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日本メーカーも続々とEICMA2023(ミラノショー)で魅力的なニューモデルを発表していますね!
ホンダは普通二輪免許ライダーを喜ばせてくれる400cc以下の2車の国内発売まで明言してくれましたし、ヤマハも人気モデル「MT-09」をブラッシュアップしていましたね。
今回はスズキブースの注目モデルをご紹介いたします!
スズキ「GSX-S1000GX」は最強クロスオーバーモデル!
最初にご紹介するのは「GSX-S1000GX」。スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させた、いわばクロスオーバーモデルです。
舗装路専用のロングツアラーでもなく、またオフロードにガシガシ足を踏み入れるわけでもない、スポーツライディングに必要な動力性能とツーリング性能、そしてちょっとした未舗装路にも躊躇なく入ることができる、実用面での最強ジャンル。それがクロスオーバーモデルと言えます。
そのスタイリングはご覧の通り、スポーツバイク並みの性能を表現するアグレッシブな外観シルエットを採用。その上で、ツーリングでの快適性を実現するためにアップライトな乗車姿勢を採用しています。
機能面で注目すべきは、速度や路面状況、ブレーキによる車両の姿勢変化に応じて、サスペンションの減衰量やプリロードを電子制御するスズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション(SAES)をスズキ製モーターサイクルとして初めて採用したことです!
この初採用したSAESにIMU等のデータを組み合わせることで凸凹路面を検知。サスペンションの制御量を自動で切り替えるスズキの独自プログラム、スズキロードアダプティブスタビライゼーション(SRAS)を開発して搭載しています!
この賢い仕組みにより私たちライダーは、未舗装路での振動を抑えたスムーズな乗り心地と、オンロードでのダイナミックなスポーツ走行を1台で楽しむことができるのです。
EICMA2023のブースには、ご覧のようなサイドパニアを搭載した車両も展示されていました!ツーリング性能を高めるためのアクセサリーは今後続々と明らかになっていくことでしょう。
カラーラインアップは冒頭から掲載している青銀のほか、ご覧の黒、そして黒白が用意されています。
2023年12月より欧米から発売が開始されます。日本での発売日や価格は未定ですが、楽しみに待ちましょう!
「GSX-S1000GX」のスペック
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 並列4気筒 DOHC |
排気量 | 999cc |
最高出力 | 152ps(111.7kW) |
最大トルク | 106Nm |
車両重量 | 232kg(装備重量) |
全長×全幅×全高(mm) | 2,150×925×1,350 |
最低地上高 | 155mm |
シート高 | 845mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C、R:190/50ZR17M/C |
カラー | 青銀・黒・黒白 |
価格 | 未定 |
「GSX-8R」は扱いやすいスポーツモデル!
続いてご紹介するのは「GSX-8R」です。街中からワインディング、サーキットまで、多様なライディングを楽しめるスポーツバイクです。
モデル名から想像できるようにベースとされたのは「GSX-8S」で、スズキ自慢の776cc直列2気筒エンジンと、それに合わせて設計されたフレームは共通です。
しかし、歴代のスズキのスポーツバイクのヘリテージを見事にデザインに落とし込んでいます!
エンジンやシートレールを露出させて機能美を感じさせるデザイン処理も見事です。
スズキは「GSX-8R」をライダーの年齢やスキルを問わず楽しめるモーターサイクルであるとしていますが、このカッコよさは「GSX-R」に決して引けを取らないと思います。
カラーラインアップは青・銀・黒の3色が用意されています。
「GSX-8R」は2024年1月より欧米での発売が開始されます。さきほどの「GSX-S1000GX」と同様に、こちらも日本での発売日や価格は未定です。
「GSX-8R」のスペック
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC |
排気量 | 776cc |
最高出力 | 82.9ps(61kW) |
最大トルク | 78Nm |
車両重量 | 205kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,155×770×1,135 |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 810mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C、R:180/55ZR17M/C |
カラーラインナップ | 青・銀・黒 |
価格 | 未定 |
以上が、EICMA2023で発表されたスズキの注目モデル「GSX-S1000GX」と「GSX-8R」の概要と特徴です。これらのモデルが日本に登場する際には、ますますバイク市場が盛り上がることでしょう。楽しみにしていましょう!