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コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

ピアジオがミラノショーでリリースした電動スクーター「VESPA Elettrica」がスクーター界に一石を投じましたが、同じくイタリアから、ひっそりと謎に満ちた電動バイクがリリースされました。

今回は、イタリア発の電動スクランブラー、Aero「E-Racer」をご紹介しましょう。

 

Aero「E-Racer」の概要

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

ショーモデルという点を加味しても、ここまで美しく仕上げてくるのは流石イタリアン。クラシカルな雰囲気を漂わせつつ、近未来的なスクランブラー・スタイルに仕立てられた電動バイクです。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

ですが、公式公開されたのは画像と簡潔な背景紹介のみ。メーカーに問い合わせたところ、見事に詳細を教えてくれたので、ご紹介していきましょう。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

最高出力は55kW、最大トルクは120Nm、そして車両重量は160kg。バッテリー容量は5.3kWh。かなり頼もしいスペックです!

残念ながら航続距離は約60kmと、電動バイクに共通する弱点は解消されていないようです。サブバッテリーを搭載することで航続距離を2倍まで伸ばすことが可能だそうですが、それでも120km。充電時間は、標準的な充電設備であれば30分で80%まで充電できます。家庭ではフル充電まで1時間半かかるとのことです。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

航続距離にこそ難があるものの、魅力的に仕上げられた「E-Racer」。デザイン会社「Aero」とイタリアの有力オートバイ誌「Inmoto」のコラボレーションにより誕生したモデルとなります。

実際の製造はイタリアの電動オフロードメーカー「Tacita」が行ないます。

 

Aero「E-Racer」のディテール

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

前後17インチホイールにピレリMT60タイヤを履いたシルエットは、スクランブラー的であり、ストリートトラッカーのようでもあります。

オーリンズ製フロント倒立フォークTTXと、リアのオーリンズ製サスペンション+アルミ製スイングアームという車体構成は、電動オフロードバイクのスペシャリスト「Tacita」製品に準じた造り。フロントブレーキはブレンボ製キャリパーに320mmディスク、リアブレーキも同じくオーリンズ製キャリパーに220mmディスクの組み合わせです。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

ユニークかつ先進的な形状のフレームはクロモリ製。凝ったデザインのリアフレームはアルミ製と手が掛かっています。ナンバープレートホルダーの処理も見事です。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

縦2灯のLEDヘッドライトを装備。ライトステーはアルミ削り出しですね。左右ミラーをハンドルバーの下側に装着しています。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

ヘッドライトの上にはゴープロ「Session 4」が装備されています。

 

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ディプレイは何と「iPhone」!

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

電動バイクではありますが、5速トランスミッション&油圧クラッチを装備しています。

実はコレ、電動オフロードバイクメーカーとしてラリー参戦とオフロードレースにも参戦しているTacita製品では基本的な構造。一般的なオートバイに近い操作感を得ることができるためでしょう。

 

コレは近未来的!電動バイクAero「E-Racer」は高性能なスクランブラー!

薄くてお尻が痛くなりそうですが、実に素敵なクロスステッチ入りのシートレザーは内装メーカー、アルカンターラのレザーを採用しています。

こうして見てみると、機能パーツには一級品が投入されており、細部までデザインにも凝っていて、実に丁寧に仕上げられていることがわかります。

 

Aero「E-Racer」は市販予定!

このように魅力的な仕様と外観を持つ「E-Racer」。デザインしたAeroでは2017年中に市販を予定しているそうです。

電動バイクというと、どうしても航続距離がネックになりがちなのですが、「E-Racer」は基本的には都市近郊をカッコ良く走り回るために企画された車両ですので、約60kmの航続距離に加えて、80%充電まで30分くらいなら問題ないような気もします。

電動スクランブラー「E-Racer」。この車両に魅力を感じたのは、筆者だけではないはず!

 

参考 – Aero – elektro racer motorcycles
Writer: Reggy

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