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【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

昨今ではますます電動キックボードのレンタル利用や購入者が増加してきていますね。世界中のさまざまなメーカーから電動キックボード(電動キックスケーター)が発売されており、何を購入すればいいのか悩んでいる方もいることでしょう。

そこで今回は、FANTIC(ファンティック)、MOTORISTS(モータリスト)、YADEA(ヤディア)の国内外3社が取り扱う話題の電動キックボードを実際に試乗してみました!

 

MOTORISTS(モータリスト)「ECS-01」

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

「モーターのある生活を、身近に、楽しく、安全に」をテーマに掲げるMOTORISTS(モータリスト)のE-COMMUTERシリーズから、環境にやさしい2つの電動モデルが登場しました。

ヘッドライトやテールライト、ウィンカーなどの保安部品を標準装備した公道走行可能な折りたたみ式電動モビリティ「ECS-01」は、防塵・防水IP65の高度な防水性を兼ね備えた高剛性フレームと、安心のフロントサスペンションと10インチFATタイヤによって走行安定性を高めたハイエンドモデルです。

 

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

必要十分な出力(定格出力350W)を備えたモーターを搭載し、速度は3つのモード(Ecoモード時:6km/h、Driveモード時:25km/h、Sportsモード時:35km/h)から選ぶことができます。

ちょっとした買い物や、駅から家までなど、ラストワンマイルの移動手段として日常をより快適にしてくれる「ECS-01」が、2022年9月より発売中となっています。

 

「ECS-01」のディテール

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ディスプレイは視認性に優れたLED大型メーターを装備し、速度や電池残量などが一目でわかるようレイアウトされています。

また、電動モビリティならではの機能としては、ロック/アンロック、ライディング統計情報、クルーズコントロール、ファームウェアアップデートなど、スマホアプリとの連携も可能となっています。

 

「ECS-01」を試乗した感想

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10インチのファットタイヤとフロントサスペンション、高剛性フレームの組み合わせによって、抜群の乗り心地と安定感を備えたECS-01。段差でもハンドルがとられることはなく、優れた直進安定性も実感しました。サムスロットル(親指で押し込むタイプのスロットル[いわゆるアクセル])による発進もスムーズで、ブレーキも充分なストッピングパワーが確保されているので思い通りに止まることが出来ます。

灯火類のボタン操作も簡単で、中央に配置された大型のLEDディスプレイは見やすく存在感も際立っていました。

バッテリー 36V 360Wh
最大走行距離 35km
最高速度 Eco:6km/h、Drive:25km/h、Sports:35km/h
定格出力 350W
車両重量 17.7kg
車両区分 原付一種
サスペンション フロントサスペンション
タイヤ 大径10インチタイヤ
ファンクションメーター LEDモニター
全長×全幅×全高(mm) 1,100×520×1,285(折り畳み時:550)
付属品 充電器、保安部品
保証期間 1年間
価格(税込) 14万3,000円

 

MOTORISTS(モータリスト)「ECS-02」

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そして、モータリストのE-COMMUTERシリーズに追加されたもう一つの電動モデルは、10万円を切る安価な本体価格が魅力的な「ECS-02」。先ほどのECS-01の余剰性能を取り払い、ちょっとした街乗り仕様にチューニングされたモデルです。もちろん保安部品は標準装備ですので、然るべき登録によって公道走行も可能です。

日本の保安基準専用に開発されているため、インテグレートされたすべての保安部品が美しく収まるようにデザインされています。

 

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

なにより、8.5インチのノーパンクタイヤを採用しているので、出先でのパンクの心配もありません。また、重量は15.5kgと軽量であることから、持ち運びも苦にならず様々なシーンで活躍すること間違いなしでしょう。

 

「ECS-02」のディテール

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ハンドルポストの先端部分には、外観を損ねることなく保安基準に対応したLEDヘッドライトが内蔵されており、ON/OFFスイッチで切り替えることが可能。ハンドルステム一体型のスタイリッシュなファンクションメーターによって、ミニマルでスタイリッシュなスタイリングが維持されています。

