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あのハーレーと並ぶ「憧れの外車」の二大巨頭といえばBMWですが、マシンを所有するに当たっては色々と知っておいた方が良い事があります。なんせ、車両価格が平均150万〜300万円の世界ですから、納得した上で乗らないと痛い目に合う可能性があります。
という事で、現在BMWオーナー歴3年の筆者が、BMWのマシンを所有する上で知っておくべき事をシェアしていきます。
BMWのバイクは乗りやすく安全性が高い
BMWのバイクは本国のドイツ人(欧州人)向けに作られているので、基本的に車体が大柄で重く、ぶっちゃけ日本人の体格には合っていません。しかし「それじゃあもの凄く乗りこなすのが大変なのでは?」と思いきや、走り出すとその巨体が嘘のように軽く乗り易いことに驚きます!
特に人気のあるRシリーズに搭載されている「水平対向エンジン(通称ボクサーエンジン )」は極めて低重心な作りになっており「BMWのバイクに乗ると転ぶ気がしない」と言われているほど車体が安定しています。
また、ABSやトラクションコントロールなど、安全なライディングをサポートする電子制御を早い段階から導入しているBMWのバイクは、他外車メーカーと比べて極めて安全性が高い作りになっています。
正規ディーラーでないと出来ないメンテナンスが多い
外車は国産車より維持費が高く付く……これは紛れもない事実であり、特にBMWのバイクは「正規ディーラーじゃ無いと出来ないメンテナンス」が多く、基本的に相場は高めになっています。
これは正規ディーラーに設置されている専用のコンピューターでしか診断・メンテナンスが出来無い箇所が車体にある為で、自分でメンテナンスをして維持費を節約するという方法が使えない事が多い為です。
その為、自分でバイクをいじるのが好き!というライダーにとっては、電子制御化されている事が逆にデメリットとなってしまう場合があります。
消耗品・パーツ関係は全体的に長持ちする
BMWのバイクのエンジンオイルやブレーキパッドなどの消耗品関係の価格自体は外車価格ですが、全体的にかなり長持ちするので、トータルコストでは国産車と変わらない場合があります。
例えばエンジンオイルは「5,000km〜10,000km」位の交換サイクルでOKですし、前後ブレーキパッドは普通に数万キロは持ちます(もちろん各々の走り方に影響されます)
更に言えば、もともとBMWのバイクは、欧州のライダーが1日1,000kmなどのロングツーリングをする為に開発されているので、全体的に頑丈な作りでパーツ関係も長持ちする傾向にあります。
また、パーツ関係は外車としては手に入り易い部類に入ります(ブレーキパッドなどは一般的なバイク用品点で合致するものがあります)。
正規ディーラー以外での車体の購入やメンテナンスについて
原則BMWの正規の新車はディーラーでしか購入が出来ません。大手バイク量販店などで新車が売られている場合もありますが、大抵は「並行輸入車」という扱いになっています(悪いモノでは無いが正規品とは別物)
もちろん中古車であれば(もともと正規品の車体)ディーラー以外でも購入は可能ですが、前述の通りBWMのマシンはディーラーの専用コンピューターに繋ぐ必要があるため、完全なメンテナンスが受けられない可能性もあります。
なので、正規ディーラー以外でBMWの車体を購入する場合は、必ず購入するお店で「コンピューター系のメンテナンスが可能なのか?」を確認してから購入する必要があります。
ちなみに、例えば正規ディーラーで買った車体のタイヤ交換などは、保証期間が終わればディーラー以外の店舗にお願いしても特に問題ありません。むしろタイヤ交換に関して言えば、ディーラーで交換すると「原付バイクが買える位の価格」になる事があるので、馴染みのタイヤショップにお願いするのが正解です。
今回のまとめ
憧れの外車として名高いBMWのバイクは、確かに維持費や独特のメンテナンス方法に戸惑う時がありますが、それでも乗り続けたくなる魅力溢れるバイクである事は間違いありません!
もし買い替えなどを考えている方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてくださいね。