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先日、オーストリア発となる新進気鋭のモーターサイクルブランド「MOTRON(モートロン)」の、優れたパフォーマンスを誇るスポーツタイプの遊べる電動バイク「Vizion(ヴィジョン)」をご紹介しましたが、今回は、同社ラインアップの中から、モートロンのアイデンティティが詰まったレトロ・クラシックな電動バイク「Cubertino(キューベルティーノ)」を紹介します!
MOTRON(モートロン)「Cubertino(キューベルティーノ)」
キューベルティーノは、妥協のないレトロ・クラシックな美しいフルカバードボディが魅力的な電動バイクです。
ドライブトレインはボッシュ製のハブモーターを搭載し、最高出力は1.5kWと控えめながら走行レンジは56㎞と充分な航続距離を確保。加速はモーターならではのスムーズなもので、自然なライディングポジションや快適な座り心地となっています。
そして、バッテリーには5万km~6万kmと高寿命を誇るリチウムイオンバッテリー(60V/26Ah)を搭載。
バッテリー充電には急速充電器が付属しているため、空の状態から5~6時間で満充電が可能で、車体に用意されたインレット(コンセント)に直接接続しての充電はもちろんのこと、バッテリーを外して充電することも可能です。
キューベルティーノのディテール
スイッチボックスはレトロデザインで統一すべく梨地にする徹底ぶり。凝った形状のグリップと相まって新旧融合の斬新なデザインに仕上がっています。
保安部品に関しても、レトロなスタイリングを大切にしながら現代的な技術が取り入れており、灯火類はご覧のとおりすべてLEDという贅沢仕様。この辺りの作り込みも実に美しい!
ポジションランプ(スモールランプ)はヘッドライトの中ではなく、あえてハンドルカバーに内蔵させている点からも、並々ならぬデザインへのこだわりが感じられます。
ユーティリティも充実しており、2つの便利なグローブボックスやUSBソケット(左側)を標準装備。
シート下は、燃料タンク…ではなく、グローブや工具などを入れるのにちょうど良いサイズの収納ボックスが用意されています。
キューベルティーノならではのスタイルにこだわるため、前後共に17インチサイズの細身メッキホイールやドラムブレーキが採用されています。
駆動はホイールハブ・モーターが搭載され、スイングアームカバーはモダンテイストなデザインに仕上がっています。
キューベルティーノを試乗した感想
ハンドルやステップのポジションや足付き性の良さもさることながら、キュートな見た目からは想像できないほど、搭載された14.6Nmを発揮するホイールハブ・モーターのトルクは力強く、モーターならではの加速力やスムーズな発進が楽しめました。また、取り回しやすいコンパクトかつ軽量な車体や、前後17インチサイズのホイールによって少々のギャップでは動じない安定感もあり、初心者でも安心して乗ることができるのではないでしょうか。
また、レトロスタイルに基づいた演出の一つであろう、ウインカーを付けた際はカチカチと音で知らせてくれるので、消し忘れの心配もありません。
航続距離は56㎞ですが、シティーユースのスペックとしては充分でしょう。オシャレな見た目もさることながら、ガソリン車に比べて維持費を格段に抑えられる、エコな電動バイク「キューベルティーノ」で毎日のライディングを楽しくオシャレに進化させませんか?
モートロン「Cubertino(キューベルティーノ)」のスペック
エンジン型式 | ブラシレスDCモーター |
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モーター | ホイールハブ・モーター |
定格電流 | 60V |
最高出力 | 1,0kW |
最大トルク | 14.6Nm |
車両重量 | 78kg |
バッテリー | リチウムイオン(取り外し可能) |
定格容量 | 60V 26Ah |
容量 | 1,872Wh |
全長×全幅×全高(mm) | 1,895×680×1,020 |
最高速度 | 45km/h |
走行可能距離 | 56km |
電力消費量 | 37 Wh/km |
登坂能力 | 15 % |
タイヤサイズ | 前:70/90-17、後:80/90-17 |
カラー | グラファイトグレー、グレイシャーホワイト |
充電時間 | 5〜6時間 |
価格(税込) | 39万6,000円 |