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日本でのバイクブームは去って久しいですが、現在進行系で熱い国ともいえるのがタイ。125cc~150cc程度の軽量バイクを主として、ホンダやヤマハなどの現地法人をはじめとするメーカーが日本では見られないような独自のモデルを数多く生産しています。
そんなタイで第3位の人気を誇っているバイクメーカーが「GPX」です。実は今年から日本に上陸を果たしていて、すでに各都道府県に約一店舗ずつの取り扱い店が設置されています。輸入車とはいえ日本全国どこでもサポートを受けやすい体制が整っているのはうれしいですね。
まるでカスタムマシンのようなラインナップ
GPXの魅力はなんといっても、デザイン製の高さ。イタリアのデザイナーを起用しており、標準モデルにも関わらず、カフェレーサーやトラッカーなど一味違ったラインナップがずらりと並びます。カスタムマシンと言われても違和感ない出来栄えです。
モデル展開は現在のところ、4種類。いずれも200cc以下の低排気量バイクばかりですが、40万円弱というコスパの良さがたまりません。セカンドバイクとしてはもちろんのこと、初バイクとしても気軽に手を出しやすいモデルばかりです。
GENTLEMAN200
価格:36万1800円
排気量:197cc
バーハンドルをもつ、カフェレーサースタイルのネイキッド。倒立フォークや制動性の高いラジアルマウントキャリパーなど、スポーティなパーツが満載。メーターにはギアポジションがわかるインジケーターもついており、何速にいれたか迷うこともありません。このままサーキットに連れ出してもよさそうです。
GENTLEMAN RACER 200
価格:36万1800円
排気量:197cc
こちらはレーシーなロケットカウルと絞りの利いたセパレートハンドルを装備した、GENTLEMEN200のハーフカウルバージョン。よりクラシックなカフェレーサーの雰囲気がよく出ています。風防がある分、高速走行はラクそうです。
LEGEND150S
価格:25万9000円
排気量:149cc
ブラックアウトリムのスポークホイールにシングルシートのようなすっきりしたテールカウルなど、トラッカースタイルが魅力なベーシックモデル。まるで工業製品のような無骨な色使いもよく、どんなファッションにも似合いそうです。125ccよりも若干排気量が大きいので、街中であればパワー不足をあまり感じずに済みます。
DEMON150GR
価格:34万3440円
排気量:149cc
14インチホイールをもつ、少し小型のフルカウルスポーツバイク。4灯のLEDを採用した切れ長のライトにトリコロールカラーのカウルなど、「ドゥカティが小排気量のバイクを出した」といっても違和感がないくらいのカッコよさです。
これだけ安くてイカしたモデルばかりだと、「品質が悪いんじゃないの?」と勘ぐりたくなりますが、そんなことはありません。ちゃんとコストを抑える工夫があるのです。
そのうちの一つが、現代のバイクではすっかり見られなくなった機械式の燃料供給装置キャブレターの採用。気温や気圧が低いところではかかりが悪くなり、チョークを引く必要があったりします。とはいえ、昔のバイクはみなそうだったわけですし、きちんとした状態であれば致命的な不具合が出るわけでもないので、高いコスパを考えればあまりデメリットとはいえないでしょう。
数々の魅力を持ったGPXのバイクたち。バイク王国タイからの刺客が日本のバイクシーンを盛り上げてくれそうです。
GPX JAPAN
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