この記事の目次
ホンダに続き、2023年3月24日(金)〜26日(日)に開催された東京モーターサイクルショー2023におけるヤマハブースをご紹介いたします!
※ホンダブースのレポートは最下部のリンクよりご覧ください。
ブース展示のキーワードは「#ヤマハではじめるバイクライフ」「#あつまれヤマハ乗り」です。それでは、どんな出展内容だったのか早速ご紹介いたします。
「#ヤマハではじめるバイクライフ」は小中排気量モデル充実で実現する!
ヤマハブースのステージに展示されていたのは数多くの小~中排気量モデル。市販予定の125ccの3機種と155ccの1機種、合わせて4機種のスポーツモデルが国内初披露されました。
この4機種は主には二輪免許取得を考えている方に向けたモデル。「#ヤマハではじめるバイクライフ」とは、小中排気量モデルの充実を表現したキーワードでした。
最注目はシンプルな「XSR125」!ベテランも納得のXSRシリーズの末弟!
当サイトが最も注目したのは市販予定車の「XSR125」です。既にヨーロッパでは市販されており早くも人気モデルとなっています。
ヤマハのイギリス版ウェブサイトでは「XSR125」2023年モデルの素敵な写真が公開されていますが、XSR125は「バイクって楽しそう!」「乗ってみたい!」と思わせてくれる、素敵なデザインとサイズ感が魅力です。
なのですが、ここはバイク情報サイトですから少し詳しくイギリス仕向車を紹介しましょう。まず大前提として「XSR125」の基本骨格は後述するスーパースポーツモデル「YZF-R125」と共通であるため、パフォーマンスについては折り紙つきです。
可変バルブ機構(VVA)を搭載した総排気量124ccの水冷単気筒エンジンを搭載。最高出力は11.0kW@10,000rpmです。
それを支えるのはスチール製デルタボックスフレーム。フロントフォークは37mm倒立タイプです。全長は1,960mm、ホイールベースは1,330mm、車両重量は140kg。これはスズキ「GSX-S125」に極めて近いスペックで、軽量かつコンパクトのため初心者に優しい仕様になっています。
そのうえでヤマハが誇るネオレトロ「XSR」シリーズ共通のデザインを採用しており、これが初老を迎えた筆者が見ても素直にカッコいい。いや、正確には“カッコ可愛い”のです。
展示されていた「XSR125」には純正アクセサリーと思しきパーツが搭載されていましたが、このシートなんて惚れ惚れするくらい可愛いです。
こちらの「XSR125」は全くの別モデルのような仕上がりですが、それは純正アクセサリーの効果。
フロントフェイスを引き締めてカフェレーサー的な雰囲気を醸し出すビキニカウルを装備していました。
エンジンを守るスキッドプレートやシングルシートもビシッとキマっています!これも純正アクセサリーとして用意されるそうです。
長らく日本におけるバイク業界は停滞していますが、その一因はご新規ライダーの減少であることは明白です。エントリーモデルを充実させたヤマハの展示は、それを打ち破る狙いがあるそうなのです。お話してくださったのは営業統括部企画推進部マーケティング課バリュークリエーショングループ主任の井田龍太さんです。
キーワードにあげた「#ヤマハではじめるバイクライフ」「#あつまれヤマハ乗り」が全てを表せているかなと思います。
前者は若い方や女性にヤマハでバイクを始めませんか、というご提案。それに最適なモデルを4車種展示しました。いずれも市販予定です。若い方や女性のなかにバイクに興味を持っている方は案外多い。そういう方が欲しいと思うモデルさえあれば、ヤマハでバイクライフを始めてくださるはずなんです。
ですから今回は車両単体だけでなく、多彩なアクセサリーも同時に発売して、自分らしくアレンジして頂けるように準備しています。
と語ってくれました。
冒頭で記載した125ccクラスのスーパースポーツモデル「YZF-R125」(写真はイギリス仕様2023年モデル)と……、
「XSR125」と同じく「YZF-R125」と基本骨格を共有するネイキッドモデル「MT-125」もラインナップしていました。125ccクラスにタイプの異なる3車種を一気に投入することで、ユーザーの多様な嗜好、ライフスタイルに対応して行こうとしています。
「125ccクラスの1つ上のスーパースポーツに乗りたいが250ccクラスは手が届かない……」という方にも朗報!「YZF-R25」よりはややリーズナブルな価格で出て来るはずの「YZF-R15」が市販予定として登場したのです。
ということで皆さん、身近にライダー候補がいたら教えてあげましょう。今すぐ「#ヤマハではじめるバイクライフ」で検索しましょう!
スタイリッシュな純正アクセサリー装着車も展示さていました!
もう一つのキーワードである「#あつまれヤマハ乗り」は、ヤマハ好きに向けたもの。ヤマハ好きライダーさんに向けては、スタイリッシュな純正アクセサリーを装着した「XSR900」が展示されていました。
ヤマハ純正アクセサリーの仕上がりの良さは言わずもがなでしょう。
ヤマハではここに掲載した仕様を含めて「XSR900」用に3種類の外装キットも参考出品していましたが、いずれも負けず劣らず魅力的でしたので、続報が入りましたら紹介したいと思います!
https://forride.jp/motorcycle/tmc2023-honda
https://forride.jp/motorcycle/tmc2023-suzuki
カワサキ「Ninja」人気も然る事ながらニューモデル「エリミネーター」に注目集まる!【東京モーターサイクルショー2023】