フォードやボルボにも!? ヤマハ製エンジンを積んだ四輪の歴史を振り返る!

日本を代表する四大バイクメーカーの一角、ヤマハ発動機。そのエンジン技術はバイクにのみ使われているわけではなく、時には他メーカーの4輪にも採用されることがあります。

「ヤマハ製エンジンを積んだ〇〇」って響きがいいですよね、バイク乗りとしてはロマンを感じざるを得ません。今回はそんなヤマハ製エンジンを積んだ車を7台、有名順にご紹介していこうと思います。

 

レクサスLFA

これを知らない方はいないでしょう。2010年に500台限定で生産されたレクサス初のスーパーカー・LFA、新車価格は3,750万円ですが現在の中古車市場では9,000万円以上で取引されています。

ヤマハ発動機製V型10気筒4.8Lの1LR-GUE型、通称LRエンジンを採用しており、そのきめ細やかながらも猛々しいエンジンサウンドは「天使の咆哮」と表現されるほど。エンジンそのものはヤマハ製ですが、電子制御はトヨタが担当しています。

 

トヨタ2000GT

こちらも超有名なレジェンド級、トヨタ・2000GTです。ヤマハ発動機とトヨタ自動車が初めてコラボしたモデルで、かつ一番成功したコラボだとも言えるでしょう。エンジンは当時の2代目クラウンにも搭載されていた1,988㏄6SOHCエンジン「M型」をDOHC化しようと試行錯誤を重ねた結果生まれた「3M型」。

当時発売価格は238万円、現代のレートに換算すると1,800万円ほどの高級車だったわけですが、2020年に行われたオークションでは91万2,500USドル=1億円で落札されるなど、もはや雲の上の存在になっています。

 

トヨタ AE86型レビン&トレノ

車好きかつ漫画・アニメ好きであれば知っているはず、「頭文字D」の主人公・藤原拓海の愛車でもあるトヨタ・AE86です。

1,600ccDOHCエンジンである4A-GEU型を搭載しています。ちなみにこの4A-GEU型の前後にはトヨタ初代セリカ1600GTに搭載された1.6L直列4気筒DOHCの2T-G型エンジン、トヨタマークIIツインターボに搭載された日本初のツインカム・ツインターボエンジンである1G-GTEU型などがあります。

 

レクサスRC F

さて、王道のレジェンドたちをご紹介したところで、お次はなんと現行車。トヨタとヤマハのエンジン共同開発は今でも途絶えておらず、例えばこの現行レクサスRC FにはレクサスLS用に開発された4.6L/5.0LのV8DOHCエンジンをベースに、ヤマハがレスポンスやサウンドをよりRC Fのコンセプトに合うように開発した2UR-GSE型を搭載しています。

目ざとい方や、知識のある方はすでにお気づきかもしれませんが、エンジンの型番の後半(-の後)の頭文字にGがついているものばかりですよね。そう、この「G」こそがヤマハが関わったエンジンの証拠なんです。

 

そして、トヨタ車のエンジンの歴史に詳しい方ならさらにご存じかもしれませんが、実は2000GTの開発以来、トヨタのスポーツラインやその後誕生したレクサスのほとんどのエンジンにはこの「G」の文字が入っているんです。ヤマハファンの方々は今後、トヨタ・レクサス車が走っているのを見たら親近感を抱くことになりそうですね。

 

ロータス・エリーゼ111R

Photo by Joergens.mi/Wikipedia

さて、ここからは海外メーカー編。イギリスのロータス・カーズが2001年~2011年にかけて展開していたエリーゼ・フェイズII、そのうちの111Rというモデルは、1999年にトヨタが発売した7代目セリカと同じく、2ZZ-GE型エンジンを搭載しています。

この2ZZ-GEは先ほどご紹介したAE86の4A-GEUの後継で、トヨタの1ZZ-FEをベースにヤマハが開発・製造したトヨタ初のオールアルミ製エンジンです。

 

ボルボXC90 2005年型

Photo uploaded by Autoforum

お次はスウェーデンに飛んでボルボのXC90。代々、クラッシュテストに基づく「世界で最も安全な車ランキング」のトップ層常連であるこのXC90も、一時期ヤマハ製のエンジンを使用していました。

そのエンジンとは4.4LのV8エンジン、Volvo V8 TE(Top Exectutive)というもので、XC90に限らずS80など、同時期のボルボのフラッグシップ級に搭載されています。

 

フォード・トーラスSHO 1989~1996年型

Photo uploaded by Stephen Foskett

最後にご紹介するのはまさかのアメ車、フォード・トーラスSHO(Super High Output)です。こちらの車にはヤマハ製Ford SHO V6/V8エンジンが搭載されていました。初代SHOにはV6エンジン、3代目にはV8エンジンが積まれ、排気量も代によって3.0L、3.2L、3.4Lなど微妙に変化しています。

 

まとめ

トヨタ・2000GTに携わった当時は自動車開発のノウハウがほとんどなかったヤマハ発動機でしたが、長らくトヨタと共同開発を続けていくうちに海外メーカーにも注目されるようになり、今でもエンジンマニアの中では「ヤマハ・エンジン」というのは一定の人気を誇っています。

これを機にレクサスのオーナーになって「バイクも車もヤマハ製のエンジンだぜ~」と自慢げになるのも、なかなか気持ちいいのではないでしょうか。

上中達也

上中達也

BMX、MX、スケボー、サーフィンなど横ノリ全般をこよなく愛する。クルマやバイクの新車情報や、オモシロ動画を逐一チェックする癖アリ。