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突然ですが、スニッカーズって好きですか? そう、あのチョコレートバーのことです。ピーナッツとキャラメル、そしてミルクキャラメルが絡まった甘〜い味は、さすがアメリカのお菓子。ダイエットしている人には毒かもしれませんが、疲れている時などに食べると本当に美味しいですよね。
そんなスニッカーズが大好きだという、台湾のカスタムビルダー「Onehandmade Customs(ワンハンドメイド・カスタムズ)」が製作したバイクが、こちらのBMW「R nine T」です。ボディカラーをスニッカーズのパッケージを連想させるチョコレートブラウンにペイントし、すごく美味しそうなフィニッシュを施しているのです。
巨大タンクに極細テールでコントラスト
ベースマシンは、BMW「R nine T」です。1,169cc空冷4スト・水平対向(ボクサー)エンジンを搭載するビッグネイキッドだということは、ご存じの通りですね。
フロント周りにタンク、シートやリアセクションなど、外装はほぼ全てに手が入れられていて、全体のフォルムはダートトラッカー・スタイルに仕上がっています。
特に注目すべき点は、オリジナルのファットなガソリンタンクとスリムなテールカウルのコントラスト。この超極端な組み合わせが、逆にこのバイクに個性的でレーシーなフォルムを与えています。
シートカウル下に付いた逆U時型のLEDテールライトも、なかなか独創的なデザインでカッコいいです。
しかも、カラーリングは前述の通り、「リスペクト・スニッカーズ!」とでも表現すべき濃いブラウンです。パッと見はブラックに見えますが、光が当たる角度によってチョコレート色に見えるという演出がニクイですね。
ゼッケンプレートにラリータイヤ
フロントのゼッケンプレートには縦2連のハロゲンライトも装備。アップライトなバーハンドルのエンド部には、LEDウインカーも装着されています。そして、ゼッケンに描かれた数字の7やタンクやシートなどに施されたピンストラインにも、ゴールドリーフで縁取られたチョコレートブラウンが用いられ、ゴージャスさもプラスされています。
他にも、メガホンタイプの左出しマフラーや、モトクロス的なフットペグ、ピレリ製ラリータイヤなどを装着。エンジン左右に装着したK&N製エアフィルターも相まって、ダートトラッカー的な雰囲気がビンビンと感じられます。
ともあれ、このBMWは、「美味しそう」と「カッコイイ」を組み合わせるという、斬新なアイデアが魅力の一台です。
食べたい(スニッカーズを)! そして乗りたい(バイクに)!