イギリスが世界に誇るモーターサイクル文化の一つが“カフェレーサー”ですが、それをメーカー直接に生産していたのがトライアンフです。

非常に残念なことに、メーカー純正のカフェレーサー「スラクストン」に“ファイナルエディション”が発表されてしまいました。

走る宝石のような極上のカフェレーサー！製作に640時間以上費やした珠玉のTRIUMPHスラクストンカスタム！

元祖カフェレーサーのDNAを受け継いだ人気モデル

トライアンフのクラシックシリーズには、カフェレーサースタイルの「THRUXTON RS」と「THRUXTON RS CHROME EDITION」がラインアップに並びます。「THRUXTON(スラクストン)」は、スラクストン500レースで優勝を遂げたことから名付けられ、カスタムマシンさながらの完成された美しいビジュアルや、パフォーマンスに優れたエンジンを搭載した人気のモデルです。

歴代のスラクストンシリーズと比べ、最高スペックを誇る「スラクストンRS」。

往年のカフェレーサースタイルでありながら、パフォーマンスや軽快なハンドリング、洗練された現代的なビジュアルが見る人を魅了します。本体価格は、201万5,000円(税込)です。

スラクストンRS クロームエディションは、スラクストンRSをベースにクロームメッキが施されたガソリンタンクを装着し、モノトーンで抑えられた上品な一台です。本体価格は、208万3,000円(税込)です。

「スラクストン・ファイナルエディション」

カフェレーサーとして名を馳せてきた「スラクストンファイナルエディション」がこちらです。悲しいことに、2024年をもって生産終了となります。

「スラクストン・ファイナルエディション」はその最後を飾る限定モデルで、驚異的なスペック・性能・スタイルを兼ね揃えた、歴代最高の「スラクストン」です。

この特別モデルはプレミアム仕様の「スラクストン RS」をベースにしており、何世代にもわたる開発の集大成であり、コレクター垂涎の限定版です。

独自のコンペティショングリーンの塗装、手描きのゴールドライニングとアーティストのサインが施されており、「スラクストン RS」のスタイルと伝統的なエレガンスが見事に融合しています。

「スラクストン・ファイナルエディション」のディテール

「スラクストン・ファイナルエディション」は「スラクストン RS」に最終モデルに相応しい高品質な仕上げが施された限定モデルです。各車にバイク固有の車体番号を記したシリアルナンバーが付与されます。その証明書には「スラクストン」デザインチームメンバーに加えて、トライアンフCEOのニック・ブロアのサインも入ります。

搭載するのはハイパワーな1,200ccボンネビルエンジン。イギリス伝統のパラレルツインにあたり、最もパワフルなバージョンです。

最高出力は105ps、最大トルク112Nmを発生。レスポンスも優れており、高圧縮ピストンと改良されたポート、カムプロフィールを備えており、スリリングなパフォーマンスと「スラクストン」のトレードマークである魅惑的なエキゾーストノートを奏でます。

俊敏性と操作性に特化した洗練されたハンドリングもまた「スラクストン・ファイナルエディション」の魅力です。

それを提供するのはクラス最高のÖhlins製サスペンション、Brembo製ブレーキコンポーネント。このスリリングなパッケージを締めくくるは、レース仕様のMetzeler Racetec RRタイヤです。

80種類以上もあると言われる「スラクストン」専用アクセサリーのなかでも、このコックピットフェアリングは特筆すべきものです。

ボディ本体と同色のコンペティショングリーンに仕上げられており、本格的なカフェレーサースタイルを演出してくれます。

それにしても、この美しい「スラクストン」がファイナルエディションを迎えてしまうとは…少し残念すぎて、言葉がありません。

ちなみに、「スラクストン・ファイナルエディション」は日本でも発売となり、車両本体価格は215万円(税込)です。

このコレクターズアイテムとなる本モデルを手に入れたい方は、正規販売店にお問い合わせください！

「スラクストン・ファイナルエディション」のスペック