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2024年3月22日(金)から24日(日)の3日間にわたり、「第51回 東京モーターサイクルショー」が東京ビッグサイトで開催されました。ホンダブースに続き、今回はほぼ全車種が大集合していたヤマハブースをご紹介します。
ご覧の通り、黒山の人だったことからもわかるように、ヤマハブースは文字通り大盛況でした。
そんなヤマハブースで編集部が注目したのは、「XSR900GP」向けに設定された3タイプの外装キットと、新型「MT-09」です。
「XSR900GP」のテールカウルが市販予定の参考出品に!
ヤマハブースでもっとも注目を集めたのは、昨秋に開催されたEICMA(ミラノショー2023)で世界に衝撃を与えた「XSR900GP」です。
モデル名から想像できるように、ヤマハのレーシングヘリテージ=歴史とテクノロジーとを融合させたネイキッドモデルである「XSR900」をベースに、GPレーサーの香りを漂わせる外装を搭載したモデルです。
この「XSR900GP」のシートカウルには、参考出品(市販予定車)との説明がなされていました。
EICMA2023出展車両からシートカウルそのものに変更はなさそうですが、このシートカウルも含めて市販化していただけることでしょう!
80年代をイメージした「XSR900GP」外装キットも登場!
今回の東京モーターサイクルショーで新登場したのが、ワイズギアから市販予定という2種類の「XSR900GP」外装キットです。
ターゲットは80年代のモーターサイクルムーブメントを知るアラフィフ世代です。
1つ目は、「FZ400R」を想起させるカラー&グラフィックです。
そして、もう1つは「RZV500R」にインスパイアされたもので、ともにアンダーカウルが用意されており、「XSR900GP」をフルカウル化できる仕様になっています。
ヤマハ発動機販売 営業統括部 戦略企画部 マーケティング課 バリュークリエーショングループの藤森 若葉さん(以下:藤森さん)が手ごたえを語ってくださいました。
「確かに「XSR900GP」のターゲットは”あの時代”を知る経験豊富なライダーさんです(笑)。狙い打ちさせていただきましたが、ヒットを打てたと自負しております。
今回発表いたしました2種類の外装キットも、80年代へのオマージュを表現するものですが、若い世代のライダーさんも興味を持ってくださっているようで嬉しいです!」
モデルチェンジした「MT-09」も日本初公開!
藤森さんが「是非ご覧になっていただきたい1台」とおすすめしてくださったのが、モデルチェンジした「MT-09」でした。
「新しい「MT-09」のコンセプト“The Knight Horse(騎馬)”のもと、従来からのトルク&アジャイルな乗り味を、より洗練させました。ライディングポジションの一新とボディをリセッティングすることで、街中での“アジャイルさ”と峠道での“旋回性とスタビリティ”とを両立させています。
細かな部分ですが、ハンドルが下がり新形状のガソリンタンクを採用したことでニーグリップがしやすく、よりライディングを楽しめるようになっています。ハンドル切れ角も8度増しているんですよ」(藤森さん)
この新しくなった「MT-09」の裏側には、純正アクセサリー装着車も展示されていました。
アクラポビッチ製フルエキゾーストマフラー(参考出品)に目を奪われますが、スマートなフェンダーレスキット(3万5,200円)やメーターバイザー(1万3,200円)など、素晴らしい装備が揃っています。
以上、ヤマハブースからは「XSR900GP」用外装キットと、新型「MT-09」をお届けしました!