さらに、リアサスペンションと8.5インチノーパンクタイヤが路面から受ける衝撃を吸収・緩和し、安定した走行性を発揮します。「ECS-02」の発売日もECS-01と同様に、2022年9月より発売中です。

 

「ECS-02」を試乗した感想

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これまで何台もの電動キックボードを試乗しましたが、ECS-02はハイエンドクラスの電動キックボードと遜色ない性能を有していると感じました。むしろ軽量な車重を加味すると、ライフスタイルに電動キックボードを取り入れるべくエントリーモデルとしては最有力候補の一つなのではないかと思います。

8.5インチのノーパンクタイヤや、リアサスペンションによってフワッとした乗り心地となっており、シティーユースには最適な味付けと言えましょう。

バッテリー 36V 270Wh
最大走行距離 35km
最高速度 Eco:6km/h、Drive:15km/h、Sports:25km/h
定格出力 350W
車両重量 15.5kg
車両区分 原動機付自転車
サスペンション リアサスペンション
タイヤ  8.5インチ ノーパンクタイヤ
ファンクションメーター LEDモニター
全長×全幅×全高(mm) 1,100×490×1,160(折り畳み時:425)
付属品 充電器、保安部品
保証期間 1年間
価格(税込) 9万9,000円

 

YADEA(ヤディア)「KS5 PRO」

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

電動モビリティ業界のトップランカー「YADEA(ヤディア)」と、創業約70年の老舗メーカー「長谷川工業」の共同開発によって誕生した「KS5 PRO」。日本の公道を走行するために開発されたこのモデルは、日本の道路運送車両法の保安基準をクリアした公道走行が可能な電動キックボードです。原付一種の区分にカテゴライズされており、原付免許以上の運転免許証と、ヘルメットの装着が必要です。また、当然ながらナンバープレートの取り付け及び自賠責保険の加入も必要であるほか、軽自転車税(2,000円/年)の納税義務も生じます。

※ナンバープレート取得設置、自賠責加入、自動車税納税は、他の原付一種区分にカテゴライズされる電動キックボードでも同様

 

「KS5 PRO」のディテール

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

速度やバッテリー残量がひとめで確認できる液晶ディスプレイや電源ボタン、スピード切り替えボタンは中央のステム内モニターに集約。また、走行モードは「エコモード(最高速度6km/h)」「スタンダードモード(最高速度15km/h)」「スポーツモード(最高時速35km/h)」の3つから選ぶことができます。

60kmの連続航続距離を誇るスタミナ満点のリチウムイオンバッテリーが搭載されているほか、15°までの登坂角度にも対応するパワフルさも兼ね備えています。そして、ハンドル右側にはサムスロットルが設けられており、手首を捻るタイプのスロットルよりもシンプルで直感的な操縦を実現しています。

空気の代わりにゴムが充填されたノーパンクタイヤを装着しているので、パンクのトラブルも心配ありません。なにより、自動車などで用いられている回生ブレーキ(運動エネルギーを回収して再生する機能)により、環境に優しい省エネルギーモデルの電動キックボードへと仕上がっています。

 

「KS5 PRO」に乗ってみた感想

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

KS5 PROは安全上の観点から、サムスロットルを操作したただけでは発進せず、軽く足で地面を蹴り、少しスピードが出たらサムスロットルを押すことでモーターが駆動する仕組みとなっています。搭載された500Wのパワフルなモーターにより、スムーズな加速はもちろん、数秒でトップスピードに到達します。

また、高強度アルミフレームが採用されているので、30km/hの速度や多少の段差等でもブレることなく安定しており、フロントサスペンションが衝撃を適度に吸収してくれるので、物理的な安定感と心理的な安心感から、しばらく乗っていても全く疲れませんでした。

ウィンカーやホーン、モードの切り替えボタンも簡単に操作することができ、肝心の静動力も充分な効き具合でした(フロントがドラムでリアがディスク、前転を防止することを目的としたパーツチョイスということでしょう)。何より、日本の保安基準にしっかりと適合しているという点は、電動キックボードの購入を検討していたユーザーにとって最大の好材料なのではないでしょうか。

