ヤマハ「M-SLAZ」はホンダ「グロム」やカワサキ「Z125/Z125 PRO」に対抗できるのか?

アセアン地域では、125ccクラスのバイクの需要が高いと聞く。特にタイ、マレーシアでは主に男性が125ccクラスの実用車を通勤用に利用しているという。そうした背景を踏まえた上で各バイクメーカーも様々な世界戦略を練っている。

充実した装備とコンパクトなボデイで人気を博すホンダ「グロム」

2013年1月にタイで発売されたホンダ「MSX125」…日本では「グロム」という名称で逆上陸を果たしたばかりの新モデルである。生産はタイの現地法人A.P.ホンダで行なわれており、現地では高い人気を博しているという。アジア圏で需要の高い125ccエンジンに加え、コンパクトな車体サイズながら、新設計のスチール製モノバックボーンフレーム、12インチアルミホイール、前・後ディスクブレーキ、倒立フロントフォークなどなど、充実した装備が人気の秘訣なのかもしれない。

「Z」シリーズの中で最も軽くコンパクトな車体に充実した装備を誇る

カワサキ「Z125 / Z125 PRO」も同じくタイで人気を博しているモデルである。「Z」シリーズの中で最も軽くコンパクトな車体を持ち、倒立フォークやオフセットレイダウンリヤサスペンション、そして前後のペタルブレーキディスクなど充実した装備を誇っている点も同様であろう。

「グロム」「Z125/Z125 PRO」に追随するモデル、ヤマハ「M-SLAZ」を発売

そんな中、ヤマハ発動機は、150ccスポーツモデルの新製品「M-SLAZ」を2015年12月よりタイ市場で発売することを発表した。製造・販売はタイのグループ会社 TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)が行う。

「YZF-R15」をベースとした150ccスポーツモデル

「M-SLAZ」は、”Just Size Ultimate Fashion Street Extreme”をコンセプトに開発された。エンジンとシャーシは、アジア地域で人気を博すスポーツモデル「YZF-R15」をベースとし、エクストリームスポーツの雰囲気を織り込んだデザインと機敏性に優れた操縦性を兼ね備えているという。倒立式フロントサスペンション、アップライトなライディングポジション、先進的でミニマムなLEDヘッドライトなど、先に記した「グロム」「Z125 / Z125 PRO」と同様の充実した装備となっている。

「M-SLAZ」は「グロム」「Z125/Z125 PRO」を超えられるのか?

このように「M-SLAZ」は「グロム」「Z125 / Z125 PRO」をライバル視した対抗モデルである。違いがあるとすれば「YZF-R15」をベースとしているため、「グロム」「Z125 / Z125 PRO」に比べると、そこまでコンパクトではないということくらいであろう。タイでは需要の高い125〜150ccという排気量に加え、同等の装備を誇る3車種同士の争い…。結果がどうなるのかは神のみぞ知るだが、筆者としてはそのアジア競争の渦中にスズキが参戦してほしいと願うばかりである。

参考 – ヤマハ発動機Hondaカワサキモータースジャパン

上中達也

上中達也

BMX、MX、スケボー、サーフィンなど横ノリ全般をこよなく愛する。クルマやバイクの新車情報や、オモシロ動画を逐一チェックする癖アリ。