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ジャパンモビリティショーでは、カワサキが「メグロ230」・「W230」・「Ninja 7 Hybrid」などを世界初公開しました。
EICMA2023(ミラノショー)でも注目すべきニュースがあります!今回は「Z7 Hybrid」のほかに「Ninja 500」・「Z 500」なども世界初公開されました!
それでは、各車を駆け足でご紹介しましょう。
カワサキ「Z7 Hybrid」はハイブリッドネイキッドスポーツ!
最初にご紹介するのは「Z7 Hybrid」です。モビリティショーで世界初公開されたフルカウルモデルの「Ninja 7 Hybrid」に続く、ストロングハイブリッドモーターサイクルの第2の選択肢となるスーパーネイキッドモデルです。
排気量451ccの水冷並列2気筒エンジンとトラクションモーター、そして大容量の駆動用バッテリーを搭載しており、それに合わせて6速ボタンシフトミッション機構も備えています。この組み合わせにより、「SPORT-HYBRID」「ECO-HYBRID」「EV」といった3つのドライブモードが利用可能で、モーター搭載による先進機能も多数搭載されています。
スーパーネイキッド「Zシリーズ」らしいシャープで力強いデザインに、ハイブリッドモデルのスマートでハイソなイメージが融合した、アグレッシブでクリーンなエクステリアも魅力的です!
「Z7 Hybrid」は環境性能とエキサイティングなパフォーマンスを兼ね備えた、カワサキの新世代スーパーネイキッドモデルとして、モーターサイクルの新たな一面を開拓してくれることが期待されます。
「Z7 Hybrid」のスペック
パワートレイン | ハイブリッド |
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 並列2気筒 |
排気量 | 451cc |
最高出力 | 43.5kW(エンジン)+9kW(電気モーター) |
最大トルク | 未発表 |
BEVとしての航続距離 | 12km |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17、R:160/60ZR17 |
カラーラインナップ | Metallic Bright Silver/Metallic Matte Lime Green/Ebony (SL1)、Metallic Matte Graphenesteel Gray/Ebony/Metallic Graphite Gray (GY1) |
価格 | 未発表 |
発売日 | ヨーロッパで2024年春から発売予定 |
カワサキ「Z 500」&「Ninja 500」も世界初公開!
「Ninja 500」は新設計の451cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、バランスのとれた出力特性と全回転域での力強い加速を実現しています。250ccベースの軽量スリムなフレームとのパッケージングにより、広範なライダーが日常走行を含むさまざまなシーンを気軽に楽しむことができる1台に仕上がっています。
こちらは「Z 500」。これまでの「Ninja 400」&「Z 400」と同じように、エンジン&車体は概ね共通。カウルの有無で微妙にキャラクターを変えることで、多様化するユーザーニーズに対応しています。
興味深いのは、「Ninja 500」と「Z 500」が基本的に既存の400ccモデルのエンジンをストローク延長によって拡大している点です。フレームと機能パーツには大きな変更が加えられていないようですね。
「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」は日本でも発売
最後に、日本でも発売される「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」をご紹介します!これは、「Ninja」誕生40周年を記念して限定発売されるモデルです。
せっかくなので、オリジナルの1984年式「ZX900-A1」欧州仕様も掲載しておきますね!
当時の1,000ccクラスがスーパースポーツの主流となっていた中で、908ccで登場した「GPZ900R」。水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジンは、81kW(110PS) / 9,500rpm、85N-m(8.7kg-m) / 8,500rpmを発揮し、圧倒的な動力性能と運動性能を両立させていました。
しかし、今回の40周年記念モデルは1985年式アメリカ仕様がモチーフとなっています。
「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」では、以下の変更点があります。
- GPZを象徴する「ファイアクラッカーレッド」と、カワサキ独自のディープブラックである「エボニー」を組み合わせた、レジェンダリーツートーンカラーリング
- フューエルタンク上部にセットされた、チャンピオンステッカーデザインのNinja40周年記念マーク
- 1985年モデル同様にシルバーで縁取られた「Kawasaki」ロゴマーク
- オリジナルのアウトラインデザインで再現された「Ninja」マーク
- 空冷エンジンから水冷エンジンの移行期を象徴した「Liquid-Cooled」マーク
- 切削加工ホイールの質感を表現した、シルバーのホイールリムテープ
日本での発売開始は2023年12月23日(土)からで、車両本体価格は162万8,000円(税込)です。
「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」のスペック
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC |
排気量 | 1,043cc |
最高出力 | 104kW(141PS) / 10,000rpm |
最大トルク | 111N・m(11.3kgf・m) / 8,000rpm |
車両重量 | 236kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,100×830×1,190(1,225mm) ※( )内はハイポジション |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 820mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C (58W)、R:190/50ZR17M/C (73W) |
カラーラインナップ | ファイアクラッカーレッド×エボニー(RD1) |
車両本体価格(税込) | 162万8,000円 |
この特別仕様車は、Ninjaの40周年を祝してデザインされ、歴史的なモデルをオマージュしています。日本のバイク愛好者にとって、このモデルは特に注目されることでしょう。