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ロシア製のクルマと言えば、「UAZ」や「カマズマスター」など、巨大な車両を思い浮かべますが、そんな発想を吹き飛ばすような…どちらかと言えば実車よりもチョロQを連想させてしまうようなクルマが登場しましたので紹介しましょう。
Mirrow Provocator
ロシア企業のMirrowが発表した「Mirrow Provocator」は、驚くほどコンパクトなクルマです。コンセプトは…言うなれば軽自動車ですかね。「スマート」にも似ていますが、こちらは4人乗りとなっています。しかし、キュンキュンですね。笑
ホイールベースが極端に短い作り
全長は2,695mm、全幅は約1,980mm、全高は2,045mmです。このサイズながら4シーターとなっており、天井の高さも地上から180cmあるそうです。天井の高いクルマは広く感じるところもありますので、これならば快適に乗れそうな気もします。
ロゴがアメカジブランドの老舗「ウエアハウス」と酷似しているのが気になります…。
インテリアはポップかつレーシー
オレンジを基調としたポップなインテリア。あれ?…マニュアルなのですね。そしてなぜかシートベルトは、4点式を採用しており、ちょっとレーシーな雰囲気が漂ってます。まぁ、この車両で飛ばすのは怖いと思いますが…。
1台のスペースに2台駐車可能
「Mirrow Provocator」の最大の利点が、上写真のように1台の駐車スペースに2台の「Mirrow Provocator」が駐車可能になるということです。これは特に都心部などの駐車場不足も解消される可能性を秘めているため、素晴らしいアイデアでしょう。もしそうなったら駐車場代も半分にして欲しいところですが。
パワーユニットは4通りが選択可能
パワーユニットは、1.5リッターのディーゼル/ガソリンエンジンか、ハイブリッドシステム、さらにはEVモデルも考えられているようです。ハイブリッドやEVモデルは最大で400kmの移動も可能とのこと。
とにかく安価なのは嬉しい!
Mirrow Provocatorの価格は、インドのタタのように超リーズナブルで、3,500ユーロ(約40万円)〜とのことです。
日本の軽自動車に比べても、かなり安い設定なのが嬉しいですね。このデザインで、このまま販売されるのならば、買うのもアリかもしれません。
ちなみにこの「Mirrow Provocator」、商業用車やタクシーとしても考えられているようです。フードトラックと書かれていますが、実際この中で調理は厳しそう…。お弁当販売などであれば良さそうですね。
こうなると、あとは乗り心地や整備の面が気になるところです。ロシアのクルマは“安かろう悪かろう”なんて言われないようなクルマを作っていただきたいものです。