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寒くなってくるとバイク乗りなら必ずと言っていいほど悩むのが、ヘルメットのシールド内の曇り。特に雨の日や冬場にヘルメットを被ると、あっという間に曇ってしまい、運転中にも関わらず前が見えずヒヤッ!とした経験もあると思います。
曇ったまま放っておくと、対向車のヘッドライトに反射して視界が真っ白になるなんてことも。そこで今回は、ヘルメットの曇り対策におすすめのグッズや、身近にあるものから曇り止め対策する方法をご紹介します!
市販の曇り止め対策グッズ
そもそもヘルメットのシールドはなぜ曇るのかご存知でしょうか?主な原因は外気温とヘルメット内の気温との温度差によって空気中の水蒸気が凝縮し、結露が生じます。その結果結露がシールドを覆い、曇りが発生するのです。
簡単に言うと、「外の空気より自分の吐く息の方が温度が高くなるため、境界線のシールドに結露ができる」となります。お風呂場の鏡が曇る原理と同じですね!
曇り止めの対処方法は大きく次の3種類に分けることができます。
- 水滴を付けないようにする
- 外気温との温度差を作らないようにする
- 吐く息がシールドに付着するのを防ぐ
上記の対策ができるように、市販でも便利なグッズが販売されていますのでご紹介していきますね。
曇り止めスプレー
曇り止めスプレーはシールドの内側に水滴が付かないようにする効果があるため、曇り自体の発生を防ぐことができます。しかもシールドにシュッと吹きかけるだけですので、手軽にできる曇り止め対策とも言えるでしょう!
サイズもコンパクトなものが多くて手軽に持ち運べるため、ツーリング先での雨が降ってきた時にカバンからサッと取り出してすぐに吹き付けることもできます。
持続時間も長く、1度吹き付ければ丸1日効果が続くため、出発前に吹き付けておくのもアリですね!
ピンロックシート
フルフェイスヘルメットを被っている人にとって必需品とも言えるピンロックシートは、シールドの内側に専用のシートを貼り付けることで、曇り止め効果があります。
ピンロックシートを貼っているとシールド内側との外気温が生まれにくくなるため、シールド内の曇りが抑えられます。メーカーによって専用のサイズが販売されていますので、できれば1セット用意しておきたいですね!
エアーマスク
エアーマスクを使用していると、ライダーの吐く息を下方向に逃がしてくれるため、曇りの原因となる吐息をシャットアウトしてくれます。曇りの原因自体を防いでいるため、最も確実な曇り止め対策とも言えるでしょう。
「マスクなんてしたら息ができないのでは?」との心配もあると思いますが、サイズも大きく口全体を覆ってくれるため、ほとんど違和感を感じません。慣れてくれば着用しているのも忘れてしまうほどです!
また、シールドだけでなくメガネの曇りも防いでくれるため、メガネを着用する人にとっても必需品となること間違いなしです!
食器用の中性洗剤でも曇り止めになる!
様々な種類の曇り止め対策グッズがありますが、「わざわざ買うのもなぁ……」なんて思う人もいるのではないでしょうか?実は日常生活で使っている食器用中性洗剤でも曇り止め対策ができるのです!
やり方は簡単。シールドの内側に中性洗剤を一滴垂らしてティッシュで全体に拭き伸ばすだけ!中性洗剤に含まれている界面活性剤が水の表面張力を無くして水滴の付着を防止してくれます。
ただし食器用洗剤は粘度が大きくネバネバしているため、薄く伸ばさなければ視界が歪んで見えることもありますので、注意が必要です。
また、反対に薄く伸ばしすぎると効果が長続きしなくなるため、長時間の使用には市販の曇り止めを使用する方が良いでしょう。
まとめ
バイクの運転中にヘルメット内が曇ると、視界が遮られて危険になるのはもちろんのこと、慌てて曇りを取ろうとして事故を起こすなんて危険もありますので、バイク乗りであれば曇り対策は必須とも考えられます。
シールドが曇る原因は、外気温とヘルメット内の温度差によるものですので、冬場や雨の日など、気温が低い時にヘルメットを被っていると、何も対策をしていなければほとんどの確率で発生します。
そのためご紹介したおすすめグッズを用意しておくか、台所にある食器用洗剤を使ってしっかり対策をしておきましょう!