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カーチェイスと聞くと、パトカーに追われた犯人が高速道路をぶっ飛ばして繰り広げる映画のワンシーンが思い浮かぶと思います。しかしこちらの映像をご覧ください。なんとスーパーカーとスーパーバイクがカーチェイスを繰り広げています!
動画内の映像は、ブラジルの高速道路を走るアウディのスーパーカー「R8」に搭載されたドライブレコーダーが映し出したもの。そして相手のバイクは日本メーカーが誇るスーパースポーツバイク「カワサキ ZX-10R」と「スズキ GSX-R1000」です。
どちらも300km/h近いスピードが出るスーパースポーツバイクですが、映像を見る限り、運転手はかなり余裕で2台のスーパーバイクとのカーチェイスを楽しんでいるようです。
この映像は2013年に投稿されていますが、現在の再生回数はなんと4000万回以上!世界中で視聴されているのがわかります。そこで今回は、動画内で繰り広げられているカーチェイスの解説をしていきます!
日本では絶対無理!4車線の高速道路で繰り広げられる縦横無尽走行!
本動画に登場するR8は、ノーマル状態でもV10エンジンが搭載されているなど、かなりのハイパワー車で有名。さらに映像内のR8は、ECUやエキゾーストの交換も行われているそうです。最高出力は600馬力オーバーと、過激なチューニングが施されています。
7速セミオートマチックシフトはF1のようにステアリングの裏についているのも、スーパーカーらしい特徴となっています。動画を見ていると、高速道路では主に5〜7速を使っているのがわかります。
舞台はブラシルの高速道路ですが、なんと延々と4車線が広がっているため、サーキット以上の道幅があります。さすが広大な土地を持つ南アメリカ大陸ともいうべきか、日本ではありえないスピードでぶっ飛ばす車も多いのではないでしょうか?
そして動画内では、まずGSX-R1000が軽々とR8を抜き去り、ZX-10Rが続きます。この時のスピードメーターを見てみると、1台目に抜かれた時でも180km/h以上のスピードが出ているのが確認できます。
しかもそんなR8を軽々と抜き去って行く2台のバイクも、またかなりのスピードを出しているのがわかります。
そして220km/h以上のカーチェイス始まる
2台のバイクに抜かれた直後にR8のドライバーがやる気スイッチON!コンパクトな車体を生かして縦横無尽に走り回るバイクに続くかのように追撃し、あれよあれよと200km/hオーバーに到達。
途中で車に詰まり、一気に120km/hまで減速しますが、持ち前の600馬力エンジンであっという間にバイクに追いつき、前に抜けた途端にちぎりにかかります。
緩い下りに差し掛かったところでは、なんと280km/hまで到達します。さすがに300km/h近く出ると走行風や路面のギャップを拾うのか、動画では若干映像がブレ始めているのがわかります。
しかしこれで終わったのかと思いきや、なんとバイクの2台は諦めずに付いてきていたみたいで、第2ラウンドへと突入します。
第2ラウンドは200km/h以上での超接近戦
第2ラウンドはお互い交互に前に出ての超接近戦が繰り広げられます。最高速度250km/h以上でバイクの背後にピタリと付いており、見ているこっちは冷や汗もの。万が一のことを考えてしまうのは私だけでしょうか?
加速・ブレーキなどの走行性能はやっぱり車の方が有利かも
映像を見てみると、ブレーキやコーナリング性能はスーパーカーであるR8の方に分があるように見えますね。もちろん加速や狭いところのすり抜けはバイクの方が有利かもしれませんが、それ以上にR8の高速安定性はかなりのもの。
車線変更の機敏な動きやブレーキで一気に減速する動きを見ていると、かなりの余裕があるように思います。そしていくら高速道路とはいっても200km/hオーバーで走行していれば、走行風や地面のギャップの影響も大きく、バイクはかなり不利なのではないでしょうか?
ドライバーは終始走行を楽しんでいるかの余裕ぶりを発揮し、ぴったり後ろに付けています。バイク乗りからすると、車に付けられればかなりプレッシャーを感じるんですよね。
最後は料金所が迫ってきたためバトル終了。10Rに乗るライダーがグーサインを出し、お互いの健闘をを称え合います。終わりよければすべて良しということでしょうか?だいぶ危ないことしているんですけどね…… 見ている私達の方がほっと胸を撫で下ろしますね。
まとめ:速さを競うのはサーキットだけにしましょう!
今回の動画で、アウディのスーパーカーの性能や国産スーパースポーツの走行性能の高さがわかりましたね。いやいや、ちょっと待ってください!最後にこれだけ言わせてください!
超絶スリルなカーチェイス動画として楽しめましたが、日本でこれをやると必ず一発アウト。動画をアップした人は身元を調査されて、捕まります。もちろん捕まるダメというだけでなく、公道での高速走行は、
- 前方の車が急減速する
- 車の動きが予想とは違う動きをして行き場がなくなる
- 路面のギャップを拾ってコントロール不能になる
など、リスクをあげるとキリがありません。しかも自分だけでなく、他人も巻き込んでしまう危険もありますので、高速走行や抜きつ抜かれつを楽しみたいのであれば、決して今回ご紹介した動画を参考にせず、サーキットを走りましょうね!