300ccバイクってなんで存在するの?意外と知らない理由とメリット

ASEAN地域を中心に数多く展開している300ccクラス。国内でもヤマハのMT-03やYZF-R3といったモデルを見かけますが、車検のいらない250ccと普通自動二輪免許で乗れる最大排気量400ccの中間に位置しているせいか、なんとも中途半端なイメージを持ちがちです。

でも実は、世界的に見ればむしろ主流といえるクラスだって知っていましたか?

 

各国マーケットの免許事情を網羅したベストなクラス

日本では車検制度上250ccが一つの境界となっていますが、諸外国と照らし合わせると独自規格といっても差し支えないくらいなんです。なにせ、世界の免許制度は125ccもしくは150ccを境とした2区分のみなんてところがほとんど。比較的細分化されているEUですら排気量の観点からみると、125ccが一つの区切りですからね。

 

ヤマハ MT-03

そうなると250ccにこだわる必要は全くないワケで、小排気量ならではの取り回しの良さとちょうど良いパワー、そしてコストパフォーマンスを鑑みた結果、300ccというクラスが各国で求められるようになったといえそうです。

実際、ホンダCBR300やカワサキZ300といった形でヤマハ以外の日本メーカーもASEAN地域ではラインアップ展開をしています。現地のバイクメーカーともなればその充実ぶりはいわずもがなです。

 

日本ではやはり車検がネック

ヤマハ YZF-R25 / R3

では国内で300ccを乗るメリットってないんでしょうか?

ひとつあげられるとすれば、スタイルとパワーの両立。日本メーカーのラインアップに限っていえば、CBRもZもニンジャもそのシリーズを通してのデザインは踏襲されていますし、YZF-R25/3とMT-25/03ともなればほぼそのままです。同じフレームに、よりパワフルなエンジンが乗っているというのはそのスタイリングに惚れ込んだバイカーにとっては魅力といえるでしょう。「このデザインであとほんの少しだけエンジンパワーがあればいいのに」という人の願望を叶えてくれるのです。

とはいえ日本国内ではいわずもがな、300ccには車検が必要です。そのコストに納得できるかどうかは、そのモデルに対する愛情次第でしょうね……。

 

程よいパワーを備えたクラス

こうして見直して見ても、300ccは日本では中途半端と言わざるを得ないクラスですが、海外でラインアップが増えているというのは、前述したように排気量に捉われなければあらゆる意味で”ベスト”なクラスだからでしょう。日本ではまず見ない先鋭的なモデルも多いですし、毛嫌いせずに一度は試してみると新しいバイクの楽しみ方が開けるかもしれません。

もっとも免許や車検の制度を海外に合わせてくれたら、メーカーもバイカーも助かるのになぁと思うのは筆者だけでしょうか。

ヤマハ発動機株式会社

公式サイト

ジョン スミス

ジョン スミス

XLR 250 BAJAで腕磨いてます。デミオでラリーに参戦中、目指せフル参戦。好きなバイクメーカーはイタリアのMV AGUSTA。