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皆さんは「バンディット9」をご存知だろうか。バンディットと言っても、シンプソンのヘルメット「スーパーバンディット」ではない。ここで紹介するのは、ベトナムはホーチミンに構えるカスタムショップ「バンディット9」だ。
ホンダ「ベンリィSS125」が究極進化!
ベンリィといえば、今でもたまに走っているのを見かけるほど人気の大衆車である。海外、特に東南アジア市場においても、ベンリィは今でも活躍している。そんな大衆車ベンリィをベースに、芸術作品へと進化させてしまうカスタムショップがベトナムにあるのだ。その名も「バンディット9」。
ベトナムはホーチミンに構える同ショップが手がけるベンリィの完成度は、日本人ビルダーも舌をまくほどのクオリティーだ。それでは、次で3台の車両を紹介する。
EVE
まずはこちらの斬新な形状の車両から。「EVE」と名付けられた車両の特筆すべき点は、何と言っても一直線に伸びるスチールメッキ製のタンク&シートである。
エンド部分は、気持ちの良い丸みを帯びた尖り方をしており、ミッドセンチュリーモダンのそれを思わせる。
スリムであって華奢に見えないリアビューからも、同ショップのこだわりがうかがえる。
マフラーエンドにブラス製のチップをつけるあたりも、アメリカ・ユーロ・日本のカスタムトレンドをよく捉えている。
顔からはヨーロピアンの上品さを感じる。
BISHOP
次に紹介するのも、やはりベンリィSS125をベース車両に用いた「BISHOP」だ。
タービン風のエンジンカバーが実に面白い。
ハンドルの形状も、プルバックのティラーバーを逆につけたような斬新な形状。
こちらの車両のライディングスタイルが気になる。
L・CONCEPT
最後もやはりベンリィSS125ベース。こちらの車両もタンクとシートが一体型になっており、前2台の車両よりややライトなカスタムだ。
テールライトは埋め込み式だ。
タンクキャップの形状にも、細やかな工夫がされている。
いかがだっただろうか。
今、ベトナムはもとより、タイやフィリピンなど東南アジア各国で、カスタムバイクシーンが熱を帯びてきている。日本のカスタムショーやコンテストなどで、東南アジアのビルダーが招呼される日もそう遠くはなさそうだ。
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参考 – BANDIT9
画像 – Flickr : Steve Glover