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『トランスフォーマー』という名前に聞き覚えはありませんか? タカラトミーから販売されている変形ロボット玩具シリーズで、ハリウッド映画化もされた世界的なヒット商品の総称になります。クルマや電車が人型ロボットに変形して活躍する…そんな作品です。
発売された当時は、実に現実感のない荒唐無稽なオモチャだと思っていましたが、現代の技術は、そんな荒唐無稽な妄想を具現化できてしまったようなのです。
これぞまさにトランスフォーム
駐車場内を、BMW「3シリーズクーペ」がゆっくりと走って停車します。この段階では本当に何の変哲もないクルマです。
オーーーッ!
いきなり車両の左右が分離していきます。これがドアの開閉だとしたらかなり大胆なドアですね。ガルウイングも目じゃありません。
左右が分離したまま、今度はフロント部分が迫り上がっていきます。もはやドア云々ではありません。かなり不気味な光景です。
何と直立してしまいました。この段階で、かなりスーパーロボットチックなスタイルに変貌しましたが、まだまだ完成型ではありません。
顔が飛び出して変形完了。まさに巨大ロボットへとトランスフォームしました。手も動くし、煙幕も発生します。これぞ憧れの完全変形ロボですね。
Letrons
このロボットは、トルコの企業「Letvision」が、BMW「3シリーズクーペ」をベースに製作した「Letrons」と呼ばれる完全変形ロボットです。映像は初めて屋外でテストした際のものということです。
Letronsのディテール
変形途上のコクピット部のアップです。変形ギミックで埋め尽くされ、人は乗れないようですね。操作はラジコンのようにコントローラーで外部からするようです。まるで『鉄人28号』みたいですね。
そしてこちらがロボットのフェイス部分です。かなりザックリとした作りで、正直、あまりリアル感はないですね。赤いカラーリングも含めて『レッドバロン』を彷彿とさせますが、そんなネタは40代後半じゃないとわからないかもしれませんね…。
手も一応動きます。顔に比べると可動パーツも多く、それなりに手然とはしていますが、親指の関節は一つしかないようですね。大ざっぱな感は否めないですが…。
そして脚部です。非常に残念なことに両足は車両に固定されているようです。つまり、二足歩行は不可能ということですね。レッサーパンダの颯太くんみたいに、立ち上がるのみです…。
この「Letrons」ですが、何が出来るのかというと、BMWからロボットへの変形のほか、頭部の回転、腕、手首、指の可動、効果音の変化、煙幕発生など、巨大ロボットとして持っていて欲しい機能は最低限装備されているようです。
逆に持っていて欲しかった機能と言えば、ここはやはり二足歩行、さらにビーム、ミサイルと言ったところでしょうか、今後の展開に期待ということにしておきましょう。それでは動画で実際の「Letrons」をお確かめください。
いかがだったでしょうか。こちらの「Letrons」は試作品だそうですが、今後の市販化も予定されているとか…個人で巨大ロボットを所有できるのは夢があっていいですね。ただ、免許などはどうなるのでしょう…。普通自動車免許で運転できるのなら、これは買いかもしれませんよ。
当サイトは完全変形巨大ロボットを応援します。