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公道走行できる2ストロークロードスポーツモデルが新車で買えるかも……そう聞いただけでピピンと反応してしまう方も少なくないのでは?
今回は、そんな夢のような1台をご紹介しましょう!
2ストロークエンジン搭載500ccモデルもあった!
当サイトでは、昨年、今(当時)新車で買える2ストロークモデルを2台ご紹介しています。
その一つがGP500レーサーに準じているうえ公道走行も可能な「Ronax 500」であり……
https://forride.jp/motorcycle/2st_suter-mmx-500
もう1台はV4エンジン搭載のGP500レーサーレプリカ「SUTER MMX 500」でした。
Vins「Duecinquanta」は250cc。公道走行も可能!
そしてコチラが、今回ご紹介するイタリアの新興メーカーVinsがミラノショー2017で発表した「Duecinquanta」。市販化を前提としたコンセプトモデルとして発表されました。
250ccの水冷2ストロークVツイン(90度)エンジンをカーボン製モノコックシャシーに搭載する、極めてユニークなスーパースポーツモデルです。
最大の注目は、なんと言っても水冷2ストロークVツイン(90度)エンジン。シリンダーを前傾して搭載しています。
ボア×ストロークは54×54.5mm。最高出力は非公開ですが、EURO4規制をクリアする本仕様で70HP程度と言われています。Vツインエンジンらしく、カウンターローテイティング・クランクを採用しています。トランスミッションは6速。
そして驚かされるのは、車体回りの先進性&独創性。
フレーム構造はカウルの内側なので分かり難いのですが……
単体で取り出してみると、なんとフレームはカーボン製モノコックを採用しています!外からも見えていたんですね。
上掲の過去記事で取り上げた2車の2ストローク500ccモデルは、どちらかと言えば過去のGP500レーサーをイメージしており、ノスタルジーをソソル車両でしたが、コチラは現代の技術と独自思想を思い切り取り入れています。
その独創性は足回りにも表れています。
フロントフォークもカーボン製であり、モノショック仕様。リアのスイングアームもカーボン製であり、モノショックは横向きに搭載されています。
ちなみにホイールはダイマグ製カーボンです。
こうして最新技術と独自の思想を盛り込んで完成した2ストロークエンジン搭載のスーパースポーツモデルVins「Duecinquanta」、車両重量は95kg!70HPだとしても、かなりのパフォーマンスが期待できます。
このVins「Duecinquanta」には、レース仕様の「Duecinquanta Competitzione」が存在しており、コチラはボアが68mmに拡大されて、総排気量288cc。最高出力は80HP程度、車両重量は85kgとされています。
Vins「Duecinquanta」は新車で買えるかも!?
いかがでしたでしょうか?2ストロークVツインエンジンを搭載したスーパースポーツモデルVins「Duecinquanta」。
タイトルに記しましたが、この魅力的なモデル、新車で買えるようになる予定なのです(半信半疑ではありますが……)。
お値段ですが、Vins「Duecinquanta」が4万ユーロ。日本円にして532万円。レース仕様「Duecinquanta Competitzione」は5万ユーロ。日本円にすると665万円。かなり高価ではありますが、発売に期待したいですね。
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