この記事の目次
バイクは五感を感じて全身で乗るものというイメージであるものの、「バイクの上に跨っているだけで運動していないじゃん」という意見の人もいるのではないでしょうか?確かに、自転車だと一生懸命ペダルを漕いでいますし、ダイエット効果もありそうですよね!
でも、バイクに乗っていてもしっかり運動しているのですよ!そこで、「そんなことを言っても信じられるか!」と思っている人に向け、バイクに乗っていると、どの部分が鍛えられるのかについてご紹介します!
意識して乗ると、バイクに乗るだけで効果的に鍛えられるかもしれませんよ!
運動していないように見えるが、筋肉に力を入れているため効果はある
バイクの運転は、ただ単にシートの上に座っているように見えると思います。しかも、アメリカンタイプなんてドカッとシートに座ってゆったりくつろいでいるようにも見えますよね。しかし、バイクを運転するときは一見動いていないように見えて、しっかり運動をしているのです!
運動といえば、何回も同じ動作を繰り返す反復運動をイメージするかもしれませんが、バイクに乗っている時の身体は、全身でバランスを保ったり、加速やブレーキングGを受けても身体を支えられるように、至るところに力を入れています。
そのため、決して反復運動でなく、筋肉に力を入れているだけでも筋力トレーニングと同じような状態になるのです。これは、筋力の反復運動をせず一定時間負荷をかけ続ける「アイソメトリック・トレーニング」という運動方法と同じ動作となります。
簡単に言うと、グッと力を入れているだけでもトレーニングになるということです!ただし、アイソメトリック・トレーニングは、筋肉が大きくなるというより、筋肉を引き締める効果があるトレーニングですので、決してムキムキになるというわけではありませんのでご注意ください!
では、具体的にバイクに乗ると鍛えられる部位を見ていきましょう!
バイクに乗ると鍛えられる部分
バイクに乗ると、無意識に以下の部分に力を入れており、無意識に鍛えられていることになります!
- 首
- 背筋
- 腕
それぞれを詳しく見ていきましょう!
首
バイクの運転中は、絶えず走行風を受けているため、首が鍛えられます。特に高速道路などスピードが高ければ高いほど首への負担は大きくなりますので、サーキット走行やロングツーリングを好む人は、どんどん首が鍛えられるでしょう。
背筋
バイクに乗るときは前傾姿勢のため、背中の筋肉で身体を支えることになります。特にスーパースポーツなどのバイクでタンクに覆いかぶさるような姿勢のバイクの乗ると、より効果的ですね!
腕
クラッチやレバーを握るごとに握力が鍛えられたり、スピードが出ているときは風圧で上半身が持ってかれないようにハンドルをしっかりと握ります。
また、ビッグバイクで加速するときも加速Gに負けないように、腕で上半身をしっかり支えることも少なくありませんので、腕回りが鍛えられるでしょう。
バイクの乗り続けると頭や動体視力も鍛えられる
バイクに乗って鍛えられる部分は、力だけではありません。バイクに乗ると、景色が流れるように進むため、無意識に脳がハイスピードで情報を処理しています。そのため、目の動きや情報処理といった動体視力が鍛えられます。
さらに、頭の回転も良くなるため、無意識に脳トレしていることにもなります!ということは、バイクはアンチエイジング効果もあるため、身体が動く限りバイクに乗れば、心身ともに健康でいられること間違いなしです!
意外と腹筋は鍛えられない
バイクに乗っても意外と鍛えられない部位は、腹筋となります。なぜなら前傾姿勢の関係上、身体を支えているのは主に背筋となりますので、反対側の腹筋は意外と強くなくても乗れることになります。
しかし、腹筋も鍛えることで、より身体の軸を強固にできるのは間違いありませんので、日常のトレーニングで腹筋を鍛えておくことをおすすめします。
運転に慣れている人の方が効果が低い
バイクの運転に慣れている人は身体の使い方が上手いため、バイクの乗るときも無駄に力を入れていません。ということは、トレーニングとしての負荷をしっかりかけられないことでもあります。そのため、運転が上手い人ほどバイクに乗っても鍛えられないとも考えられます。
まとめ
バイクに乗ると様々な部分が鍛えられますが、決してゴリマッチョになるということではなく、どちらかというと細マッチョ体型になることが考えられます。
また、身体だけでなく、目や頭も同時に鍛えられるバイクは、感覚をフルに使う乗りものとしても大きな魅力がありますので、どんどん乗って健康な身体を手に入れましょう!