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窓を開けると雨がポツポツ……「雨に日は危ないから今日は乗れない」なんて諦めたりしていませんか?もちろん晴れて乾いた路面の方がタイヤもしっかりと食いつくので安全なのですが、雨の日でも気を付けるポイントを抑えればさほど身構える必要はありません!
さらに雨の日にバイクに乗るとライディングテクニック向上にも繋がります!そこで、今回は雨の日の走行で気をつけるポイントをご紹介しますので、天気が悪くてもバイクに乗りたい人はぜひご一読ください!
バイクのタイヤは雨の路面でも意外とグリップする
バイクのタイヤは接地面がほとんど無いため、「雨が降るといきなり滑ってしまうのでは?」と恐怖が湧いてくることも。しかも、タイヤと地面との間に水膜ができてスリップにつながるハイドロプレーニング現象の心配も出てきます。
しかし、バイクのタイヤは接地面が少ないものの、その分力が一点に集中するため、路面が濡れてもアスファルトをガッツリつかんでくれます。そのため、よほどの雨量やスピードが出ている時でなければハイドロプレーニングは起こりにくいのです。
とはいっても、濡れた路面が滑りやすくなっているのには変わりないため、晴れの日と同じ走り方をするとリスクがともないます。滑りやすい路面でタイヤがズルッとすれば、踏ん張りが効かず一気に転倒してしまうなんてことも。
さらに雨の日の転倒は、一気にバタッと倒れるためかなり痛いです!そうならないように、雨の日にバイクに乗るときに気をつけることを見ていきましょう!
雨の日のライディングで気を付けること
雨の日のライディングはリスクもともなうため、スピード、アクセル、ブレーキなどの操作すべてに気をつけるのはもちろんですが、それだと気をつかいすぎてバイクに乗るのが楽しくありませんよね!
そこで、次の3つに要点をまとめましたので、これだけ意識してみてください!
- 力加減は7割
- マンホールや白線には近づかない
- ヘルメットのシールドはクリアにする
力加減は7割
特に雨に日の動作は「ジワッ」という表現をしていることを多く聞きますが、実際のところどれくらいなのかわからない人も多いのではないでしょうか?「ジワッ」を意識しすぎるあまり、おっかなびっくり走ると逆に危なくなるなんてことも。そこで、
- ブレーキ
- アクセル
- バイクを倒す速さ
などの全ての動作は晴れの日の7割程度と覚えておきましょう。7割と意識するだけで、無意識にジワっと動作できるため、自然と最適な力加減に調整できるでしょう。
マンホールや白線には近づかない
どんなに慎重にライディングしていても、雨の日のマンホールや白線は容赦なしにバイクを地面に叩きつけてきますので、絶対に踏まないようにしましょう。
もし踏んでしまう場合は、何もせず通過するのがベストです。バイクを直立させ、無理に減速させるのではなく、ただやり過ごしましょう。また、マンホールや白線は雨水を吸収しないため、周囲は水がたまりやすくなっている状態のため、できれば近くを通るのも避けておいたほうが無難です。
ヘルメットのシールドはクリアにする
ヘルメットのシールドは、フルフェイスやジェットタイプにもスモークタイプも存在しますが、雨の日でスモークタイプを使用すると必要な光まで遮られ、かなり視界が悪くなります。
しかも水たまりや雨粒もまともに見えないため、危険を察知することもできませんので、自殺行為と言っても過言ではありません!そのため、必ずクリアタイプのシールドを使用し、できればシールドにガラコなどのガラスコーティング剤を塗っておくことをおすすめします。
まとめ:急な動作をしなければ普段通りで大丈夫
もちろんゲリラ豪雨並みの雨量であれば、もっと慎重にならないといけませんが、雨の日のライディングは注意するべきポイントさえしっかり把握しておけば、特別に気を付ける心配はありません。
また、雨の日のライディングはライテク向上のチャンスでもあるため、雨の日こそ積極的に乗って仲間に差をつけてみてはどうでしょうか?