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モーターサイクルは世界中でコミューターとして使われています。ヨーロッパでヤマハが発売を開始した「YS125」も、そんな1台なのですが……
ちょっと面白そうなモデルですので、ご紹介しましょう!
ヤマハ「YS125」
コチラが「YS125」。モデル名もパッと見も、かなり地味ではありますが、落ち着いて見ると「MT」シリーズに近い今っぽいデザインが採用されていると思います。
もちろんターゲットは都市住民であり、コミューターとしての用途がメイン。低燃費、優れた乗り心地、そして気軽に乗れる自由さがウリです。
コピーは“Ride Free, Ride Easy”。小さくて便利というだけでなく、自由気ままに乗ろうぜ、という感じでしょうか?
実際のところ、ヨーロッパで12万5,000台が売れたという前モデル「YBR125」の後継機種として発売されます。
ヤマハ「YS125」のディテール
「MT」シリーズ的なスポーティな外観を与えられています。ハンドルバーはシティコミューターに相応しくアップライト。大柄なヨーロッパ人対応として、シート高は795mmと旧モデルから15mmアップ。快適なライディングポジションを確保しています。
ガソリンタンクは容量14L。満タンで300kmを無給油で走破できる計算になります。
エンジンは総排気量125cc、単気筒空冷2バルブSOHCとコンベンショナルな構造です。
ヤマハディーラーによると、旧モデル「YBR125」は10万km乗られることも珍しくなかった、ということで、信頼性を高めEU4規制をクリアした新エンジンを搭載。
最高出力は7.8 kW(10.6PS)/ 7,500rpmです。
フロントは正立フォーク、リアは2本ショックを採用。
フロントブレーキはシングルディスクですが、リアには懐かしいドラムブレーキが採用されています。この辺りは、性能とコストを考慮した現実的な選択で、実にヨーロッパっぽいです。
タイヤサイズは、フロントが2.75-18、リアは100/80-18です。
純正アクセサリーもラインアップ!
コミューターとしての利用がメインであるため、小振りながらも効果的なスクリーンと容量30Lの大型パニアを純正アクセサリーとしてラインアップ。抜かりありません!
カラーラインアップは3色!
カラーラインアップは、冒頭に掲載した白(コンペティションホワイト)のほか、このパワーレッド、ミッドナイトブラックの計3色です。
日本での発売はあるのか?
筆者個人的には、先日ご紹介したヤマハのアフリカ向け戦略車・ブサ可愛い「CRUX Rev」も好みなのですが、今回ご紹介した「YS125」は125cc。日本での発売にも、より期待が高まります。
きっとお値段もお手頃なことでしょう!
最後にスペックを掲載しておきます。
ヤマハ「YS125」のスペック
- 全長×全幅×全高:2,005×735×1,050mm
- ホイールベース:1,320mm
- シート高:795mm
- 車両重量:129kg
- エンジン種類 / 弁方式:空冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ
- 総排気量:125cc
- 内径×行程:52.4×57.9mm
- 圧縮比:10.0
- 最高出力:7.8 kW(10.6PS)/ 7,500rpm
- 最大トルク:10.8Nm(1.1 kg-m)/ 6,000rpm