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普通二輪免許で運転できるニューモデルが海外メーカーから多数登場した今回の東京モーターサイクルショーにあって、ひと際異彩を放つ軽二輪を展示していたのがBMWモトラッド。
ニューモデル「R 12 nineT」&「R12」とともにお伝えしていきましょう!
BMWモトラッド「CE 02」は eパルクーラー!
今回編集部が注目したのはこちら!東京モーターサイクルショーの当日に日本での発売が発表された国内初公開モデル「CE 02」。一般的な表現をすれば、電動スクーターです。
ところがBMWモトラッドはこれを「EVスクーターでも電動バイクでもない。都市や市街地向けのクールな“eパルクーラー”」と言います。早速、BMWモトラッドジャパンのコミュニケーション&イベントマネージャー河村拓男さんに教えてもらいました。
「eパルクーラーというのは、建物と建物の間を飛び回りながら素早く移動するパルクールのように、都市部をクールに素早く移動する様子をイメージして当社が定義した、新たな都市型電動モビリティのことなんですよ」
なるほど!それで「CE 02」は高いところに展示されていた意味が分かりました。
「CE 02」はアーバンスポーツや、アート、デザイン、音楽、ファッション、ゲームなどなど、一般的にスラッシャーと呼ばれる新しいライフスタイルや若者の文化、サブカルチャーとの相性が良い、とのこと。
「パワートレインは電動ですが、eパルクールと名付けて俊敏であると主張していますから、パフォーマンスも優れています。
最大出力は11kWですが、最大トルクは55Nm、最高速度は95 km/hを誇ります。気になる航続距離は90 kmと、都市部での移動には十分な距離を確保しています。
バッテリーは可搬式ではありませんが、家庭用100Vコンセントで充電できるのが特徴です。普通二輪免許で運転できますから、大型二輪免許をお持ちでない方もBMWを乗るチャンスですよ!」(河村さん)
車両本体価格(税込み)は135万円。クールで俊敏な電動モビリティ「CE 02」、斬新でカッコいいです!
「R 12 nineT」&「R 12」も日本発売が発表された!
「CE 02」と同日の2024年3月22日に日本発売が発表された2台、「R 12 nineT」&「R 12」も展示されていました!
このBMWモトラッドらしいクラシック・ロードスターが「R 12 nineT」。世界中で人気モデルへと成功した「R nineT」の系譜を継ぐ個性的なエクステリアの下に、高いカスタマイズ性を継承することが開発目標です。
クラシカルなスポークホイールやアルミニウム製ガソリンタンク、同じくアルミニウム製のメーターバイザーなど、カスタムが良く似合っています。
車両本体価格(税込み)は253万5,000円~となっています。
「R 12」はクラシック・クルーザー。基本骨格はロードスターの「R 12 nineT」と同じですが、こちらはクルーザーらしく754mmの低シートを実現しています。車両本体価格(税込み)198万6,000円~と、お値段も比較的リーズナブルです!
「実は今回の発表と同時に、カスタムプロジェクトを開始します!
MOONEYES、HAMANS CUSTOM、TRIJYA、CHIRIHAMA SANDFLATSという日本を代表する4組のビルダーが「R 12」をベースにカスタムして行きます」(河村さん)
とのこと。今夏に明かされるというから、楽しみに待ちましょう。
究極のモーターサイクル「M 1000 XR」日本初公開!
最後にご紹介するのはBMWモトラッドが放つ究極のモーターサイクル「M 1000 XR」。
「M 1000 XR」は「S 1000 XR」と「S 1000 RR」をベースにしており、ワインディングや長距離ツーリングだけでなく、レーストラックでも印象的な動力性能を楽しむことができるモデル。
今回、発売日が5月24日であることと、車両本体価格(税込み)が発表されました。それは……327万9,000円~。
あいにく筆者には手が届きませんが、パフォーマンスとプレミアム性を考慮すると、むしろバーゲンプライスな気がしてきます。
車両の詳細は過去記事でご覧ください!
ということでBMWモトラッドブースからは、eパルクールこと「CE 02」を中心として、新登場の「R 12」&「R 12 nineT」、それに究極のモーターサイクル「M 1000 XR」をご紹介しました!