カスタムバイクを更にカスタム!? ゴツいけど車重160㎏のバリバリ実用派!

オーストラリア大陸の南に位置する自然豊かな島がタスマニア。アウトドアが好きな人なら一度は訪れたい場所ですが、その広大かつ険しい大自然を走破するためにカスタムされたのが、今回紹介する400ccのアドベンチャーバイクです。

制作したのは現地のカスタムバイクショップPURPOSE BUILT MOTO(パーパス・ビルト・モト)。軽量かつタフで、冒険心を揺さぶるカスタム手法に注目です!

 

アップタイプのマフラーで走破性アップ

高く険しい山々や大河、岩場や砂漠など、タスマニアのワイルドなフィールドをバイクで走破する2週間のアドベンチャートリップ。そのドキュメンタリー動画を撮影するために、このオフロード・スクランブラーは製作されました。

ベース車は、同じくオーストラリアを拠点とするカスタムバイクビルダーSol Invictus(ソル・インヴィクタス)が製作したコンプリートマシン、Nemesis XY400(ネメシス XY400)です。

ノーマルはダウンタイプのキャプトンマフラーやリヤ2本サス、前19インチ・後18インチのスポークホイールなど、クラシカルな装備を持つネイキッドバイクです。
鉄パイプフレームに搭載されたエンジンは、排気量397.2ccの空冷OHC単気筒。最高出力19.5Kw(26.1ps)/7500rpm、最大トルクは30N・m/5500rpmを発揮します。

日本製のバイクでいえば、ヤマハのSR400や、カワサキがかつて販売していたエストレヤといったスタンダードなスタイルのモデルですね。

今回は、このバイクをベースに、オフロードでの走破性や信頼性などを向上するためのカスタムが施されました。

 

外観で一番の変更点はマフラー。車体左側に取り回したアップタイプに変更することで、川を渡る際やぬかるんだ道などでも、マフラー内に水や泥が入りにくくなるよう配慮がなされています。
また、エキゾーストパイプや魚雷風デザインのサイレンサーは、リヤサスペンション近くにぴったりとフィットさせることで、車体の幅をできるだけスリムにしています。これは、細い林道などを走る際に、マシンが枝や木に接触して転倒することを防止ぐための工夫です。

 

 

ヘッドライトもワイルドで堅牢に

注目はフェイスデザイン。元々は丸型1灯のヘッドライトを装備していましたが、このバイクではまずアルミ製のフロントプレートを装備し、そこにガード付きのヘッドライトをマウント。
これにより、石などがバイクに飛んできてもヘッドライトが割れにくく、プレートがライダーの体も防御できるようになっています。ちなみにプレート下部に装着された小型ライトは、ハイビームの役割を果たします。

タイヤは、元々のオンロードタイプから、ヨーロッパのタイヤメーカーMISTAS(ミスタス)が発売しているエンデューロ用のE-09に交換。ブロックパターンがオフロード走破性の高さを示すと共に、タフな外観を醸し出すことに一役買っています。

フェンダーは、前後共にアルミ製のオリジナルです。リヤフェンダーには、テールランプやウインカーがマウントされた鉄パイプ製グラブレールも装備。バイクが川などでスタックした際に、このレールを持って引き上げることを想定しています。

 

ほかにも、このバイクには、防塵性が高いオフロード車向けのエアフィルター(ちなみにこのバイクはキャブレター車)や、20mmの堅牢なライザーブラケットでマウントされたバーハンドルなどで、オフロードでの走りやすさや信頼性を向上させるパーツを数多く装備しています。

しかも、車体重量はなんと160kg。軽量なボディは、悪路走行でライダーの披露度を軽減してくれるほか、取り回しの良さにも貢献します。

 

外観のワイルドさだけでなく、様々なオフロード走行を想定した安心装備も注目のこのバイク。まさに、バイカーの「熱い冒険魂」を揺さぶるカスタムマシンだと言えますね。

PURPOSE BUILT MOTO

公式サイト

平塚直樹

平塚直樹

クルマやバイクの新車やお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジー、カスタム車など幅広く記事を執筆中。バイクやクルマ系雑誌の編集者を経て、フリーライターに。愛車はCBR650R、猫好き。