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唯一無二のヤンチャキャラクターが日本でも大好評のイタルジェット。
昨年のEICMA2022(ミラノショー)で世界初公開された「ドラッグスター500GP」と「#01 エレクトリック」は大いに話題になりましたが、今回も期待を裏切らない新モデルが登場しました!
「ドラッグスター559ツイン」は2024年末に発売予定!
最初にお伝えしたいのは「ドラッグスター559ツイン」です。
前回ご紹介したとおり、EICMA2022で初公開された「ドラッグスター500GP」は排気量450ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載し、むき出しのトレリスフレームが特徴でした。最高出力は32kW / 8,000rpm、最大トルクは43Nm / 6,000rpmとされていましたが……
まさかのツイン=2気筒エンジンを搭載して市販モデルとして登場したのが、この「ドラッグスター559ツイン」。排気量550ccのエンジンは並列2気筒DOHC4バルブ。最高出力は59PSといいますから、43.5kWを発揮します!
変速はスクーター的なオートマチックではなく、6速マニュアルミッション!イタルジェットは自社製品を「The New Urban SuperBike=斬新で都会的なスーパーバイク」と表現していますから当然なのですが、それでもカッコ良すぎでしょう!
フロントフォークは48mm倒立タイプ、リアはスイングアーム+チェーン駆動で、フレーム形状からスクーター的なイメージを与えますが、基本的な仕組みはスポーツバイクのそれ。
フロントブレーキキャリパーは同じイタリアの名品ブレンボを装着し、前後ホイールは15インチを採用。そしてウイングを装備したフェアリングや、スラッシュカットされたマフラーにより、格好良く仕上げられています。
2024年末に市販予定とのことですが、日本での発売時期や価格は未定です。
「ドラッグスター559ツイン」のスペック
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC |
排気量 | 550cc |
最高出力 | 43.5kW / 8,500rpm |
最大トルク | 55Nm / 6,500rpm |
全長 | 2,102mm |
ホイールベース | 1,542mm |
シート高 | 795mm |
車両重量 | 180kg(乾燥) |
変速 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 16L |
タイヤサイズ | F:120/70R15、R:160/60R15 |
カラー | 未定 |
「ドラッグスター300」が世界初公開!
そして、もう1台の注目モデルが世界初公開されました。それが「ドラッグスター300」です。
既存の125&200ccモデルと共通の車体に、排気量278ccの水冷単気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は17.5kWであり、それでいて車両重量は軽量の128kg。「ドラッグスター300」もまた「The New Urban SuperBike=斬新で都会的なスーパーバイク」と断言できましょう。
一方で車体構成は125&200ccモデルと変わりませんから、フロント片持ちサスペンションISS(インディペンデントステアリングシステム)や魅力的なメカメカしさ満点のエクステリアはそのままです。
しかも、こちらは2024年1月からヨーロッパで市販が決定されており、現地での車両本体価格は6,999ユーロ(日本円:約114万円)です。円安の影響もあり、高価になってしまいますが、唯一無二の魅力を有するモデルと言えましょう。
こちらも日本での発売は未定ですが、初愛されるのを期待して待ちましょう!
「ドラッグスター300」のスペック
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 単気筒 DOHC |
排気量 | 278cc |
最高出力 | 17.5kW / 8,250rpm |
最大トルク | 26Nm / 6,250rpm |
全長 | 1870mm |
ホイールベース | 1,345mm |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 128kg |
変速機 | CVT Vベルト |
燃料タンク容量 | 11L |
タイヤサイズ | F:120/70-12、R:140/60-13 |
価格(ヨーロッパ仕様) | 6,999ユーロ(日本円:約114万円) |