カバンから取り出したのは、一見ノートパソコンのような代物。
そう、これが今回ご紹介する世界最小の電気自動車「WalkCar(ウォーカー)」だ。
カバンに入る電気自動車とは?
![カバンに入るノートパソコンサイズの電気自動車「WalkCar(ウォーカー)」](https://forride.jp/wp-content/uploads/2015/08/smallest-ev-walkcar3-640x428.jpg)
このカバンに入る世界最小の電気自動車は、日本のスタートアップ企業「Cocoa Motors.(ココアモーターズ)」によって開発された。
![カバンに入るノートパソコンサイズの電気自動車「WalkCar(ウォーカー)」](https://forride.jp/wp-content/uploads/2015/08/smallest-ev-walkcar4-640x465.jpg)
重量は約3kgと非常に軽量であるため、ノートパソコンのように本当にカバンに入れて持ち運べる。しかしながら、120kgまでの対荷重に対応しており、見かけによらずパワフルなのだ。また、最高時速は10km/h、3時間のフル充電で連続航続距離は12kmとスペック的にも申し分なく、重心移動でカーブや減速も思いのままなのである。
![カバンに入るノートパソコンサイズの電気自動車「WalkCar(ウォーカー)」](https://forride.jp/wp-content/uploads/2015/08/smallest-ev-walkcar5-640x435.jpg)
人が乗ると動き出し、降りると止まる。いたってシンプルな仕組みでありながら、障害物を避けながらのスラローム走行や、ちょっとした段差も越えられるため、かなり自由度の高い乗り物だと言える。
高齢者でも扱える
![カバンに入るノートパソコンサイズの電気自動車「WalkCar(ウォーカー)」](https://forride.jp/wp-content/uploads/2015/08/smallest-ev-walkcar1-640x461.jpg)
さらに動画を見てみると、高齢者の移動手段として、シニア層も視野に入れているようだ。
確かに他の小型モビリティと比較すると圧倒的にコンパクトであり、またそこまで乗り手を選ばない点も、かなり優位に立っているのではないだろうか。
なおウォーカーは、2015年10月からアメリカのクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で、資金調達と予約販売(約800ドル)を開始する予定で、出荷は来春を予定しているとのこと。
大型ショッピングモール、テーマパークなど、様々なシーンで活用できることは間違いないが、こと高齢者に関していえばシニアカーだけではなく、オプションで取っ手をつけるなどすれば”手押し車”に取って代わる要素までも秘めているのではないだろうか。
何にせよ、ヒットの可能性を十二分に持った世界最小の電動自動車と言える。