モーター 定格出力 500W
バッテリー 36V 15.6AH
最大航続距離 約60km
最高速度 35km/h
登坂能力 15度
展開サイズ(mm) 1,225×485×1,250
収納サイズ(mm) 1,225×485×570
重量 23.0kg
最大荷重 110kg
充電時間 7.5時間
走行モード 3モード設定可能(6 km/h、15 km/h、35 km/h)
タイヤ
10インチソリッドタイヤ
価格(税込) 18万2,600円

 

FANTIC(ファンティック)「TX2」

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

バイクをはじめ、様々なモビリティを製造開発するイタリアメーカー「FANTIC(ファンティック)」の”ELECTRIC MICRO-MOBILITY”ラインに、スタイリッシュな電動タイプのキックボード「TX2」が追加されました。

妥協のないモダンなアーバンスタイルデザインと、コンパクトな車体に詰められた高いパフォーマンスは、電気マイクロモビリティに挑戦し続けるファンティックによる努力の賜物と言えましょう。

 

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

TX2のコンセプトは、イノベーション・デザイン・パフォーマンスを軸に、日常における快適性と安全性を重視したもの。シャープなスタイリングが印象的ですが、本モデルの大きな特長は、前後輪にパワフルな250Wのモーターを1つずつ搭載(合計500W)しており、二輪駆動または後輪駆動に切り分けることができるという点です。また、走行モード(速度制限)も最高速度6Km/h、20Km/h、25Km/hの3つから選択することができます。

さらに、搭載された369Whのリチウムイオンバッテリーは最大で25kmほど走行することが可能で、充電時間は5時間程度で満充電になります。なにより、13.9kgの軽量設計かつワンクリックでコンパクトに折り畳むことができるため、持ち運びの容易さもTX2の魅力の一つでしょう。

 

「TX2」のディテール

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

マグネシウム製の非常に軽い素材を使用した軽量なハンドルバーの中央には、視認性に優れたカラー液晶ディスプレイを搭載。ディスプレイには、走行速度、バッテリー残量、走行距離の表示をはじめ、ライトのON / OFFなどの情報が表示されます。また、ディスプレイ下部には電源ボタンが設置されており、このボタンはスマホなどと同様にスクーターの不正使用を未然に防止するための指紋認証機能がついています。

ハンドル右側にサムスロットルと走行モード選択ボタン、左側にはブレーキレバーとホーンボタンを配置。快適性を追求したシリコン素材のワイドボードを使用することで足滑りの防止と適度なグリップ力を実現しています。前後8.5 インチのエアレスホイールはパンクの心配もありません。さらに、ヒンジ部分にある2つのボタンを押し下げることで簡単に折りたたむこともできます。

 

「TX2」を試乗した感想

【保安基準適合モデル有!】イマ話題の電動キックボード4車種を乗り比べてみた!

前後輪にパワフルな250Wのモーターを搭載しているので、低速の6km/hモードでも力強いトルクを感じました。走行モード変更はスイッチひとつで簡単に切り替えることがでるほか、日中でも十分な光度を持った視認性の高いカラー液晶ディスプレイによって速度やバッテリー残量を瞬時に確認することもできました。また、8.5インチサイズのノーパンクタイヤはコーナーでもしっかりとグリップし、小型ながら頼もしいフロントサスペンションによって安定した走行性能を堪能できました。

なお、欧州規格は適合していますが日本の公道を走行するためには保安部品が別途必要となりますのでご注意ください。

ファンティックTX2は、シティーコミューターとしてというよりも、クローズドコースなどの敷地内で楽しむ”遊び道具”として、非常に魅力的なモビリティなのではないでしょうか。

モーター 500W デュアル前後駆動モーター
最高速度 6km/h、20km/h、25km/h
バッテリー容量 369Wh
最大航続距離 25km
車両重量 13.9kg
耐荷重 100kg
ホイール 8,5″、エアーレス
全長×全幅×全高(mm) 1,101×180×480
充電時間 5時間
価格(税込) 19万8,000円

※公道を走行するには道路交通法に適した保安部品が別途必要となります。

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