすいので、高速道路でも快適に走りやすいといえるでしょう。
ホンダ レブル300
レブル300は北アメリカで展開されているホンダのバイクです。
排気量は286ccなので、こちらもどちらかというと中型バイクに近い位置付けのバイクです。
エンジンは水冷単気筒4ストロークなので、ビュンビュン飛ばすバイクではなく、街の中をゆったりと走りたい人におすすめのバイクでしょう。
レブル300の特徴
レブル300の特徴は、まずシートの位置が低くゆったりとした姿勢で運転するため、街中でよく見かけるアメリカンバイクに似たスタイルになります。
もともとハーレーダビッドソンなどのバイクに乗っていらっしゃった方であれば違和感なく運転できますが、アメリカンバイクを運転するのが初めての方ですとやや戸惑ってしまうでしょう。
ただし一度慣れてしまえばレブル300の軽快さや快適な走行にとりつかれて、中〜長距離だけでなく普段の買い物の足としても使いたくなります。
また、レブル300にはABS(アンチロック・ブレーキシステム)が搭載されており、急ブレーキをかけるとタイヤがロックして制御できなくなりますが、ABSがあれば急なブレーキでもタイヤがロックしないように自動的に調整してくれます。
特にバイクは事故が起きやすく、怪我が重症化しやすいですから、安全装置ともいえるABSを搭載していればより事故を起こりにくくしてくれるので、ABSを搭載しているレブル300は魅力的といえるでしょう。
まとめ
海外で販売されているバイクは、日本国内ではほとんど見かけないような排気量や仕様であったりと真新しさがあります。
現在乗っているバイクが250ccクラスで「もうちょっと排気量が大きければいいのに」とお考えになられている方ですと、海外で展開されているバイクの方が向いていることもあるでしょう。
今回ご紹介したバイクが日本国内で販売されるようになるといいですね。